週末に実家へ帰ったところ、ケアマネさんから「話したいことがあるから、今から行きます」とメールが来ました。
老父が今度は何をやらかしたのかなぁ~と思いながら待っていたのです。
用件は……、デイサービスのスタッフからの苦情です。
老父は、デイサービスの迎えの人が来てから支度を始めるんだそうです。それをやめてほしいと。
最初のうちはちゃんと準備して待ってたらしいんですけど、今は慣れてしまったせいか緊張感がなくなり、毎回10分ぐらい待たせるんだそうです。ごもっともな苦情です。
ケアマネさんが苦情を父に話すと、
「みんなそうだから。待つ時間を考えて迎えに来ているのだ。自分は悪くない。これでいいんだ」と自分勝手な主張をします。
もともと老父は、いつでも、楽なほうへ、楽なほうへと流れていくタイプの人なんですよ。楽をすることが賢い、得だと思っているから。
スタッフさんは、老人を怒鳴りつけるわけにはいかず、優しく接してくれてるんでしょうね。だから、小ずるい老父は「遅れても怒られない」と認識し、みんなも遅れるので、それなら自分も迎えが来てから支度すればいいやと、当然のごとく、いつもスタッフさんを待たせているんでしょうね。
まったくもう~。
優しくされると、もっと、もっと、を求めるんですよ。
スタッフさんには非常に申し訳ないことですが、他者の迷惑などまったく考えず、何事も、自分に都合よく考える傾向が高齢になって強まりました。
実際のところ、ずるがしこいだけなのか、もう準備ができなくなったのかは、判別不能です。
ただ、本人は「支度するのは迎えが来てからでいいんだ」と勝手に思い込んでいることだけは確か。
ケアマネさんから「準備ができなくて、一人で暮らすのが無理なら、施設へ行ったほうがいいのでは」と言われ、老父は「いやだ」と言っていました。
私は「まだ家で一人で暮らせると証明するためには、ちゃんと支度をして待っていなくちゃダメ」と言ってきましたけど、どうなりますことやら。