ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

山田秀三のアイヌ語地名を歩く

2011-11-23 10:12:44 | 講演
2011.11.19 北国博物館

山田氏が北海道のアイヌ語地名を地名を調べて歩いた資料を1994年に遺族より北海道立アイヌ文化研究センターに寄贈された。その中の一部を今回展示し同センター職員による説明がありました。
13:00~14:00迄
      

そして、その後
14:30~17:00迄
「道北のアイヌ文化を探る」
と題してお二人の先生の講演がありました。


山を越えた名寄アイヌの交流ー北風磯吉さんの情報を中心にー
と題しまして
北海道開拓記念館学芸委員 田村雅人氏

道北アイヌ文化ーイナウを中心にーと題しまして
北海道大学アイヌ・先住民研究センター 北原次郎太氏


田村氏の講演は名寄市(内淵アイヌ)出進の北風氏が話された家系や当時の生活を資料(知里真志保氏の新たに見つかったメモ帳)を基に解説したものでした。
北風氏は名寄で生まれたようですが親は十勝から来たらしいことそして釧路にも行った北見にも行ったと当時のアイヌ人達活動範囲の広さを物語っていました。
それと色々なお話の中で名寄から苫前に交易に行ったお祖父さんのことを孫に子守歌で聞かせた全文を資料に載せてありました。
そこには祖父と彼が持って帰るであろうお土産の数々を想像しながら楽しみに待つ嫁の平和な姿が想像できてほのぼのとした気持ちになりました。


北原氏の祖先は樺太アイヌだそうで研究をされるようになったきっかけは樺太アイヌのイナウからだったそうです。
あの木を削って神に捧げるための棒。ただ今の我々が考えている神とは概念が違うようです。
私は神社で使用する御幣の原型はイナウだと考えています。ですから日本の神の概念には本来の縄文人が信じていた概念が至る所に残っていると考えています。
残念ながら講演ではその辺の話に触れることはありませんでした。
イナウの地域による削り方の違いとか年中行事や名寄(地方によって違う)の主カムイはシマフクロウで次が熊でそれぞれに決まった木の種類があると言うことでした。

久しぶりの長い時間の聴講に少し眠気がして失礼したことを残念に思っています。

ある日突然に

2011-11-22 12:01:39 | 日記
PCが故障しました。

朝、スイッチを入れても画面が立ち上がりませんでした。

真ん中に小さな枠が出てていてそこには「画像と繋がっていません」と書いてあります。

私のPCは友人が組み立てた物を買ったのですが使用してもう十年くらいになります。

それで友人に連絡して内容を話したらたぶんハードの故障だと言います。

ですから中身を取り替えなければなりませんでした。

今まではソフトの故障でしたからちょと視て貰えばすぐに直りました。

今回は日にちがかかると言われましたので覚悟していました。

そして今日、PCが届いたのですが側は同じ物を使用しましたので見かけは変わりません。

使用勝手が違うと嫌なのでXPをそのまま使ってくれと言ったのですがXP7の方が良いからと変えてしまいました。

ですから今、悪戦苦闘して操作しています。

頭の体操と思って頑張ってブログもアップしていきます。

世紀の大発見か?

2011-11-15 19:53:02 | 博物館
いよいよ我が愛車の車検が近ずき旭川のモダに入れることにしました。


折角、旭川に行くのですからついでに博物館を見ようと考えて下川の発掘メンバーに声を掛けたら二人同行することになりました。幸い予約の11時前に着き一時間の待ち時間は向かいにあるサティで時間を潰しました。
昼食は650円のマグロ掛けとそばのせっとでした。


幸い軽自動車なので最低価格の37500円で収まりました。


博物館へ行く途中に近文アイヌの記念館があるので寄っていくことにしました。


中には演劇場がありここで踊りなどを見せるのでしょう。


墓に建てる墓標です。


懲罰棒だそうです。どんな時にどんな使い方するかは書いてありませんでした。


あまりに綺麗なので感心してみていたら一緒に行った女性に白い目で見られました。


イナウと仕掛け弓です。
  

博物館の側に旭川の道の駅がありましたので覗いてみました。


かんの中には小川けんいちさんの絵が展示してありました。ここにも素敵な絵描きさんが居ました。
  

やっと旭川博物館に着きました。


ちょっと意外だったのは館のメインはアイヌ文化でした。色々なアイヌ民族間を見てきましたがきちんとしたものはあまり見かけませんがここは現代作家まで紹介しています。良い展示館だと思い見に来たかいがありました。
現代作家の作品。
 

小屋の中ですが真っ暗で様子が見えなかったのですがフラッシュを焚いて撮しました。


いよいよ世紀の大発見です。
これを博物館の人は気付いているのでしょうか。
はたして人類の知恵なのでしょうか。
宇宙人の知識ではないでしょうか。
ご覧下さい。首の模様を。これは明らかにDNAの配置図ではありませんか。


どうもお騒がせしました。
大発見もさることながら本当に楽しい一日でした。

何でこんなに緊張したんだろう

2011-11-13 07:49:11 | 日記
 実は昨夜は高校の同期会でした。

5年前にもありましたがそれには参加しませんでした。

卒業して45年ぶりに会うクラスメートと何を話したら良いのか分りません。

普段から引きこもり気味の私ですから楽しみよりも緊張の方が強かったのです。

ただ、みんなどんな年の取り方をしているか見てみたく思い参加することにしました。

さあ~どんな服装にしようか、女性が服装で悩む気持ちが少し分ったような気がします。

昔は地味な服装でしたが年を取ったら派手にしようと考えていましたのでラフな服装にしました。

何と男の殆どがラフな服装で来ていました。

この年代だからでしょうかそれとも時代が我々の様な感覚だったのでしょうか。

肩肘を張った所が無くてああ~みんな良い年の取り方をしたんだなと感心しました。

残念なことがあります。

この年ですから相当に髪の毛が薄くなっているだろうと想像していたのですが

なんと殆どしっかりと残っていました。頭頂部分が薄くなっている私は負けた気分になりました。

でも楽しい会となり出席して良かったと思いました。

幹事さんご苦労様でした。

今夜はイカ刺しにしよう

2011-11-10 06:58:50 | 日記
昨夜、ニュースを見ていたら根室付近はイカが大漁だと報道していました。

暖冬のせいでシベリアから南下する予定のイカが温水の中で取り残され根室海峡付近に閉じ込められたのが原因とか。

先月来、根室沖ではサンマが捕れていて漁期がおるはずのこの時期になってもまだ取れているそうです。

そして皮肉なことにとれたイカを保存する冷凍庫が満杯の状態で今後の心配をしていると言います。

三陸沿岸の水産業者は漁業も保存する冷凍庫も駄目になって機能しない状態なのに一方では大漁で困っています。

何と自然はむごいことをするものだと感じますがこれが自然の自然たるゆえんなのだと諦めるしかないのでしょう。

以前に羅臼岳を登山する際に羅臼側から登りウトロ側に降りる計画を立て熊ノ湯温泉のキャンプ場に泊まりました。

そこには町民が管理する露天風呂があり無料では入れるようになっています。

私は温泉が好きですから当然のこと何回も入りました。

ところがそのお湯の熱いこと熱いこと。当然、水が来ていますのでそれでお湯を薄めていましたら地元の漁師らしい男に怒られま

した。いい年して怒られるのも腹の立つ話ですが無料で入っている訳ですから従うしか在りません。

我慢しているとやがて何も知らない旅人が来て私と同じようにしてやはり怒られていました。

何故彼らはあんなに熱いお湯が好きなのと考えるとあの寒い海で漁をしていたら当然身体が冷え切ってしまうでしょう。

自然がそんな彼らに与えた褒美だったのでしょうか。

自然は何とか摂理のバランスを取ろうとしているのでしょう。

そして人との調和も取ろうとしていると思いたいのですが。