「内助の功」や「甲斐性のある男」などの言葉、現代はどのような意味合いを持つのでしょうか?
これらの言葉も地域性や地位、立場によって良くも悪くも使われる可能性があるでしょう。
しかし、どのようなケースでも、自立できていない場合、多かれ少なかれ肩身の狭い想いはあると思います。
私自身、自分の収入が減っていくにつれ、生活のある部分、家族への依存度や従属性が以前より高まってきています。
もちろん、見方によっては、それだけ家族に対する貢献度は増しているのかもしれませんが。
誰かの迷惑になっているワケではないですし、私が仕事をしようがやめようが、誰にも文句を言われたことはありません。
それでも、バリバリ働いている女性を見ると、私は甘やかされているように思う場合もそういう視線を感じることもあるのは事実です。
ところが、私はまさか、原発事故により やむなく故郷を離れざるを得なくなった方々に、非情な言葉や視線が浴びせられているとは想像できませんでした。
2月末に行われた関内ホールでのX年後上映会で、双葉町から避難生活を余儀なくされている鵜沼友恵さんの切実なお話を聞いた時には、一部の日本人が持つ変な心無いイジメを感じました。
こちらの動画はホンのちょっとだけ
https://www.youtube.com/watch?v=D9BjrE0wA0w&feature=empload_owner#action=share
鵜沼さんは原発事故の前から、こんな原発の近くに住んでいて大丈夫なのだろうかというお気持ちはあったそうです。その小さな不安が現実になってしまった時、どれ程ショックだったか、震災で被害を受けた方々の大変さは想像していたものの、彼女のお口から避難生活の現実を聞いた時ほど、それを実感したことはありませんでした。
スーパーへ行っても、たくさんの買い物はしてはいけないと感じるのだそうです。それだけで、避難しているのに ぜいたくしていると思われることもあるのだそうです。
たまたま、同じようなことが書かれている記事を見付けました。
私自身、こう見えて小さくなって生きている部分もあります。フルに働いている友人には「あなたたちはいいわよ」 と言ってしまいます。
謙虚な日本人って素敵です。でも、自分を卑下することはないし、他人をとやかく言うこともやめようと自分自身に言い聞かせています。
ということで、この春からも引き続き、私を受け入れてくださった方々と行動を共にしたいと思っております。
ブログタイトルは、自分自身へ、それから道に迷っている方々へのことばです。
http://kotowaza-allguide.com/su/suterukamiareba.html (故事ことわざ辞典)