話題提供者:近藤昭雄(スポニチ登山学校卒業 日本ヒマラヤ協会会員 山の会クマリ会員)
*この「山登りの基礎知識」は4回にわたって行います。予定している内容をお知らせします。
この内容は「山登りの基礎知識 日本山岳協会事務長 尾形好雄監修」を基本にします。
第一回(1月25日) リーダーシップとフォロワーシップ
登山のフローチャートと登山計画書について
平成10年9月の中高年者登山の立山の遭難から学ぶ。
リーダーの役割やリーダーの選び方。登山計画書の意味。
第二回(2月8日) 山での食べ物
登山の装備
カロリー消費量に基づく山の食事の取りかた。行動食、水分の取りかた。具体的な食べ物の例をとりあげます。
登山を安全に楽しく行うには、必要な装備をすべて準備し、状況に応じてこれらを使いこなすことです。
登山用具や服装について選ぶポイントを知ります。
第三回(3月22日) 地図の読み方
山の気象
地図とコンパスの使い方や白地図に記入し、実習をします。持っている方は二五〇〇〇分の一地形図、シルバコンパス(プロトラクター型コンパス)と色鉛筆を持参してください。
8月、9月、10月の気候の特徴や山での雷雨の時の対処の仕方などを知ろう。
第四回(4月予定) 登山と体力―「登山のトレーニング」(山でバテない為の基礎体力)
山のワザ
キネシオテーピング
ロープの結び方
体力とは? 行動体力と防衛体力。登山に必要な体力。理論を知ることで根性派や実感派(経験主義)をこえて正しいトレーニング法を知ろう。
山のワザは経験者のみが知る貴重な裏技が。
キネシオテープは補助筋肉です。膝や足首の保護や疲れた筋肉の補助をします。
第四回は実習が主になるので2回に分けて行うかもしれません。キネシオテープやロープの結び方ではシュリンゲを用意する必要があります。
キネシオテープ50ミリ幅 1000円位
シュリンゲ 太さ7ミリぐらいのザイル3m 数百円 これは常備装備としてリュックに入れておいてください。いろいろと役に立ちます。
「ブラック企業-なぜ蔓延するのか、どう対処するか」
話題提供者:沢木勇さん(元労働基準監督署長)
2008年ごろからインターネット上で呼ばれるようになったとされる「ブラック企業」という用語には明確な定義はないが、『知恵蔵』では「労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業」とされています。もともと企業には、利益のためなら手段を選ばずという指向がありますが、2000年代に入って顕著となった企業活動のグローバル化、競争の激化、規制緩和の流れが労働組合の弱体化ともあいまって、労働法などに違反する過酷な労働を意図的・恣意的に労働者に強要する企業を蔓延させています。ユニクロやワタミがその象徴として挙げられていますが、すべての企業に「ブラック化」する素地はあると言っていいでしょう。
「ブラック企業大賞」や「ブラック語録」など具体的な事例を参照しながら、なぜ蔓延するのか、どう対処するのかを考えていきます。
どうぞ、ご参加下さい。
2014年1月19日
(さかえ市民共同事務所 文責竹岡)