葬送のフリーレンにハマっています!
【出典】
魔王を倒した勇者パーティーの魔法使いフリーレン。魔王討伐後の世界を舞台に、千年を軽く生きるエルフの彼女と、新たに出会う人々の旅路が描かれていきます。
私はその中で人助けの対価についての考え方が印象に残っています。
フリーレンは旅の中で、人助けとして様々な人からの依頼を受けます。そしてその対価として、必ず何かしらの報酬を受け取ります。
その依頼というのは、魔物の討伐であったり銅像の手入れ、港の掃除など多岐にわたります。
そして、その対価として「しつこい油汚れを取る魔法」や「パンケーキを上手にひっくり返す魔法」など、報酬としての価値があるのか疑問なものでも、必ず受け取っていました。
フリーレンと旅路を共にするフェルンはその行動の真意を尋ねると、「勇者ヒンメルがそうしていたから」と答えます。
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ヒンメルは魔王討伐の旅の中で、人助けの度に毎回何かしらの報酬を受け取っていました。
疑問に思ったフリーレンが勇者になぜかと尋ねると、彼は次のように話します。
「報酬をもらっておけば貸し借りは無くなる。僕たちが求めているのは誰かを助けることで感謝の言葉じゃない。相手に貸しを作ってしまったら本当の意味で助けたことにはならない。」
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フリーレンはヒンメルのこの言葉を軸にして、人助けをしていました。
私は今まで、人助けというのは相手を思っての行動なので報酬は受け取らない方がいい、と考えていました。
しかし、ヒンメルは対価として報酬を受け取ることで、貸しを作ったり恩を着せるのではなく、対等な立場に立って人助けをするということをしています。
この貸し借りを無くすために「形としての」報酬をもらい、相手と自分の関係を対等にするという考え方にとても感動しました。
人を助けたいという気持ちでの行動だけでも、十分素晴らしいことです。しかし、ヒンメルは助けてもらった相手のことまで考えています。見返りとしての感謝や報酬ではなく、人を助けたいという純粋な想いの行動が、この物語にふさわしい勇者だと思いました。
ヒンメルと同じように、相手と対等な立場で人助けをするフリーレン。
彼女がこれからもどんなお願いをされるのか、そしてどんな魔法を手に入れていくのか。
ぜひ楽しく見守っていきましょう♪
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