森川聖詩さんのFBへの投稿を転載させていただきます。
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この度、「記憶の継承を進める神奈川の会」からのご依頼で、2020年1月13日(月・祝日)14:00~に横浜で開催される映画『ひろしま』上映会において講演をさせていただくこととなりました。
講演では、次の3点を中心にお話しします。
① この映画の原作とも言える『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』の執筆者のおひとりで、映画にも出演されている広島市在住の被爆者・早志百合子さんから直接お聴きした早志さんの被爆体験と映画制作、上映に至る間のエピソードと早志さんの思いなどについて。
② 私の父・森川定實の被爆体験(多くの子どもたちが原爆被害により亡くなっていく姿を目の当たりにし、何もできなかったことへの罪意識や無念の思い)と、核兵器廃絶をめざした被爆者運動への取り組み(神奈川県の被爆者運動史)などについて。
③ 1980年2月、厚生省(当時)「原爆被爆者二世の健康に関する調査・研究」を強行的に実施して以降、今日に至るまでの被爆二世問題の本質、歴史に埋もれている知られざる真相などについて、私自身の被爆二世としての体験を交えながらお話し、
核廃絶実現のために私たち一人ひとりが何をなすべきか、何ができるかを考えていきたいと思います。
私が心から敬愛する広島の被爆者・早志百合子さんの被爆体験について掘り下げて学び、それをとくに首都圏において伝承し、広く共有することは、フェイスブックを通じて早志さんにご縁をいただいた2年半ほど前からの夢でした。
それは、なかなか叶えることのむずかしい遠い夢のように、つい2か月ほど前までは思っておりましたが、この度、ありがたくも「記憶の継承を進める神奈川の会」の皆さまからのお声かけにより、思いがけず実現の運びとなりました。
ぜひ、首都圏の皆さまをはじめ、多くの方がたがこの映画の鑑賞に足をお運びくださるようご案内申し上げます。
なお、今回の上映会では、2回の上映の合間に私の講演をさせていただきますので、2回目の上映をご覧になる方も、ぜひ、私の講演を聴かれたうえでの映画鑑賞をお勧めします。
皆さまのご来場をお待ち申し上げております。