2011.11.19 北国博物館
山田氏が北海道のアイヌ語地名を地名を調べて歩いた資料を1994年に遺族より北海道立アイヌ文化研究センターに寄贈された。その中の一部を今回展示し同センター職員による説明がありました。
13:00~14:00迄
そして、その後
14:30~17:00迄
「道北のアイヌ文化を探る」
と題してお二人の先生の講演がありました。
山を越えた名寄アイヌの交流ー北風磯吉さんの情報を中心にー
と題しまして
北海道開拓記念館学芸委員 田村雅人氏
道北アイヌ文化ーイナウを中心にーと題しまして
北海道大学アイヌ・先住民研究センター 北原次郎太氏
田村氏の講演は名寄市(内淵アイヌ)出進の北風氏が話された家系や当時の生活を資料(知里真志保氏の新たに見つかったメモ帳)を基に解説したものでした。
北風氏は名寄で生まれたようですが親は十勝から来たらしいことそして釧路にも行った北見にも行ったと当時のアイヌ人達活動範囲の広さを物語っていました。
それと色々なお話の中で名寄から苫前に交易に行ったお祖父さんのことを孫に子守歌で聞かせた全文を資料に載せてありました。
そこには祖父と彼が持って帰るであろうお土産の数々を想像しながら楽しみに待つ嫁の平和な姿が想像できてほのぼのとした気持ちになりました。
北原氏の祖先は樺太アイヌだそうで研究をされるようになったきっかけは樺太アイヌのイナウからだったそうです。
あの木を削って神に捧げるための棒。ただ今の我々が考えている神とは概念が違うようです。
私は神社で使用する御幣の原型はイナウだと考えています。ですから日本の神の概念には本来の縄文人が信じていた概念が至る所に残っていると考えています。
残念ながら講演ではその辺の話に触れることはありませんでした。
イナウの地域による削り方の違いとか年中行事や名寄(地方によって違う)の主カムイはシマフクロウで次が熊でそれぞれに決まった木の種類があると言うことでした。
久しぶりの長い時間の聴講に少し眠気がして失礼したことを残念に思っています。
山田氏が北海道のアイヌ語地名を地名を調べて歩いた資料を1994年に遺族より北海道立アイヌ文化研究センターに寄贈された。その中の一部を今回展示し同センター職員による説明がありました。
13:00~14:00迄
そして、その後
14:30~17:00迄
「道北のアイヌ文化を探る」
と題してお二人の先生の講演がありました。
山を越えた名寄アイヌの交流ー北風磯吉さんの情報を中心にー
と題しまして
北海道開拓記念館学芸委員 田村雅人氏
道北アイヌ文化ーイナウを中心にーと題しまして
北海道大学アイヌ・先住民研究センター 北原次郎太氏
田村氏の講演は名寄市(内淵アイヌ)出進の北風氏が話された家系や当時の生活を資料(知里真志保氏の新たに見つかったメモ帳)を基に解説したものでした。
北風氏は名寄で生まれたようですが親は十勝から来たらしいことそして釧路にも行った北見にも行ったと当時のアイヌ人達活動範囲の広さを物語っていました。
それと色々なお話の中で名寄から苫前に交易に行ったお祖父さんのことを孫に子守歌で聞かせた全文を資料に載せてありました。
そこには祖父と彼が持って帰るであろうお土産の数々を想像しながら楽しみに待つ嫁の平和な姿が想像できてほのぼのとした気持ちになりました。
北原氏の祖先は樺太アイヌだそうで研究をされるようになったきっかけは樺太アイヌのイナウからだったそうです。
あの木を削って神に捧げるための棒。ただ今の我々が考えている神とは概念が違うようです。
私は神社で使用する御幣の原型はイナウだと考えています。ですから日本の神の概念には本来の縄文人が信じていた概念が至る所に残っていると考えています。
残念ながら講演ではその辺の話に触れることはありませんでした。
イナウの地域による削り方の違いとか年中行事や名寄(地方によって違う)の主カムイはシマフクロウで次が熊でそれぞれに決まった木の種類があると言うことでした。
久しぶりの長い時間の聴講に少し眠気がして失礼したことを残念に思っています。