季の鳥どり

身近なところを散歩しながら野鳥を撮影しています

ハシビロガモ~水面で採食する仲間達~

2024年10月31日 | 野鳥ブログ


冬鳥で賑わう沼の周りを散歩中
嘴が幅広くしゃもじのような
ハシビロガモ(雄)を見つけました
(まだ地味な羽衣なのでエクリプスと思われます)

 


よ~く見てみると
特徴的な嘴の側部には
細かい板状物が櫛の歯のように
並んでいます
(水鏡にもなんとな~く映っています😅)
これが濾過装置の役目をして
水面採餌を行います

 


近くに雌のハシビロガモもいました
ハシビロガモの水面採餌の方法は
水面に平たく幅広い嘴を浸けて進み
嘴の先から水を吸い込みます
そして水中に含まれるプランクトン類を
前述の濾過装置で濾し取り
残りの水は嘴の側部から吐き出します
カモ類は
水面採餌ガモと潜水採餌ガモという
2つのグループに大別されます
(ご存知の方たくさんいらっしゃると思いますが…🙇‍♀️)
*『日本のカモ識別図鑑』
  著者 氏原巨雄・氏原道昭 誠文堂新光社より

 


水面採餌ガモの中でも
よく見かけるのはオナガガモ(雌)

 


雄のオナガガモの手前で
採食しているのは…

 


コガモです
コガモも水面採餌ガモです

 


水面に頭まで埋め
夢中で餌を探しているのは

 


ヒドリガモでした
その他にマガモやカルガモも
水面採餌ガモですね
川辺散歩で最近よく見かけるようになった
キンクロハジロやホシハジロ
カワアイサ等は潜水採餌ガモです
冬鳥のカモ類が続々と到着し
これから色々なカモ達との出会いが
愉しみです
散歩をしながら
ゆっくり観察していきたいと思います(^^)




2024年10月15日撮影

撮影地 宮城県仙台市


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アオジ~草藪からひょっこり~

2024年10月29日 | 野鳥ブログ


朝からどんより曇り空☁️
天気予報も
「一日曇りが続くでしょう」でしたが
ぶらりと川辺の散歩に出かけました
堤防沿いの草藪からひょっこり
アオジが出て来ました

 

 


アオジに会うのは久しぶりです
気温が低くなり
過ごしやすくなったので
山の方から移動してきたのでしょうか
雄のアオジに見られる目の周囲の
黒い部分がなく
黄色味をおびた頭央線と眉斑があるので
雌のアオジです
「青鵐」と書き
「青」は青葉若葉、青梅等の青と同じ緑の意
「鵐」は「しとど」と読みホオジロの古称で
漢字名「青鵐」は「緑色のしとど」の意
『野鳥の名前』著者 安部直哉・叶内拓哉 山と渓谷社より

 

 


雌のアオジがもう1羽
草藪の中から出て来ました

 

 


「ねぇねぇ ジョウビタキさん達
 もう来てるかな?
 ちょっと一回りして見てくるね~」
 (勝手に会話を想像😄)

 

 


「ちょっと待って……あ~行っちゃった💦
 ジョウビタキさん達
 もう来ているみたいだよって
 教えようと思ったのに…」
と残された1羽のつぶやきが
聞こえてきそうです😄
季節がめぐり
川辺を訪れる鳥達との再会も
愉しみな今日この頃です♪(^∇^*)

 



最後までご覧いただき ありがとうございました
いつも応援、貴重な情報等々ありがとうございます😊
2024年10月28日撮影

撮影地 宮城県仙台市


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キセキレイ セグロセキレイ イソシギ~同じ川辺の仲間~ 

2024年10月27日 | 野鳥ブログ


黄色や橙色の葉が風でひらりひらりと舞う
川辺の散策路をのんびり歩いていたら
キセキレイが飛んで来ました

 

 


川辺では1年に数回しか会えないキセキレイ
前に出会ったのは市内の山の渓流
秋になって移動してきたのかなと思って
しばらく眺めていました
すると
「ジジッ ジジッ」と鳴く鳥がやって来て
キセキレイを追い払うように威嚇します
追われるように草叢の中へ逃げて行きました
その声の主は…

 

 


同じセキレイ科セキレイ属の
セグロセキレイです

 

 


ここは自分の縄張りと
主張するかのように
キセキレイを追い払ってしまいました
突然の来訪者に驚いたのかもしれません
セキレイ類はすみ分けをするといわれ 
ハクセキレイは
一時的に河川を利用し
セグロセキレイは
砂れき地のある河原に固執し
キセキレイは
山地や亜高山の渓流を好むといわれています
*「野鳥図鑑」 著者 石田光史 ナツメ社より
市街地では3種が混在し
川辺のセグロセキレイは
お気に入りの場所を
守っているようにも見えました

 

 


こちらはセグロセキレイの近くで
のんびりと餌を探し回るイソシギ
ここで見かけることが多く
お気に入りの場所となっています



 

 


川辺もすっかり秋の装いになりました
季節ごとに様々な鳥が訪れます
南へ渡って行く鳥
北から渡って来る鳥
それぞれが過ごしやすい所を見つけ
体を休め餌を探します
留鳥といわれる鳥も
みな同じ川辺にすむ仲間として
何とか折り合いをつけて
共存する術を探っているのかなぁ
などと感じた朝の散歩でした(*^_^*)

 

 

2024年10月24日撮影

撮影地 宮城県仙台市


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セイタカシギ~まるで竹馬に乗っているような~

2024年10月25日 | 野鳥ブログ


沼を訪れたカモ類を眺めながら
散歩をしていたら
セイタカシギを見つけました

 

 


和名は 「背高鴫」または「丈高鷸」と書き
英名は Black-winged Stilt 
「stilt」は竹馬のこと
セイタカシギの長くて細い脚と
まるで竹馬に乗っているような歩き方が
名前の由来といわれています
*「野鳥の名前」 著者 安部直哉・叶内拓哉 山と渓谷社より
なんだか“スティルト”と呼ばれる
足長パフォーマンスをする大道芸人さんを
連想してしまいます
足に竹馬のような器具を取り付け
見かけの身長が3mくらいまで
大きくなった状態のまま華やかな衣装で
ジャグリングやアクロバットなどの芸を
見せてくれるあの大道芸人さんです

 

 


話が長くなってしまいました🙇‍♀️
さて鳥類の全長とは
「鳥を平らな所に自然な姿勢で
 仰向けに寝かせ 
 嘴の先端から尾羽の先までを測った長さ」
をいいます
セイタカシギの全長は約37㎝
脚の長さは付け根から指先まで約25㎝
立っている時の大きさは
かなり大きいですね
画像はセイタカシギとオナガガモ)
まさに竹馬に乗ったようなプロポーション

 

 


細く鋭い嘴と長い脚で
水辺のより深い場所で
採食することが可能です

 

 


羽を広げてストレッチかな?
長い脚に黒い綺麗な羽
怪我などで傷つくことなく
無事に過ごせますように(*^_^*)



 

2024年10月15日撮影

撮影地 宮城県仙台市


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ツツドリ~渡りの前に~

2024年10月23日 | 野鳥ブログ


朝晩の気温が急に低くなり
散歩仲間の皆さんと
「今日は寒いね~」
と言葉を交わしながら川辺を歩いていたら
ヒヨドリより大きく
羽が灰色の鳥が飛んで来ました
ツツドリです

 

 


「ポポッ ポポッ……」と
小さくやわらかい音で鳴いていました
この鳴き声が
竹筒の口を手のひらでたたくと出る音に
似ていることが和名の由来で
「筒鳥」と書きます
*「野鳥の名前」 著者 安部直哉・叶内拓哉 山と渓谷社より

 

 

 


体下面の黒い横斑がとってもおしゃれ😊
雌雄同色でカッコウやホトトギスと同じ
カッコウ科カッコウ属の夏鳥です

 

 


毛虫が大好物 毛虫を捕まえては
パクパクと美味しそうに口に運んでいました
(毛虫を捕食直後の画像です
 毛虫が苦手なのでupできませんでした😥)


 

 


秋の渡りの期
渡りの前に
たくさん栄養補給しておいてね(╹ڡ╹ )

 

 

2024年10月21日撮影

撮影地 宮城県仙台市


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