#一次小説 新着一覧
「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編 伯爵家の次期当主はすこしだけ恩人の恋心に報いたい
「おまえ、来週末から里帰りするんだってな」 文官のアーサー・グレイが王宮にある事務室で書類仕事をこなしていると、騎士団所属のリチャード・ウィンザーがいつものようにふらりとやって来て、締ま...
「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」第5話 伯爵家の堅物当主は元同級生から離れられない(後編)
どうしたらいい——。 その夜、自宅に帰ってからひとり書斎で煩悶した。 学生時代はリチャードのことが嫌いだったものの、いまはそうではない。しかし彼の気持ちには応えら...
「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」第5話 伯爵家の堅物当主は元同級生から離れられない (前編)
アーサー・グレイは、同級生のリチャード・ウィンザーが嫌いだった。 彼はウィンザー公爵...
「機械仕掛けのカンパネラ」番外編・恋ではなかったはずなのに
「武蔵が好きなんだ。だから、僕とつきあってほしい」 まさか七海から恋心を告白される日が...
「機械仕掛けのカンパネラ」番外編・義理の兄の初恋 3
「寝ちゃったね……」 遥はソファの背もたれにくったりと身を預けて、静かに寝息を立てていた...
「機械仕掛けのカンパネラ」番外編・義理の兄の初恋 2
コンコン、とノックをして遥が入ってきた。 誠一たちのほうを冷たく睨むように一瞥すると...
「機械仕掛けのカンパネラ」番外編・義理の兄の初恋 1
「乾杯」 誠一は用意されたペアのグラスにシャンパンを注ぐと、二人掛けの応接ソファに並ん...
「オレの愛しい王子様」番外編 この感情に名前はつけない
東條圭吾は後方の扉から大講義室に入った。 試験だからか、始業十五分前なのにすでにちら...
「オレの愛しい王子様」番外編 ルームシェア
「大学生になったら二人で住もう」 始まりは、翼がさらりと口にしたそのひとことだった。 ...
「オレの愛しい王子様」第22話 未来への通過点(最終話)
「いらっしゃい、諫早くん」 チャイムを押すなり待ち構えていたかのように玄関の扉が開き、...
「オレの愛しい王子様」第21話 プロポーズ
「え……桔梗さん……?」 創真は扉のところで立ちつくしたまま、目を瞬かせる。 執事に案内されて入室した西園寺家当主の書斎に、なぜか桔梗がいたのだ
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