かりにのみ ひとのみゆれば をみなへし はなのたもとぞ つゆけかりける
かりにのみ 人の見ゆれば 女郎花 花の袂ぞ 露けかりける
愛しい人が、狩りには足しげく行くのに私のところにはかりそめにしか来てくれないので、女郎花の花の袂は涙に濡れたように露が置いているよ。
冒頭の「かり」は「狩り」と「仮」の掛詞。女郎花を擬人化して女性に喩えるのも常套手段ですね。
この歌は拾遺和歌集(巻第三「秋」 第166番)に入集しています。
かりにのみ ひとのみゆれば をみなへし はなのたもとぞ つゆけかりける
かりにのみ 人の見ゆれば 女郎花 花の袂ぞ 露けかりける
愛しい人が、狩りには足しげく行くのに私のところにはかりそめにしか来てくれないので、女郎花の花の袂は涙に濡れたように露が置いているよ。
冒頭の「かり」は「狩り」と「仮」の掛詞。女郎花を擬人化して女性に喩えるのも常套手段ですね。
この歌は拾遺和歌集(巻第三「秋」 第166番)に入集しています。