新聞記事で「花が咲いている」というのを見ると、
先日の『古代ハス』のように、すっ飛んで行く私。
今度は、安芸太田町の『ポーチュラカ』です。

こういう記事は、取材してすぐに載せるわけではなく、
紙面に空きがある時に載せる「埋め草記事」なので、
時期的な当たり外れは覚悟して行きます。
今回の「花」は、外れ。

時期的にはまだ見られそうです。
記事では「花は朝開き、昼過ぎには閉じる」とあったので、
昼前に行ったのに・・・。
このままでは帰れない!
当たりを付けて押しかけてみると(ヤクザか?)、ヤッパリね!
畑の隣が、記事にある「猪(いの)待子さん」のお宅でした。

「花」は外れでしたが、ここからは素敵な出会いのお話。
「ごめんなさいね、花はまだ咲くんですが、
きれいなのは、朝7時~8時頃なんですよ(私が起きる頃か!)。
取材は、2週間前に来られて(やっぱりね!)・・・
新聞の力ってすごいですね、次から次に見に来られます。」
それからは、話に花が咲いて…
地元(加計)愛にあふれる方でした。
私が加計方面にたびたび花巡りに来るという話から盛り上がって、
話は尽きません。
「ああ、そうそう・・・」
そう言って、家の中へ取りに行かれ頂いたのは、写真集でした。


20年前に家の前を走る可部線の可部~三段峡間が廃線になり、
その時、この写真集を発行されたそうです。
帰って早速拝見しました。
私にとっても、とても懐かしく、
写真や寄せられた思い出が心に沁みます。
「にほんいち あたたかく せつない 車窓のことば」
著者は、可部線文芸賞写真賞実行委員会。
代表者は、猪待子さんでした。
初版は瞬く間に完売し、続けて増刷し、改訂版も出版されたそうです。
ありがとうございました。
大切に読ませていただきます。

猪さんは、遺品整理の会社を経営されているそうで、
ゴミに出したら可哀そうと・・・

遺品を敷地に並べられています。

ヤクザなタヌキのはく製がカッコイイ!

立派な倉には、面白い絵が。

これも、鏝絵の一種なんでしょうか?

今回は、「花より出遭い」の巻でした。
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