#後撰和歌集 新着一覧
貫之集 540
なみにのみ ぬれつるものを ふくかぜの たよりうれしき あまのつりぶね波にのみ ぬれつるものを 吹く風の たよりうれしき 海人の釣舟 波に濡れるように涙にくれていたけれども、吹く
貫之集 493
はるがすみ とびわけいぬる こゑききて かりきぬなりと ほかはいふらむ春霞 飛びわけいぬる 声聞きて 雁来ぬなりと ほかはいふらむ...
貫之集 389
同年閏七月、右衛門督殿屏風の料、十五首正月元日、人々遊びしたるところの庭に梅の花咲けり...
貫之集 369
古里にいたれりはなのいろは ちらぬまばかり ふるさとに つねにもまつぞ みどりなりける花の色は 散らぬ間ばかり 古里に つねにも松ぞ 緑なりける...
貫之集 367
貫之集 第四 天慶二年四月、右大将殿御屏風の歌二十首人の家に紅梅ありくれなゐに いろをばかへて むめのはな かぞことごとに にほはざりける紅に 色をばかへて 梅の花 香ぞ
はる深き
#はる深き……★☆ はる深き 色にもある哉 住の江の 底もみどりに 見ゆる濱松: 詠み人知らず : ...
水のおもに
#水のおもに……★☆ 水のおもに あや吹きみたる 春風や 池の氷を けふはとくらむ: 紀友則 : 歌意:水面に吹き乱れて文様を描く春風は、 ずっと張っていた池の