横浜のママ友にお子さんが小学生の頃、ご主人の転勤で沖縄に数年滞在した友人がいます。
その間、小学校の活動を通じて、「はだしのゲン」や「対馬丸」などの反戦、平和教育に関する映画を観る機会があったそうです。
息子さんたちは、担任の先生から 「沖縄の土地には戦争で犠牲になった人たちの遺骨が埋まっているから、そこいら辺で立ち〇〇〇しちゃいけない」 と教えられたそうです。
アレルギー症状が出た息子さんへの医者からのアドバイスは、なるべく薬を使わずに治そうと。彼女は沖縄に住んでいた数年で、食の大切さや反戦教育など、その当時の横浜では得られない体験をしたとおっしゃっていました。
今日は映画「ひろしま」 の原作「原爆の子」(長田新編)を読書中。この本が基になり、映画「ひろしま」が制作されたわけです。読み進めると、このお子さんの作文があの映画の場面になったのね、と分かります。
原爆投下8年後の1953年に関川秀雄監督が製作。全国の小中高校の教員約50万人がひとり50円ずつ出しあい、制作資金2500万円を捻出したそうです。
下記のブログに、上映会で小林さんがお話なさった「ひろしま」にまつわる興味深いエピソードが書かれています。その頃の映画製作にあたっての映画会社協定など時代背景も勉強になります。
ぶんぶんトークの会 「ひろしま」でカットするように言われた3つのシーン(トクトク通信8/27号)
本の中には、骨の話がたくさん書かれています。原爆投下直後から地獄絵そのものになった辺り一面にお骨が散乱していたわけです。その様子がリアルに描かれ、また子どもたちが家族を思う気持ちが切々と綴られています。
原爆の子(上)――広島の少年少女のうったえ (ワイド版岩波文庫) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
お骨と言えば、沖縄には、遺骨収拾を30年続けている方がいらっしゃいます。下記がその方の著書
骨(bone ・ ボーン)とか 骸骨(skeleton ・ スケルトン)と言えば、ハロウィーンの定番のひとつ。
それらを使ったゲームも数多くあります。骨について触れることは理科のお勉強にも発展させることができますよね。でも、見方によってはゲームの中には残酷なのもあったりして、繊細なお子さんの反感を買うものもありました。
ハングマンとかバトルシップなど、ただのゲームとして遊ぶことができればいいのですが、この頃は震災で被害を受けた方々のことを考えると、以前のように単純にゲームとして遊べないこともあります。その辺、指導者は配慮が必要でしょうね。