マーガレットは4月の花、ギリシャ語で「真珠」と言う意味だそうです。
花言葉は「真実の友情」 いいですね!
以前は「一番好きな花は?」と聞かれると、マーガレットと答えていました。
過日、話題作 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観てきました。
調べてみるとサッチャー元首相が首相になったのは、私がアメリカから戻った翌年なのですね。
もちろん その存在や活躍は知ってはいましたが、記憶が薄れていて、映画を観て、「鉄の女」と言われる所以がよく分かり、時代の流れを感じました。
映画の中の彼女の言葉には含蓄があり、ブリティッシュイングリッシュが素敵で 何度も観返して、英語のレッスンにも取り入れたいと思いました。
女性の人生としても、彼女の心の内やご主人や双子のお子さんたちの気持ちが手に取るように分かります。
ご主人の遺品整理の様子なども、夫と私とで進行中の義母の遺品整理とも重なるところがあり、私たちの年代にとっては、国や文化、立場は違いますが相通ずる部分がたくさんあります。
私個人の経験からは、サッチャー元首相が数多くブルーの服をお召しになっていて、それから双子のお子さんがいらっしゃるという点、ホストマザーのBarbie と共通していて、Barbie もブルーが大好きでその色の服をよく着ていらした。双子のお子さんもいらっしゃる。私もウエスレヤンに居た頃からブルーが大好きでした。好みの色が共通な話題でもありました。一昨年、松田麻美子さんに30数年ぶりにお会いした時にも、彼女はスタントン婦人がブルーが好きだったことを覚えていると話していました。
Barbie はご主人のDr. Stanton が Wesleyan College の副学長、その後、Adrian College(Michigan) と Oglethorpe University (Atlanta) の学長の時にも、学長婦人として、内助の功を発揮し公私ともに支えた方で、言うなれば、サッチャー元首相のご主人Denis の役割だったのかもしれませんが。
実際はどうだったのか分かりませんが、サッチャー元首相が映画の回顧の部分で、仕事のために家族が犠牲になったような描写がありましたが、スタントン家に関して言えば、まあもちろん、職業がまったく違いますので、比較することは出来ませんが、家族が犠牲になることは全くなかったでしょう。それは社会に出るのが男女どちら、という点の方が大きいかもしれませんね。
サッチャー元首相の生家が代々メソディストの敬虔な信者だったという点もスタントン家と同じです。
元首相は認知症を患っているとのこと、レーガン元首相もそうでしたよね。認知症の発症には様々な原因があるでしょうし、個々に違っていると思うので、何とも言えませんが、現在、受講中の心理学のクラスで、確か、認知症は、言葉は違っていたと思いますが、何か記憶を消したい気持ちがある時、正常でいられないようなことも原因かもしれない、そのような考え方があると伺いました。
遠い国の話ではありますが、サッチャー元首相が下した政治的判断、映画で見る限りは賛成できかねるものでした。彼女はその記憶を消したいという気持ちがあるのかもしれませんね。これは映画を観て、私が感じたことです。
そういう観点からみると、スタントン家の方々とは全く異なります。