まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

京都東山区で出会ったタイルたち

2018-08-12 22:33:32 | ディテール
友人が京都でランチを企画してくれたので行ってきた。珍しく四条で待合せの時間より30分ほど早く着いたので
祇園をひと回り。午前中はどこの店も閉まっていてタイル観察には最適だ(笑)

こちらは、料理屋だろうか、和楽という店のファサードに貼られていた、デッカイふっくらタイル(笑)


ひとつひとつ少しずつ表情が異なる。焼きものの風合いの生きた素敵なタイルだなぁ!




たから船ビルは各階の非常口(?)の手すりもかわいいし、ビル名のフォントもいいな。


1階の入口まわりには渋い小口タイルが貼られていた。


あっ、これは!と思って近づいて見たら、なんと型押しの銅板だ。
レリーフ模様をプレスした金属板はあるが、これは1枚1枚を成形して並べてあり、まさにタイル。


この質感。素晴らしいなぁ!




ランチのあとかき氷を食べに行こうとぶらぶら歩く。
この道は少し前に通ったな。メゾーン叡和のかわいいタイルを前にも撮った。


青磁のような淡いグリーンの一見シンプルなタイルで、見逃してしまいそうだが、隅っこに花模様のスタンプが
押してあり、釉薬が溜まって模様がうっすらと浮かび上がる、可憐なタイルだ。


ちりめん山椒屋さんのアプローチをふと覗き込んだら・・・うわっ、これは!敷き瓦じゃないか!しかも四半貼り。


織部釉のかかった沈文、織部を半分かけて白い部分に鉄絵を施したもの、そして呉須で花模様を描いた染付のものもある。
日々踏まれているからだろう、かなり傷んでいるな。端は欠け、釉薬が剥げ落ちているものも多数。
これは古いものなのか、比較的新しいものか、汚れていてイマイチよくわからないな。。。


また大きさは瀬戸の本業敷瓦より小さくて、六寸角だろうか。いや、若干大きいか。足下に敷いているだけあって
分厚そうではある(測ってないが)。
しかし結構寸法がバラついていて作りが粗い感じも。でも端は1/2サイズの三角形のものをちゃんと使ってあるしなぁ。


あぁ気になるが今日は皆と一緒なので手早く写真を撮っただけ。今度もう一度見に行こう。


祇園のかき氷屋さんへ行く途中に見かけた、2階の壁いちめんに花火のようなレリーフタイルを貼った、八坂ビル。
全面白というのもなかなかクールでいいね。


こちらは元タバコ屋のショーケースだろう。極小長方形モザイクタイル貼り。


いろんな瓦が壁に埋め込まれた中華料理屋さん、白碗竹快樓。


鬼瓦や棟端瓦、棟飾りなどいろんな瓦がみっしりと。中央にイノシシが。


これだけあると壮観。


解散してからもう少し祇園を歩く。昔ながらの大衆食堂は目を惹かれる魅力的な佇まい。


左右のショーケース下にはランダムな形の石貼り風タイルが貼られている。


あっ、これはあれだ、シミタイル。インクをボチョっと落としたみたいな模様は面白いけど、ちょっと気持ち悪い(苦笑)


マンションのエントランスに張られていたタイル。これはどっかで見たことがあったな。


割と新しいものだ。


続く

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