こんにちは、おこめです☘️
前回に引き続き、今回は読書の秋に勧めしたい本を紹介していきます。
海賊と呼ばれた男
参照元 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000187323
あらすじ
出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれています。
第10回本屋大賞を受賞し、上下巻累計で420万部突破のベストセラーとなっています。2016年12月には映画化もされています。
戦争ですべてを失った石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、大手石油会社から疎外され売る油もなく、借金だけが残る事態に。しかし、国岡商店は社員を解雇する選択はせず、旧海軍の使い残した残油浚いなどをして少しずつ再生していきます。
百田尚樹氏が、出光佐三の生き方を少しでも多くの方に知ってもらいたいという想いから執筆した作品。敗戦国として奮闘し、国として復活を遂げていく歴史を感じるのにもおすすめです。
私がこの本を最初に読んだのは、高校生の頃だったのですが、戦前戦後の壮絶さと、主人公の持つ信念がかっこいいな~くらいに考え、国岡鐵造の狂気ともいえる仕事への執着があまり理解できませんでした。
社会人になって、自分も仕事をするようになってから改めて読んでると、なぜあそこまで仕事に執着したのか、単なるお金儲けではなく、戦後の日本をよくしていきたいと信念を持って働く気持ちが少しですが、分かるようになった気がします。
仕事への向き合い方や、やりがい、志を持って仕事をする価値について考えさせられ、新たな視点で学ぶことができました。
上下巻ありボリュームはありますが、はまってしまうと一気に読めるくらい、次の展開が気になる作品です。
是非秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか?🌾🌙