見た目に騙されてはいけない。

その一
　一昨日からの天気予報では大雪注意報が出ていたので夜中にトイレに行く度に表を見ていました。
　見た目には雪はそれ程積もっている様子はなく朝の食事の前に済ませようとして表に出ました。
　ところが何と積雪は膝以上ありました。風が付いた雪でしたので積もったと言うよりは吹き溜りになっていました。
　私の家の前後一角の中で向かいと私の家が吹き溜りになるようです。結局、朝食を挟んでの除雪と成りました。

その二
　如何にも滑りますよ的な道路は気をつけて歩きますので意外に転んだりしません。
　ところが早朝に除雪車が通った後にさらりと雪が降ると始末に悪い。昨日も何度転んだことか。
　なにせ見た目には歩き易そうですがこれが曲者でブルで押した後はてかてかのつるつるです。
　「綺麗な薔薇にはとげがある」の例えのような気持ちになりました。

その三
　遠くからよたよたと年寄りが散歩でしょうかよぼよぼと歩いてきます。先に述べましたように道は油断の成らない状況です。
　傍まで来たので声を掛けました。「今日は滑りますりますから気をつけて歩いて下さい。」
　すると彼女（女性でしたので）はやおら片足を上げて私に長靴の裏を見せます。「裏にピンが打ってあるので滑らないよ。なんなら打　ち方を教えようか。これも自分で買ってきて打ったんだよ」
　う～ん年寄りと思って侮ったら逆襲されたような気分になっていました。