ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-

息子(ぷく太郎)と夫と読書の日々の記録♪*
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8/サ ー カ ス ナ イ ト

2023-02-16 09:21:17 | 読書

こんにちは、ぷく太郎ママです

昨晩はとっても温かい物語を読み終わったので、今日は朝から心がほくほくしています。



2023年40冊目
作者:よしもとばなな
題名:サーカスナイト
出版:幻冬舎文庫

▼ あ ら す じ ▼

ものの声を聞くことができるさやかに起こる、奇妙で温かい出来事たち。
愛する人との娘、気持ちのいい義母、かつての恋人。それらとの日々が、過去の悲惨な出来事を少しずつほぐしていく。
身も心も癒やされる物語。

▽ か ん そ う ▽
よしもとばななさんの作品は、包み込んでくれるような優しさがあって、懐の深さがあって、全肯定してくれるような温かさがあって、一般的な共通語で言うと、それは愛なのだろうと思う。

そしてこの作品は、その中でも特に、その『愛』がひときわつよくて、その愛に触れるたびに涙が出そうになるくらい温かかった。
定期的に読みたい作品のひとつになりました。

ストーリーは突拍子もなくて、浮世離れしていて、でもいろんな形の愛があって、『私は私でいい』と許されている気分になれた。



本当に心がほっくほく。
よしもとばななさんのお話って、スピリチュアルな感じが強いし、設定だけ見たらトンデモ設定が多いのだけれど、なぜか自然に受け入れられるし、あぁ、そういうもんかってなれる鷹揚さがそこにはある。
あぁ、読めて幸せでした。




6/花 の 鎖

2023-02-14 22:13:42 | 読書

 読 書 記 録 





2023年39冊目
作者:湊かなえ
題名:花の鎖
発行:文春文庫

突然勤め先が無くなってしまった元英語講師の梨花、幸せな夫婦生活を送るも子どもができず悩む美雪、絵画講師の紗月、そしてそれぞれを繋ぐ花の鎖と『K』の存在。
それぞれを『花』『雪』『月』の節として物語は展開していき、物語が進むに連れてそれぞれの節の、3人の繫がりが明らかになっていくーーー


湊かなえさんの作品で初めて読んだのは確か『豆の上で眠る』だったのだけれど、なんて恐ろしい作品を書く人だろうと思った。その後、告白を読み、母性を読み、往復書簡を読み、物語の終わりを読み、手元にはまだ未読の未来がある。
徐々に徐々に湊かなえさんにはまりつつあるし、豆の上で眠る、や告白のような『イヤミス』だけでなく、今回の作品のような爽やかな作品も描けるのだな、なんて振り幅の広い作家さんなのだろう…と感心しています。

早く未来も読みたいし他の作品も手に取る日が楽しみ





2/本 読 み の 集 い

2023-02-12 02:27:57 | 読書

こんにちは
ぷく太郎ママです♪今日はお天気がいいのでお昼を済ませたら、ぷく太郎と夫(育休中)と一緒にお散歩にでも行こうかな。

唐突ですが、昨日は読書会を開催しました。もともと3年ほど別のエリアで読書会を開催していたのですが、自分の引越やコロナ、妊娠などもありしばらく開催できていませんでした。
今月は夫が育休取得してくれたので、久しぶりに開催してみるか!とジモティーで細々と声をかけて、いざ開催。
5人での少人数開催でしたが、本好きの人たちで集まって、作品についてあれこれお話できるのは至福の時間でした

▼ 紹介された作品 ▼

■金の国 水の国
映画化もされた話題作。長年対立するA国、B国の二人の若者が出会うことから物語は始まる。各国の情勢や特徴、各々の胸中などが描かれるストーリー

■正義のミカタ
大学に入学するまでいじめられっ子だった主人公は、自分を変えたい!と一大決心をして大学の『正義の味方部』なるものに入部!そこでぶつかる『正義』や『優しさ』の壁。様々な葛藤をしつつも成長していく青春小説

■運動脳
「生物学的には、私たちの脳と身体は
今もサバンナにいる。私たちは本来、
狩猟採集民なのである」
スマホ脳で有名な著者の作品。運動がもたらす脳やストレスへの影響とは…??

■津軽
言わずとしれた文豪太宰治の作品のひとつ。名作と呼ばれる中でも、自身の故郷である津軽を訪れ、その道中での出来事であったり、再会した人々への想いを綴った本作は特異とされる

■殺人犯はそこにいる
『桶川ストーカー殺人事件』で警察よりも先に犯人に辿り着いた伝説の記者が、前代未聞の凶悪事件を追う衝撃のノンフィクション作品

■ゴールデンゴールド
福の神伝説の残る小さな島で暮らす主人公。ひょんなことから、彼女の目の前に『フクノカミ』によく似た異形が現れ主人公の願いを思わぬ形で叶えていく。
主人公の抱いた小さな願いが、島を欲望に巻き込んでいくー

■MONSTER
天才的な日本人の脳神経外科医の天馬。ある日彼が勤めるドイツの病院に運び込まれた双子を助けたことから物語は始まる。命とは、医療とは、人の心とは…。浦沢直樹が描くサイコサスペンス。

■ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
日本人の母とアイルランド人の父を持ちイングランドに住む作者の息子。
彼が入学した『元底辺中学校』でぶつかる、人種差別、格差社会、ジェンダー、貧困などの様々な問題。親がやきもきしている間に、子どもたちは子どもたちなりの方法で解決したりしなかったり。
そんな問題に親子で、家族で、向き合い乗り越えていく傑作エッセイ


以上8作品でした
私は小説や漫画は読むのですが、実用書系は眠くなってしまって全く読めないのでこういう読書会なんかで共有してもらえると、すごく楽しんで学べる気がするので本当に嬉しい

月イチは難しくても2ヶ月に1度くらいは読書会開催できたら嬉しいな♪

ちなみに、私が今読んでいるのは
■花の鎖

読み終わったらまた感想シェアします♪

それではみなさん、良い日曜の午後をお過ごしください