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祝生還・林洋子賢治ひとり語り公演「雁の童子」-ほとほとと いのちの扉 たたくものー【転載】

2018-03-22 17:46:26 | 日々雑感

ICU搬送や心臓手術を乗り越え、まさに生まれ還ってきた師匠、林洋子による「雁の童子」のひとり語り公演です。ただ読むだけでは味わうことのできない、いのちが吸われ、清められるような感覚を覚えます。ぜひ。

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  祝生還・林洋子賢治ひとり語り公演「雁の童子」
    -ほとほとと いのちの扉 たたくものー

4月29日(日) 昼公演13:00開演/夕公演16:30開演
         八王子・禅東院 
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作:宮沢賢治 演出・語り:林 洋子 音送りびと:吉村安見子
      
       生まれ還りの記
                 林洋子

今年1月、心臓大動脈弁の手術を受けた私は、手術無事成功、新しいいのちを戴いて生まれ還ってまいりました。勇気づけ支えてくださった沢山のみなさまに感謝をこめて、新演出の「雁の童子」をお届けいたします。
私はこの台本を持って入院、いつも枕元に置いておりました。

「雁の童子」は不思議な不思議な物語です。この世の時空が裂け、始めなく終りない広大な宇宙の果てしない世界が一瞬、視える作品です。
童子の小さな手がこの世に生きている私のいのちの扉をたたく、ほとほと、ほとほとと。扉がひらかれ、一瞬、自分のいのちの中にその広大な宇宙が広がる。ずーっと、ずーっと繋がっている世界。巡り巡っている世界。
しかしその私のいのちは、いつもこの世を生きるいのち、そして必ずこの世を去らねばならぬいのち、前の世でも、次の世でも、それはいつも「この世」です。

シルクロード、タクラマカン砂漠の彼方、砂の中の小さな泉のほとりで西からやって来た老人の巡礼と、東からやってきた巡礼の若者が出逢う。二人は軽く礼をし、黙ってそれぞれの食べ物を食べる。やがてその老人の口から語られるのは、雁の姿で天から落ち、地上で人の姿になった童子の物語。須利耶さまがこの世の父となって童子を育てたという。

私は今から33年前、インドの楽器シタール弾き語りでこの「雁の童子」を創りました。そして今、私はチベット仏教の楽器群の響きと共に、新しく戴いたいのちで語ります。みなさま、どうぞお聴きにいらしてくださいませ。お待ちしております、  
                             クラムボン!

●日 時 4月29日(日)
昼公演 13:00開演(12:30開場)
     夕公演 16:30開演(16:00開場)

●会 場 禅東院(八王子市本町17-19)
アクセス:
・JR線「JR八王子駅」下車北口より徒歩15分。京王線「京王八王子駅」下車徒歩18分。
・駅よりバスでお越しの方は、バス停「八日町一丁目」で下車してください。
※JR八王子駅北口「6〜10」番乗り場、京王八王子駅「2、3」番乗り場

●料 金 大人2000円(前売り)/ 2200円(当日)
     学生(高・大)一律1000円 (小・中)一律800円

●定 員 各回限定100名(要予約。満員になり次第締め切ります。)

●チケットお申込み・お問い合わせ
 ・お電話:090-6567-1183(林)、080-4096-3366(巖谷)
 ・メール:yojiro6@gmail.com
 ・WEB申込み:
  昼公演(13:00開演) https://www.secure-cloud.jp/sf/1516373065IouFrQUF
  夕公演(16:30開演) https://www.secure-cloud.jp/sf/1520347855OrzgZKcO

●主 催 林洋子賢治語り芸・クラムボンの会

●後 援 高木学校、八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」、平和・くらし・環境 八王子学術文化の会、アミダ・ステーション、八王子平和市民連絡会、一般社団法人八王子協同エネルギー、八王子市民放射能測定室「ハカルワカル広場」、地域通貨「てんぐ」事務局、福島こども支援八王子、林洋子「朗読・語り塾」

●プロフィール
〇林 洋子(はやし ようこ)女優 ・ クラムボンの会主宰
東京・大田区生まれ。俳優座養成所第一期卒。劇団三期会で数々のブレヒト劇に主演。後フリーとなる。
73年訪印、コルカタの民家に滞在。帰国後ベンガル語を学ぶ。78年~79年インド再訪。ベンガルの農村を独りで歩き宗教的大道芸バウルに出会い、表現の原点を発見する。
1980年、クラムボンの会を設立し宮沢賢治作品の一人語り出前公演を開始。生の音楽と共に語り演じる独特の語りは、日本全国、また海外で熱い喝采を受けている。公演回数は1600回に迫り総観客数は32万人に達しようとしている。2017年、創立37周年を迎えた。
2015年、林洋子宮沢賢治語り芸の継承者として、二代目巖谷陽次郎が誕生。以後二人三脚で活動している。
国際交流基金派によるインド、インドネシア、マレーシア、フランスなど海外公演多数。
シタールを堀之内幸二氏に師事。琵琶を薩摩琵琶鶴田流の田中之雄氏に師事。
1994年、「幼児も涙してその世界に没入するほどの感動を人々に与えた。」と宮沢賢治学会及び花巻市より第4回イーハトーブ賞受賞。
DVD「薩摩琵琶弾き語り『なめとこ山の熊』」制作:財)日本伝統文化振興財団
CD林洋子ひとりかたり①「雨ニモマケズ」「よだかの星」「やまなし」
    仝上     ②「雁の童子」
    仝上     ③「雪渡り」「いちょうの実」
     制作:財)日本伝統文化振興財団
他にCD「無声慟哭」高田三郎作曲、「ラジオ深夜便」など多数。
著書「合言葉はクラムボン」径書房刊
機関誌 クラムボン便り

〇吉村安見子
国立音楽大学楽理学科を中途で辞め、ピアニスト、歌手としてコンサート活動を開始。
モーツァルトからブレヒト・ソングまで幅広いレパートリーで臨場感あふれる演奏を展開。ソロ活動のほか、俳優座、オペラシアターこんにゃく座、などの公演でピアニストとしても活躍。近年は林光に委嘱した宮澤賢治の「どんぐりと山猫」「おきなぐさ」を“ひとり弾き語りによる公演”として各地で演奏、好評を得る。CDに『花かざれ~林光自演ソング』(ADS-001)など。

●お問い合わせ
 林洋子賢治語り芸・クラムボンの会
 〒192-0046 東京都八王子市明神町2-2-2-312
  Tel&Fax 042-649-8663
  E-mail clumbon@zau.att.ne.jp
  http://home.att.ne.jp/gold/clumbon/
  https://www.facebook.come/yoko.hayashi.1848/


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