まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

純喫茶 甍(いらか)

2016-09-11 21:20:33 | 
岐阜の続き。

岐阜で泊まった宿は1人1900円という激安!カプセルでもドミトリーでもなくツインルーム
なのだから驚く。

但し朝食はついていないので喫茶店でモーニングを食べようと探していたが、目をつけていた
「甍」は定休日。


しかし前を通ってみるとシャッターが開いていて、mayumamaさんが声をかけてみると、
本当は定休日だけどアイスコーヒーとトーストならできるとのことで、入れていただけた。
えっ!?すごい!!いつもながらmayumamaさんの攻めの姿勢には恐れ入る(笑)。


恐縮しながら入ると、うわぁ・・・素敵。金箔貼り風の正面の壁に「甍」の文字がインパクト大!
貸切状態だ。ママさんはどうぞどうぞと快くトーストとゆで卵のモーニングを準備して下さった。


このお店の生い立ちなどいろいろとお話を聞く。店名の「甍」は屋根瓦を意味するが、由来は
本業が瓦屋さんをやっていることからだそうで、お父様が名づけられたとか。なるほど!!


達筆な文字は焼き物かと思ったのだが鋳物だそうで、なべやという岐阜の有名な鋳造屋さんで
作ってもらったのだとか。ちなみに、おもての壁には「いらか」とひらがなバージョンもあったが、
「甍(いらか)」という文字を「夢(ゆめ)」と読んでしまう人がいるのでやむなく作ったのだとか。


こちらの壁紙は名物裂風。店内にはアイアンのスクリーン、味わいのあるタイル、石材、木材、、、等
多様な材質が使われている。お父様は和風なイメージを取り入れたかったのだそうだ。
建築関係のつてをめいっぱい使って思い描いたお店を作られたのだろうな。


ママさんに岐阜の繊維業が盛んだった頃のお話もいろいろ聞いた。
職住一体でやっている小さな店が最盛期には3千軒ほどもあり、どこでも数人の従業員を雇っていたとか。
集団就職でやってきた若者たちが住み込みで昼は働き夜は学校に行って、わずかな自由時間を
喫茶店で過ごしていたという話。


甍でも当時は4名ほどの人を雇いフロアも拡張して、朝から晩まで大忙しだったとか。
買い付けのお客を迎える店舗からひっきりなしにコーヒーの出前注文が入り、商品や人でごった返した
迷路のような道を走り回ったそうだ。
お話を聞いているとその時代の光景が鮮やかに見えてくるようでとても楽しい。


開業当時に名入りで大量に作っておいたというカップやお皿。


今日は休日でお客は私たちだけ。静かでのんびり。常連でもなく旅先の一見の私たちに
特別営業していただいた上にいろいろと親しくお話をして頂いて、おみやげまでもらって
おかげさまで楽しい岐阜の思い出ができた。


ほんとにありがとうございました!!




甍のはす向かいのここも喫茶店だが今日はお休み。カフェテリア雲雀という名前からして
レトロな感じで、こちらも入ってみたかった。


水玉のようなまりものような、さいころの目のような模様のタイルがかわいいね!!


緑色のにじみ具合が素敵だなぁ~。他で見たことがないのでオリジナルなのだろうか??


腹ごしらえも完了したので大垣へ移動しよう。

続く。





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スワンタイルカフェ

2016-09-07 20:20:15 | 
多治見の続き。

モザイクタイルミュージアムに行く前に、多治見駅からバスに乗ってスワンタイルカフェに行ってきた。


日東製陶所の倉庫の一棟をカフェにしたもので、内装はタイルづくし!タイル小物の販売や
ワークショップもやっていて、タイルの魅力発信の場となっている。




元倉庫の高い天井を生かしたロフト席でから揚げランチを。上から見下ろす光景がいいね!
下のフロアはテーブルや床がタイル貼り。青い照明の笠は釉薬桶だとか(笑)


食後、併設された工房を見に行くとかわいいタイルがいっぱい!
ここではコースターや写真立てなどをつくることができ、タイルの量り売りもしてくれる。


このスワンタイルカフェのオープンは、モザイクタイルミュージアムにあった年表にも書かれていた
ぐらいだから、業界の中では画期的な試みだったのだろうか。今や次から次へとお客が訪れる
すごい人気スポットである。

この場所は陶磁器メーカーが集まる美濃焼卸団地のど真ん中で、バスの本数が少ないのが難点。
帰りはタクシーを呼んだのだが、2千円かかってしまい(汗)これなら車を借りてもよかったなぁ・・・と。

丘陵地に立地する工業団地の玉垣が美しい。タクシーの車窓から。


多治見の駅前の全面タイル貼り公衆トイレが素敵。サンドベージュのレンガ風タイル、穴あきテラコッタ、
やっぱり湿式の質感がいいなぁ。


駅からエスカレーターで降りてくる目線を意識して、屋根の上もモザイクタイルが貼り詰められていた。


軒裏にもあえて地味な色の花形のモザイクタイルが一面に!


今は公共建築に使われることが多いが、一般の住宅、それも外壁にモザイクタイルが使われることは
もうほとんどなくなった。モザイクタイルの聖地(笑)笠原でも、まちなかを歩いて見かけるタイルは
ごくわずかだ。家の中にはまだまだあるのだろうか。。。


駄菓子屋さんの床のタイル。


元事務所だろうか。外壁の腰貼りタイル。


民家の壁の一部にタイル。


歩いていて窯を見つけた。しかし今は使われていなさそうだった。。。
今は工業団地などに集約されているんだろうが、かつては軒先にこういった小さな窯を持つ家内制手工業の
ようなメーカーがフットワーク軽く顧客の注文に応じていたのだろうな。


道路のコンクリートの中に混じっていたモザイクタイル。この町ではタイルは石ころなのである(笑)


続く。


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コーヒーショップ棲處(スミカ)

2016-08-23 23:05:56 | 
最近京都の仕事が多い。少し前に見つけて気になっていた喫茶店に入ってみた。
外にメニュー類が一切出ていないのでちょっと戸惑いもあったが、、、窓からチラリと見える
琥珀色の光は十分私をそそる。多少高くても死にはせんやろ、と踏み込む(笑)。


うん、、、素敵。外観と同じハーフティンバー風の内装。スタッコ塗り風の部分はタバコのヤニで
薄い黄色に変わっているが埃はなくキレイに保たれている。
イスも下手に民芸調を持って来ず6〜70年代を感じさせるコンパクトで落ち着いたデザインがいいね。


一抹の不安は杞憂に終わりメニューは至って普通のお値段(笑)。ただしランチメニューはなく
単品のサンドイッチとトースト類のみというのがやはり生粋の喫茶店だな。
アイスカフェオレを注文するが、やっぱりタマゴサンドも追加。ふわふわの生パンでゆで卵の
マヨネーズあえを挟んだタマゴサンドは優しい味で美味しかった(写真を撮り忘れた・・)。
〆て1000円ナリ。単品はやっぱりチョイ高いが、、、喫茶店振興のためにたまには貢献を。


12時半を過ぎた頃から、サラリーマンがチラホラ入ってきた。国際観光都市京都にあって
一見向けのメニューを掲げなくても、食後の憩いの場を求める常連さんによって支えられているのだ。
インバウンドとは無縁の、日本人のオアシス(笑)。これからも頑張ってほしいなぁ。





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喫茶軽食 くすのき

2015-06-16 22:56:49 | 
阪神武庫川の駅前でお昼ご飯を食べようと、以前から目をつけていた線路沿いのアーケード街のアルハムブラへ
行ってみたら、シャッターが閉まっていた。周りのお店も開いていないので、木曜が定休日なのだろうか。
この辺り、駅から100mほど離れているのに武庫川ショッピングセンターというアーケード街があり、
銀行があったり、飲食店がズラリと建ち並んでいて、まるで駅の目の前のような趣で一瞬不思議な気がする。
現在武庫川駅は文字通り武庫川の川の上にあるが、もとは堤防の東側に駅があり、この商店街が駅前であった。
1920(大正9)年の武庫川改修にあわせて、駅を移動させたという話がこちらのサイトに載っている。

目当てのアルハムブラがダメなのでさてどうしようか。昭和の雰囲気が充満したこのあたりのまちには
他にも純喫茶がありそうだが、探し回る時間もないので、一度行ったことのある武庫川堤防上の
喫茶くすのきにしよう。


いやいやこちらも魅力的なのだ。昔丸島橋が開くのを見に来た時に入った小さなお店だが、
相変わらず渋い~~。


オムライスを注文。基本に忠実な感じのオムライス、とてもおいしかった。

素朴なお花が飾られた窓辺が素敵だね!

お店は土手道に面しており、表から見ると1階建てだが店の裏側は2階建てになっている。
文字通り、店の向かいには大きな楠の木が生えており、そばには楠霊神社もある。

隣には「御食事処くすのきや」があり、和食と洋食で住み分けていると思われる。それとも同じ経営か??
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純喫茶アムール

2015-06-10 00:01:38 | 
仕事で京阪淀駅で下車。バスが来るまで少し時間があるけどお昼を食べるほどの時間はないので
コンビニの方へ歩いて行ったら、ああ、ここはもともと駅があった場所だな。コンビニは駅の真ん前にあったのだ。


少し京都寄りに移動して高架駅となり、広々したバスロータリーも整備され、駅前はもうすっかり
昔の淀駅淀城の石垣と堀がホームから見えていた地上駅があったころの面影はなくなってしまった。。。

・・・と、振り返ると、商店街が。おや、お店がいっぱいあるぞ。もちろん通ってみる。
うわ、お豆腐屋さん、食堂、種苗店、喫茶店、、、昔ながらのお店がまだまだ頑張っている。






おぉ、純喫茶アムール!渋い~素敵~!




淀駅前の顔だっただろう、老舗純喫茶。入りたいなぁ!
もう少し早く来てここでお昼を食べればよかった。。今は時間がないので、帰りに来よう。

ということで、帰りにやって来た。お昼は結局バスの中でパンを慌てて食べただけなので、ちょっと休憩。


ドアを開けると・・・おお~っ!期待を裏切らない琥珀色の世界。素敵だー!
「さっき写真撮ってはったでしょ」・・・バレてる(汗)
「すごく素敵で入りたいなぁと思って」
「あらそうだったん、お役所の人かと思った。何か問題があるのかと。最近看板とか厳しいからね~」


あぁ、落ち着く。。。例によってコーヒー屋さんなのにミルクティを頼んでしまって失礼なことをしたな。。。


きれいに洗濯されたネーム入りの椅子カバー。こんなのもう全くと言っていいほど見かけない。


カウンターも年季が入っている。商店街で一番古いんとちゃうかなぁ、と話すママさん、古いだけで、、、と
謙遜されるが、こんな昔ながらの純喫茶が大好きなんです、カウンターの写真を撮らせてもらってもいいですか、
とお願いすると、どうぞどうぞ、私は撮らんといてや、と(笑)


しかしやはり高架駅になってからは商売がダメだそう。競馬のお客さんが駅直結で全然通らなくなったから、と。
昔は駅をおりたら目の前の商店街は自然と通り道になり、行き帰りに買物もしただろうが、今は動線から
外れてしまっている。駅の移設は全く罪なことだなぁ。。。
しかし淀駅の顔はここにあり。純喫茶アムールさん、いつまでも頑張ってほしいなぁ。
今の仕事があるうちはまだ何度か淀に来ることがあるだろうから、また来よう。

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COFFEE & REST LOUNGE ヨシダ

2015-05-02 23:24:23 | 
明石の仕事ももうそろそろ終わり。最終確認に行った帰り、前から目をつけていた明石銀座のアーケード内の
ヨシダへランチしに行ってみることに。


このベティちゃんフォントにグッとくるね!
明石焼きも食べられるらしくタコがぶらさがっているのもカワイイ(笑)


意外に中はそれほど古くはなく、まちなかの喫茶店といった感じ。


明石焼きもたべたいところだが、お昼ごはんには物足りないので・・・定食を注文。
結構ボリュームがあった。


明石駅正面に建っていた古いビル群が解体され、一画まるごと再開発中
これが完成したら明石駅前の雰囲気も人の流れもガラッと変わるだろう。
明石銀座の名が示す通り昔から賑わってきたのであろう駅前の商店街は、これからどうなるかな。
フェリー共々、がんばってほしいなぁ。



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珈琲屋 よしの

2015-04-26 10:39:01 | 
各停駅であるJR学研都市線の野崎駅は、昔一度降りたことがあったな。
駅の目の前に水路が線路と並行して走り、改札を出るとすぐ橋という駅前構造が、京阪の藤森あたりと
似た感じで印象に残っていた(景観はもちろん疏水に負けるが/苦笑)。
今もその時と変わらぬ、素朴で、上りホームへ直アクセスの古い構造で、結構私好みの駅。


電車が来るまであと10分くらいあるのでちょっと駅前を偵察、と思ったら、早速水路の向こうの渋そうな
喫茶店が目に入った。近寄ってみると、おおっ、なかなか良さげじゃないの!

珈琲屋よしの、COFFEE HOUSEよしの、COFFEE SHOPよしの、、、

ランチはしっかりした定食があるな。・・・と、店のママさんが出てこられ「もうランチやってますよ」と。
それじゃあまだちょっと時間は早いけど食べていくことにするか。
ドアを開けると、、、おおぉ、いい感じ!

クランク状の古いカウンター、明るい窓際のテーブル席。手前には特別席っぽい少し引き込んだテーブル席が。
どこに座ろうか迷うところだが、タイミングよく特別席が空いたのでそこへしっぽり。
しかし店を見渡すには中央あたりのテーブル席がよかったかも。。。

素敵な純喫茶はサンドイッチぐらいの軽食しかないところも多いがガッツリ食べられる定食があるのは
ありがたい。周辺で働く人が多いということだろう。

リバーサイドのオアシス、いつまでも頑張ってほしいなぁ。

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珈琲館サモア

2015-04-25 01:24:39 | 
なんばの府立体育館近くの珈琲館サモア、ずっと前から気になっていたが、先日ちょうどお昼時に
通りかかったので入ってみた。


名前からして内部は南国っぽい雰囲気なのかとちょっと想像したが、南国は全く関係ないようだ(笑)。
コーヒー豆の産地なんだろうか。
カウンターとテーブル席があって割と広く、カラオケもできるらしい(笑)。


頼んだカルボナーラのお味は置いといて・・・


キャラクターのぬいぐるみがぶら下がっていたりと、とっても庶民的な「ラウンジ」サモアであった。

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TEA ROOM トレイン

2015-03-10 23:32:46 | 
年末、三ノ宮で忘年会があったときに目の端でチェックしていた、JR高架下の喫茶店、トレイン。


鉄カフェを期待しているわけではなく、この看板の垢抜けない昭和なロゴに惹かれたのだ。
「トレイン」という単語と、古めかしいSLのイラストのミスマッチ感がまたいい。


ピラフ450円、という昭和的価格設定に惹かれたのも事実・・・(笑)
インテリアはちょっと期待はずれで普通だったけど、ピラフは卵がいっぱい入っていておいしかった。
安くて申し訳ないので食後のドリンクをつけて売り上げに貢献(笑)

付近のサラリーマンの御用達のお店だな。高架下ながら二階建てで上は雀荘。う~ん昭和っ!!
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珈琲伊勢

2015-03-06 00:59:52 | 
南海堺駅はプラットプラットなど商業施設やバスロータリーのある東口がメイン。
フェニックス通りに近い南口は、かつては漁港として賑わった旧堺港に近い場所であり、
高架の東側には歓楽街、西側には魚市場がある。もう6~7年くらい前にこのあたりをぐるっと
一回りしたことがあったのだが、駅のすぐ近くに現役の魚市場があって驚いたのを覚えている。


そんな堺駅南西部の駅に面した一角にあり、もう数年来気になっていたお店、珈琲伊勢。
ちょっと不思議な雰囲気で踏み込めず、今まで外観を撮るだけだった。


思い切って入ってみると、別に普通で、しかもかなり素敵・・・
クラシックな柄のビロード地が貼られた天井、ゴージャスな雰囲気の照明、カウンターもいい感じ!


足元のタイルは滑り止めの凹凸のついたクリンカータイル。木製のテーブルと相性がいい。


ここではカフェオレを注文。
自然と耳に入ってくるママさんと常連さんの会話からは、やはり近隣の魚市場関係者御用達である
ことが分かる。伊勢という店の名も、もしかして海産物と関係があるのだろうか・・・??


帰り際にママさんに聞いたところではお店を始めて今年で45年になるのだとか。へぇ~
ここだけ電車が目の前の地上を走っているような、そんな雰囲気を保った一角。近隣で働く人々の
一服の場として、これからもがんばってほしいなぁ。
今度また看板メニューのカレーを食べに来ようっと。






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モンキーヒル

2015-03-04 23:46:23 | 
数年前に仕事で箕面に通っていたとき、気になっていたお店。それほど古くはないが、
ちょっとレトロなファミリーレストラン?ドライブインのレストランのような雰囲気でもあり、
少し高級な「グリル」のようでもある。
一度ランチを狙って行ったことがあったのだが、ちょうど定休日で空振りしてしまい、
箕面の仕事も終わったのでそれきりになっていたのだった。

最近また箕面に行く機会があって久々に思い出し、ランチタイムに行ってみた。
ドアを開けると、ファミレスではなくやはりグリルだな。深い色合いのレンガ壁と高い天井に
太い梁。それらはもちろん構造ではなくインテリアだが、しっとり落ち着いた雰囲気。


お上品そうな年配のお客が多く、子供連れや若いサラリーマンなどは見当たらない。
日替わりランチが1000円からと少し高めだからか。全席喫煙可の大人の空間である。


ランチにはドリンクもついていて、ゆったり優雅なひととき。

少し前にmayumamaさんも行かれたそうでブログにアップされている。昭和46年創業とのこと。→こちら
内部の写真もたくさん載せられているので、チェックしたい方はどうぞ!
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幻の、珈琲館オリエント

2015-02-26 01:19:22 | 
2ヶ月ほど前だったか、仕事で古川橋へ行ったときに、駅前商店街の入口の一角に瀟洒な純喫茶が
あるのをチェックしていた。レンガ積みの落ち着いたファサードは、一度座り込んだら仕事を忘れて
別世界に入ってしまうことを予測させたので、また今度時間があるときに来よう、と思っていた。

そして今日、古川橋に行く機会があったので、今日こそ行こうとお昼のお茶を省略し(笑)、
夕方行ってみた。・・・ん、この辺だったはずだけど。。

・・・と、狭いところで防音シートを張って何やら工事しているな、とふと見上げると、
「珈琲館オリエント」の突き出し看板が。うわっ、まさか!?
まさに今目の前で解体されているのが、よりによって、私の探しているところだったなんて!


うわぁ~~しまった。あぁ~、残念!もう少し早く来るんだった。
あぁ、駅前の顔というべき喫茶店が、地元の人々の憩いの場であっただろう由緒正しき老舗喫茶店が、
こんなに無残に壊されていいのか。。。
しかし建物全部を解体しているのでなく店だけをつぶしているので、他の店が入るのか、それとも
オリエントが新しくなって戻ってくるのか。いや~~、あのままで十分魅力的だったのに。

あぁ・・・ほんとに残念。
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エーデルワイスと萬歳湯

2015-02-14 23:20:54 | 
名古屋の仕事がラッキーなことに金曜の午後から夕方までだったので、ちょっと寄り道。
さてどこへ?もちろんお風呂屋へ。しかしまだ5時過ぎ、とりあえず純喫茶でお茶しよう。
いくつかネットでチェックしていた中から一番渋そうな喫茶エンゼルに行こうと
地下鉄で栄まで行ったのだが、だいぶ前になくなったと。。。あいたたた
仕方ない、次、ここから歩ける範囲で、名古屋テレビ塔のすぐ足下のエーデルワイスへ。

あれかな?

ん?「グロリヤ」?違うな。しかしこちらも昭和な雰囲気でいい感じ。今度また来てみようか。

角を回り込むと、あった。うーん、なるほど素敵だ!


かわいい面格子の嵌った窓から見える店内は黄色い灯りが何とも暖かそう。外は雪がちらつき
指先も凍る寒さ。吸い寄せられるようにドアを開けた。


ストーブでぬくぬくの店内でホットチャイを飲む。
モケット地のチェアや角丸テーブルなど1960年代のレトロモダンインテリアがベースだが、
カウンターに囲炉裏の自在かぎが下がっていたりトーテムポールのような彫刻があったり、
木ビーズのれんが下がっていたりと、民族調?カントリー調?の入り混じった結構濃い空間だ。


何でも、ご主人が山登りが趣味で店名もエーデルワイスに変えたのだとか。
これはそこの本棚にあった名古屋の喫茶店の本に書いてあった(笑)。


その本を見ると他にも純喫茶があるようなので、また機会があれば巡ってみよう。


店を出て、お風呂屋へ行こう。もうすっかり日も暮れてお風呂の気分も高まった(笑)。
さて、こちらもいくつかチェックはしてあるが、行ったことのないお風呂屋へ行ってみるか、
それとも行ったことあるけど存在が危うそうなお風呂屋へ行くか。難しい選択(汗)。
結局後者を取り、浅間町の萬歳湯へ。


以前2回入ったことがあると記憶している。そして1回空振りしたこともある。
今日は定休日も営業時間もチェックしてきたから大丈夫。。。果たして、行ってみると
のれんが下がっていた。よかった!!

あぁ、やっぱりいいなぁ!

外観の写真を撮っている間におばちゃんがひとり出てきたが、入ってみると女湯にお客は私だけ。
独り占めは嬉しいけど心配になる(汗)。もっと繁盛しないと。。。


おっちゃんに声をかけて数枚写真を撮らせてもらった。素敵だなぁ~~
適温の湯船にゆっくり浸かってリラ~ックス。


・・・しかしちょっとゆっくりし過ぎたようだ。寄り道する前に駅で買っておいた
ひかりの指定席は20時11分発。乗換検索したら、、、もう間に合わないじゃないの!!(冷汗)

ゆっくり髪を乾かしてから、自由席で帰るか、今すぐ走って名古屋駅へ向かうか!?
昔自由席で席がなく立って帰った記憶が頭をよぎり、、、完全防備して飛び出した!
最短経路を小走りで、汗だくになりながら約20分で新幹線ホームに到着。ハァハァ・・・

あと5分早く上がれば、こんな汗だくにならずに済んだのに。。。まったく、アホである(爆)
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珈琲ライオン

2015-01-30 00:21:01 | 
名古屋で打合せ前にランチを食べよう。さて何かいいお店があるかな?
ということで検索して見つけた、珈琲ライオン。純喫茶だがランチもお手頃のようだ。


おお~っ!何と素敵な佇まい。。。
道路からセットバックすることで確保されたアプローチには、ショーケースと植込みが。


控えめな入口ドアを入ると、正面にカウンターが。その奥がホールだが、左半分の席は沈み込んだように
一段低くなっている。そして一番奥のコーナーはなぜか舞台のように一段高くなっているのだ。
中央にはライオンならぬ狛犬。あ、これは獅子なんだったっけ?じゃ、ライオンか。
壁には浮世絵風の絵が飾ってあり和洋混合の不思議な雰囲気だ。
懐かしいような切ないような、ちょっと薄暗い蛍光灯の灯り。


どこに座るか迷うところだが、大人しく(笑)フラットの席に陣取る。
後から入って来たお客が迷うことなく奥まで行き、慣れた様子で電気をつけて席を陣取った。
区役所の近くであり御用達のランチ処になっているようだ。

ランチセットはサンドイッチにバナナとゆで卵つき。ふわふわのパンでおいしい~
これで650円。やっぱり庶民的だね!

さて仕事へ。歩いていると、おっ、カッコいいデパートだな。丸栄。


その反対側の壁を見てびっくり。あぁ!村野藤吾か。ドウトンのタイル壁と共通する。素敵だなぁ~


夕方までみっちり仕事。昼間楽しんだから今日はまっすぐ帰ろうと思ったが、大垣の物件の様子を見に
在来線で途中下車。そこからの帰り、ちょうど大阪行のワイドビューひだに乗れた。ラッキー!!

気動車特急は旅行気分。いいね~!


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グリルニュートモヒロとTEA ROOMリベラ

2015-01-26 23:28:23 | 
こないだと同じ福島の仕事でまた聖天通商店街を歩く。今日は最初からここでお昼を食べようとのもくろみ。
玉一にしようか、パイパスにしようか、それとも他にいいランチがあるかな~
キョロキョロしながら歩いていると、おっ、渋いお店が。


グリルニュートモヒロ。こないだはうかつにも見落としていたようだな。
庶民的なメニュー。入ろう!


カウンターのみ、数えていないが8席ぐらいだろうか。片隅に置かれた石油ストーブの上には
やかんが。うわぁ、懐かしい雰囲気~~


日替りランチを頼むと目の前で大将が(マスターというより大将が似つかわしい/笑)カレイの
フライとクリームコロッケを揚げてくれた。カレイも美味しかったがクリームコロッケは絶品。
常連の先客と大将の慣れた会話、一見の客の入る余地もない。地元に愛されている洋食屋だ。

ランチは「だいたい」2時ぐらいまでらしい。入った時すでに2時過ぎだったので
長居せずおいとまする。しかしアポは3時、まだ時間があるな。どこかでお茶を飲むか・・・

ということで、TEA ROOMリベラ。ここは前に目をつけていたお店である。


半間踏み込んだポーチからドアを開けると、、、溶け込むような飴色世界。いいなぁ~!




トイレを借りたら、まぁ懐かしいシール!昔よく見かけたよねぇ~

外は冷たい雨。まだまだマッタリしていたいけど、ミルクティーを飲み終わったら仕事仕事!

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