朝江の朝 その2

パートとバイトの掛け持ち日記

「本日は、お日柄もよく」

2024-07-02 08:19:10 | 日記
苦手と言ってたけど、出番がなくなり、少しがっかりしている私。
なんのこと?先日のビブリオバトルで参戦者がいない場合に備えて私も出場しようと本を用意し、カンペも作ってあったのだ。出場者は5人までなので当日参加者がいて、私は不要となったものの、宙に浮いたカンペが気になり、ここに発表しよう。

「本日は、お日柄もよく」原田マハ/著 徳間書店/発行
主人公の二ノ宮こと葉は幼馴染の結婚式に出席していました。眠くなるような長い結婚スピーチを聞き、ほんとに眠ってしまい、顔をスープ皿にダイブしてしまった。それがきっかけで知った同じく式に出席していたのがスピーチライターの久遠久美でありました。彼女の結婚スピーチに惚れる。こと葉と読者・・

「世の中に早ければ早いほどいいものがある。1つはボジョレーヌーボー、2つは吉原家の牛丼(長いスピーチを披露した来賓は吉原牛丼の社長だった)3つが結婚である」
スピーチライターとは演説などスピーチをする人への原稿を書く人です。オバマ大統領にもスピーチライターがいました。つまり政治家との関係が濃厚な仕事なのであります。

こと葉は久遠久美と出会い、スピーチライターに転身することになりました。そのこと葉に仕事が来ます。政治家に打って出る事になった幼馴染のための選挙演説を任されました。そこから長い選挙演説が始まり、読んでてうんざりするんだが、読みながら眠そうな私を目覚めさせた言葉がありました。
困難に向かい泣いている君へ
「三時間後の君、涙が止まっている。24時間後の君、涙が乾いている。二日後の君、顔を見上げている。3日後の君、歩きだしている」
この言葉を読者に読ませるためにこの一冊は書かれたような気がします

実際私自身が困難に出会い、泣いていてもこんなに早く立ち上がれず、何時までもくよくよしているでしょう。しかし思い出そう。そして想像する、歩き出す自分を。

コメント
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