ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

この頃、

2013-11-15 06:58:49 | 思い出
30才になった時に友人と二人で脱サラをして「アルプ園」と云う園芸店を開店しました。
親や兄に黙ってやったので後で大変怒られました。
兄に相談すると反対されるのは分かっていますし、それで気が変わるのが嫌だったからです。
説得するだけの確かな根拠の無い脱サラですから自分でも不安な気持ちでした。
お金もなく、縁故もなく、この世界の経験もないなかでの決断でしたから誰が見ても無茶な行動です。

敢えて理由を探すとすれば苦労をしなければ自分が成長しないと考えたからでした。
こんな理由で兄を説得できるはずはありません。
案の定、5年間、苦労の連続でした。
お金の心配をしなければならない日々が続きまして特に年の瀬は切ない思い出です。
それでも若さですか相棒の才能のせいで店を増やしたりユニックを買って造園にまで手を広げました。

結論を言います。
苦労して私は成長したかと言いますと無駄だったようです。
人間の甘さは変わりませんでした。今ではその辺が私の美点として諦めています。

この頃、秋の園芸シーズンが終わり支払いに追われながら出稼ぎで冬囲いに行きます。
雪が降り出して軍手の中の手がかじかんで辛い仕事でしたから落葉の季節には複雑な思いがあります。
最初の年の瀬に相方が有り金を全部、支払いに回したので無一文で年を越す事になりました。
ですが嬉しいことにバラ銭を集めたら数千円になり喜んだことを思い出しました。

しかし、私的にはこの時期が一番切ない思い出が多くて今も心の何処かから苦い味が染み出てきます。


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2 コメント

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後悔が (スー)
2013-11-15 20:22:31
あっけさん
後悔はしていません。今でも良かったと思っています。
あのままでいたらずっと、後悔しながら生きていたと思います。
でも、かなり迷った上での結論ですからね。時代が良かったのです。今は同じ仕事を大切にするほうが良いのでは。
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後悔が (あっけ)
2013-11-15 16:43:50
それで自分が後悔しなければそれでいいと思います。自分の人生は自分のもの。やりたいようにやりたいですよね。・・・と思うのですが・・・私はスーさんのように思い切った行動ができないタイプなのですね・・・。いつも人の意見を聞いてばかりです。
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