夢を夢で終わらせないために(主に霊脳通信1995年4月号より抜粋)
夢や目標のない人生も淋しいものですが、将来的にどうなるのか分からない夢を見たり追い駆けているより、難なく平凡に生きる方がリスクもなく楽で幸せなのかも知れません。
どちらかと言えば世間では多くの人は平凡な生活を望み、自分も他人など周囲も誤魔化して楽な道ばかり求め、失敗や困難や苦労から何とか逃げて、今の生活に波風を立てたくないとか、今の楽な生活を変えたくないと言います。
しかし、月日が流れて試練が訪れる時期が来れば逃げてばかりは居れなくなります。
積極的で進歩的な人は前を見つめて、「今を精一杯に生きるんだ、時はあっという間に過ぎる」と言って、目標や夢を描き、勇気を持って夢や目標に向かって行動を起こし、とても出来そうにない時や困難・辛苦に出会う時に、「ここで投げ出してよいのか、遣り抜くんだ」と自己に言い聞かせます。
輝く素晴らしい錦を飾る人生を自己の手に掴むにはどうしても、課題として大きく高い壁(ハードル)の試練を乗り越えなければならないものです。
私たちは日々の生活で、様々な事象が起こり時には力強く生きられる場合もありますが、何時も順風満帆という訳にも行かずに荒波に行く手を阻まれて、時には気弱になって意志が挫けると逃げ出したくなることもあるでしょう。
その時に自らの力量・才能・天分を信じる人は自分は大丈夫だとか、自分は負けないぞと言い聞かせたり、まだまだめげそうになることって沢山あると思う、だけど今一度、気力を振り絞り頑張るんだと言います。
私たちは心に決めた夢の情熱とか意欲を持ち続けることは案外難しいものであり、生まれた時から強く生きられる人は誰もいないのですが、弱音を吐かず少しでも強く生きたいと願い頑張っているのです。
物事を達成した人の回想によると、試練としての困難・辛苦に出会った時に挫折し諦めて投げ出していたら、後悔だけの人生だったと思うと言われます。
私たちは生き方に無頓着で確りした人生観を持っていなかったり意志が弱いと、何かの挫折を機に犯罪に手を染めるケースが後を絶たないと言われ、霊的に眠っている未熟な人は心が折れて簡単にアイデンティティが崩壊してしまうと言われ、人間性の修養が必要になります。
殆どの人々は始めは不安だけが先走り、逃げていた事柄でも逃げ切れずに過程として事象が始まってしまえば、自分に与えられた課題・試練だったと後から気付くこともあり、人生にとって貴重な学習の体験をしたのだと感じられるでしょう。
そして、その課題・試練を持てる能力のベストを尽くして乗り越えることで、霊的にステップアップしたという気持ちになれます。その境地こそが悟りなのです。
あなたはあなたの本当の姿・己を見つめたことがありますか。
どんな時にも、どんな環境・境遇に置かれようと、どん底・最悪の状態に陥ようとも、他者は去り例え一人になろうとも、常に高次の内なる(ハイアーセルフの)声、魂の声を聴くように精神を冷静にして寛容の心で耳を傾けることが、有意義で充実して豊かさと幸せな人生を送る上で大切でしょう。
★但し、「内なる(天の)声を聞く」と言っても、(宗)法の華の福永氏は著書にも書かれてあるように正しい思想や人生観ではありませんから、間違った解答が出て信者を誤った方向へと導いてしまう訳です。
守護霊と指導霊の援助＋自らの思考意志が大切(霊脳通信1993年8月号より抜粋)
この地上に生まれ出た全ての人には守護霊と指導霊が、各自一人ひとりに存在しています。
高級霊としての守護霊と指導霊は、一般に人間が地上生活で寿命を迎え肉体を脱して霊界へ行って、霊界での修行を終えて再度この世に生まれ変わるという、そのようなことを何遍も繰り返している場合が多く、地上での生活も終了になると、さらに霊界に於いて修行を重ねて、それで高き位置にいる霊などであって、一体の個別的な霊格を有しているのであり、自由意志を持っています。
ですから、普段は被守護者の個人へ生活の行動には一般に関与しないものですが、特別の場合には法則を超えたところの一体の霊格として、個人的な裁量のために人間の運命を神通力という神秘現象を起こし、何とか本人に気付かせて修正してくれる場合も時にはあるのです。
だからと言って私たちは守護霊と指導霊に甘えたり依存するのではなく、生き方に主体性を持つと共に、日常に起こる様々な問題を自ら取り組み把握し思考判断し、解決して行こうとする前向きの意志が大切なのです。
それはあなたに代わって守護霊と指導霊が安易に応急処置を取ったところで、あなた自身を本当に立直らせヤル気を奮い立たせて魂を向上させることは出来ないからです。
守護霊と指導霊は常に私たちに過程として困難・試練を克服して、人間性を養い偉大な人格・品性として育って行ってほしいと願っています。
私たちは日々の生活を人間らしく、より良く生きて行く学びの課題・過程にしてほしいと願っています。その願いは霊波のインスピレーションとして各自へ送られているのです。
ですから、私たちは何があろうとも偏狭と独善で利己的な思考をしないで、広く大らか寛容な心を持って誠を尽くし、柔軟性と受け入れる包容力を持ち、瞑想を実践して魂のレーダーを磨き高級霊から届く霊波のサインをキャッチすることで、人生の良いヒントを得て軌道を修正しながら歩むと途中には困難が立ちはだかっても、未来に開ける新しい道へ誘導されてバラ色の生活が来る訳です。
守護霊と伴に歩み向上する(霊脳通信1991年4月号より抜粋)
私たちは高い人格(霊格)とか完成された品性(霊性)である美しい魂や磨かれた魂を、造っていくためには地上生活に於いて課題・試練という、辛苦・難儀・悲痛などを体験する課程がどうしても必要なのです。
より優れた人格へ磨くとか偉大な人格として育っていくために、守護霊たちはあなたを信じ期待しています。
ですから守護霊たちの期待を裏切らないように気を抜かず、頑張り努力して一生を送ることです。
どのような悲しみも苦しみも辛さも困難も乗り越えて、立ち上がり打ち勝ってほしいと願っています。
どのようにして毎日をより善く生きて行くのかを、日々の課題にしてほしいと願っています。あなたの未来の人生はあなた自身の過去と今と今後の生き方に関わってくる訳ですが、過去は変えられませんから今という時間にベストを尽くして生きることです。
それぞれの次元領域にはそれぞれの異なるルール(法則)が在り、それを曲げることは真理を曲げることになるのです。
つまり私たちは人間として肉体を持って地上に生きている間は、物質抜きでは１日として生きて行けなくて物質・肉体を軽んじることはできないでしょう。
そういう意味に於いて、この地上世界を豊かにすることや快適な楽園とか平和と安全とか安心や幸せにすることも、また真理に叶ったことなのです。
そのためには唯単に精神的なものだけでなく、それぞれの時代や風土や郷里とか、人種や民族に於いて新しい政治や新しい国家、新しい文化や宗教観とか、新しい社会などのような政策としての環境の整備がなくては、新たな精神文化も生まれては来ないものです。
守護霊たちに許されている行為は、心の想念である霊波のメッセージを受け取れることが出来る人を通して、天上界の声を間接的にではあるけれども伝えることが出来るのです。
真の人間の条件は、神と同じような自由と権利を与えられ持っているということです。
その自由とは想像する自由です。私たちの心で想念したり創造する自由は、善い方向にも悪い方向にも同じように想いの行為が可能であり、どちらの方へも向けられるという「諸刃の剣」であることを再認識しなければならないでしょう。
つまり人間に許された自由意志と自由判断と、言動の自由という尊重される権利は私たちにとっては「諸刃の剣」と成り得るのでもあるのです。
思考の想念は、潜在意識にイメージとして蓄積され、「創化の法則」によりやがて具体化されます。
守護霊や指導霊たちは常に応援しています。あなたには見えないかも知れませんが孤独ではありません。
現在の生活が不如意であり、堪え難い悲痛と辛苦で不幸と感じ悲嘆し、その原因を外部または他人のせいに置き換えようとする端的で卑怯な心は、自己保存や自我我欲の利己的な偏狭や独善を優先する心の現れです。
それは自分が可愛くて自らを知らない内に縛ってしまい、自分を知らずに苦しめる結果になるのです。
自分の運命は基本的には本人の責任ではありますが、目先の損得とか偏狭な考えをしないで広く大らかな心を持って、包容力と柔軟性の考えを持ち常に内観を実践して何事にも「我唯足るを知る」と、人生の軌道修正をしながら向上して生きる心・意思を持つことです。
この項目を読んでも未だあなたの抱えている課題・試練が解決しない場合は、この創造セミナー(当ブログ)の各カテゴリにある各ページをよく読みましょう。
あなたに役立つヒントがきっと見つかるものと思います。
今がチャンスと考えて、なるべくご自分で、問題を解決出来る能力を身に付けておくことをお薦めします。
このシリーズは下記にある様に2と3を昨年に掲載してありこれで終わります。
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人生のトラブルを解決する2は、「現状脱却と内なる声、創化作用、瞑想と内観、祈り、グルに波長を合わす」として、2020/9/26に紹介しています。
人生のトラブルを解決する3は、「苦痛や困難から逃げられるか、生き方と人生の意義」として、2020/9/10に紹介しています。
