#拾遺和歌集 新着一覧
貫之集 322
竹に雪の降りかかれるしらゆきは ふりかくせども ちよまでに たけのみどりは かはらざりけり白雪は 降りかくせども 千代までに 竹の緑は かはらざりけり 竹に雪が降りかかってい
貫之集 294
おほぞらし あだにみえねば つきかげの かはるときなく てらすべらなり大空し あだに見えねば 月影の かはるときなく 照らすべらなり...
貫之集 276
こころとて ちらむだにこそ をしからめ などかもみぢに かぜのふくらむ心とて 散らむだにこそ 惜しからめ などか紅葉に 風の吹くらむ...
貫之集 275
かりにのみ ひとのみゆれば をみなへし はなのたもとぞ つゆけかりけるかりにのみ 人の見ゆれば 女郎花 花の袂ぞ 露けかりける...
貫之集 267
ひととせに ふたたびにほふ むめのはな はるのこころに あかぬなるべし一年に 二度にほふ 梅の花 春の心に あかぬなるべし...
貫之集 209
たまもかる あまのゆきかひ さすさをの ながくやひとを うらみわたらむ玉藻刈る 海人の行きかひ さす棹の 長くや人を うらみわたらむ...
貫之集 179
松のもとより泉の流れたるところまつのねに いづるいづみの みづなれは おなじきものを たえじとぞおもふ松の根に 出づる泉の 水なれば おなじきものを たえじとぞ思ふ...
貫之集 120
人の家の池のほとりの松のしたにゐて、風の音聞けるあめふると ふくまつかぜは きこゆれど...
貫之集 119
簗やなみれば かはかぜいたく ふくときぞ なみのはなさへ おちまさりける簗見れば 川風いたく 吹くときぞ 波の花さへ 落ちまさりける...
貫之集 118
川のほとりの松まつをのみ ときはとおもへば よとともに ながるるみづも みどりなりけり松をのみ 常盤と思えば 世とともに 流るる水も 緑なりけり...
貫之集 113
延喜十八年、承香殿御屏風の歌、仰せによりて奉る十四首梅の花咲けるところうめのはな まだ...