美味しいミニチュア

樹脂粘土製のパンやお菓子の小さなインテリアを製作しています

忠実に再現するって難しい

2012-02-18 14:11:56 | 作品紹介
大変お世話になっている方から「大好きなお店の焼き菓子を使った作品を!」とのオーダーをいただきました。
「自分に出来るかな~」とかなり不安でしたが、素敵なお話だったので挑戦させていただくことに。
送っていただいた実物のお菓子を食い入るように観察しながら(そして味わいながら…笑)格闘…いえ、制作の日々が始まりました。

焼き菓子は以前に何度か小さいサイズで作った事があるので、そんなに苦戦しないかな~なんて甘くみたのが大間違い。
使う粘土の収縮率が違うため大きさを揃えるのに失敗したり(実物の約1/6)、形や焼き色の濃淡が納得いかず何度もやり直したり。
やはり実物が一番良い見本なので、お菓子が新鮮なうちに~とかなり根を詰めて作業しました。



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箱やラッピングも凝っていて再現するのが大変でした。
箱を分解してパソコンに縮尺した展開図を入力、紙の厚さを考慮して寸法を微調整するわけです。
算数が苦手な私にとっては拒絶反応が起きそうな作業。
そしてこのもじゃもじゃの緩衝材?実物を一本一本、縦にハサミでチョキチョキ…確実に眉間にしわが増えましたね。(笑)



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こちらが完成品です。「上手く詰め合わせられた~」と思ったら、もじゃもじゃの紙のコシが強くてお菓子が微妙に浮き上がります。イライラします。(笑)
でも何とか形になりホッとしました。気になって他の事が手に付かなかったのでとりあえず一安心。
しか~し!まだ作品としては未完成なのです。



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