現在発掘している遺跡からも幾つかの鏃が出土している。
鏃は大小の差はあっても種類的には二種類と思われる。
(Ⅰ)一つは平で三角形で底辺が少し抉られておりそこに矢柄を挟むタイプである。
(Ⅱ)もう一つは三角錐で細長い型をしているそして丸い根本を矢柄に差し込むタイプに分かれると考える。
先日、調査員の方にこの二種類が特に地域性や使用法に差があるのか尋ねると特別な説はないとの答えが返っていた。
そこで私は考えてみることにした。(この説は特に調べた訳でないので単なる思いつきと思って下さい)
まずは形態から動物に当たった状況を考えてみた。
(Ⅰ)場合、刃が薄い為に脆い。刺さった後は引き抜き難い。刃が全部刺さらなくとも刃の面積が広いので効果があると思われる
(恐らく刃には神経毒が塗ってあったと思われるから)
ウサギのような小さな動物では擦りさえすれば毒の効果で仕留められると思う。
(Ⅱ)場合、刃が円錐形の為に深く刺さり込むし、矢柄とも繋がっているので強ければ矢柄まで刺さり込む可能性もある。
熊のような大型で皮が厚い動物に適していると思われる。
この説が正しいかの実証は考古学的には難しいと思われるが民俗学的に可能に思われるので機会があれば世界の原始民
族の資料を調べてみようと考えている。
鏃は大小の差はあっても種類的には二種類と思われる。
(Ⅰ)一つは平で三角形で底辺が少し抉られておりそこに矢柄を挟むタイプである。
(Ⅱ)もう一つは三角錐で細長い型をしているそして丸い根本を矢柄に差し込むタイプに分かれると考える。
先日、調査員の方にこの二種類が特に地域性や使用法に差があるのか尋ねると特別な説はないとの答えが返っていた。
そこで私は考えてみることにした。(この説は特に調べた訳でないので単なる思いつきと思って下さい)
まずは形態から動物に当たった状況を考えてみた。
(Ⅰ)場合、刃が薄い為に脆い。刺さった後は引き抜き難い。刃が全部刺さらなくとも刃の面積が広いので効果があると思われる
(恐らく刃には神経毒が塗ってあったと思われるから)
ウサギのような小さな動物では擦りさえすれば毒の効果で仕留められると思う。
(Ⅱ)場合、刃が円錐形の為に深く刺さり込むし、矢柄とも繋がっているので強ければ矢柄まで刺さり込む可能性もある。
熊のような大型で皮が厚い動物に適していると思われる。
この説が正しいかの実証は考古学的には難しいと思われるが民俗学的に可能に思われるので機会があれば世界の原始民
族の資料を調べてみようと考えている。