英語教育雑感・岡田順子先生よりELEC同友会語彙指導研究部会・2015年度発表のお知らせが届いています。私も部員です。
ELEC同友会語彙指導研究部会
2015年度発表
『リーディングと語彙習得
～インプット強化の有効性に関する一考察 または、
～英語が決して得意ではない生徒たちの奮闘記～』
発表者
宮島盛明
岡田順子
場所 拓殖大学文京キャンバス
時間11月1日 12時30分から
内容
今年は、リーディングと語彙習得について研究している。語彙を覚える目的ではない活動、ここではリーディングで、自然と語彙を覚えてしまうことを偶発的語彙学習とよぶ。
偶発的学習によって覚えた語彙は、
忘れにくいという利点がある一方、
偶発的学習によって習得する語彙は多くない。そこで、リーディング教材に二つのタイプの注釈（インプット強化）をつけ、それがどれだけ、学習者の語彙習得を促進したかについて発表する。具体的には、リーディング教材に単純な日本語での注釈をつけた場合と、日本語による四択で、学習者が単語の意味を推測しなければならなかった場合とでは、どちらが語彙習得が高かったかについて発表する。研究により、クラスルームへの示唆をたくさん得た。
『決して英語が得意ではない生徒たちの奮闘記』として、語彙指導の実践としてもお聞きいただける内容である。
先生がたとともに、楽しく、かつ真剣にこの研究を考えていきたい。
英語教育、語彙指導にご興味のある方々は、ぜひ、ELEC同友会英語教育学会、第21回研究大会にご参加ください。
