アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

バーレーンの休暇

2020年05月29日 | 旅行
バーレーン 
2009年07月27日 03時06分38秒 Original 投稿
 
2009年7月23日(木) 
空港に降り立つと、明らかにジェッダより気温が高い。通常サウジアラビアの東海岸のほうが、紅海側より5℃程度高い。理由はよくわからないが、インドからの高温の風に影響されていると言う人がいる。
  
ホテルからの迎えのマイクロバスに乗り込むと、同行のJさんが缶ビールをくれた。Hさんに至っては、バーレーンは20回を越える。二人とも勝手知ったる庭のようなもので、空港の免税店でそれぞれ半ダースずつのよく冷えた缶ビールを買い込み、早速バスの中で乾杯。数ヶ月アルコールを口にしていないので、たった一杯のビールが全身にしみわたる。

これまで、トランジットで空港を利用したことはあるが、バーレーンの街に泊まるのは初めて。VISA更新で一ヶ月に一回は出国しなければいけない、フィンランドのHさん、Jさんに今回はついて来た。一人旅もいいが、気の置けない友人達との旅行の方が面白い。常宿のDホテルでチェックインを済ますと、荷物を部屋に運んでおくように頼み、そのままバーに直行、またビールで乾杯。
  
夜は、豚が食べたいので、ホテルの車で中華料理のレストランに案内してもらった。3星のホテルの割には、サービスがいい。これもHさん達がいつも利用している効果だろう。豚中心の料理で腹いっぱい食べて、飲んで、一人平均2000円程度。そんなに高くない。
 
ジェッダからドバイまで往復すると、エコノミー料金でバーレーンより約3割高いし、ドバイのホテルは値段が高い。砂漠ツアーなど特別な目的がある場合は別にして、アルコールと豚など、サウジアラビアに無いものを期待するだけならバーレーンの方が便利で経済的だ。
 
今回のもうひとつの目的は、ルアー探し。翌朝、ひとり早めに朝食を済ませ、1km離れた魚市場に向かった。普通、市場の周りに釣具屋がある。途中広場で野球をやっていると思ったら、クリケットだった。ここもイギリスの影響を強く受けているようだ。

(海岸の道路 砂の影響か空がかすんでいる)
 
 
冷房のよく効いた魚市場を一回りして、ジェッダの市場と同じような魚の種類を確認して外に出ると、一軒だけ釣具店があった。しかし、置いてあるルアーはミノー(Minnow)がほとんどでバイブレーションはない。仕方なく、15フィート(約4.5m)潜行型のラパラを一個買った。往復30分歩いてホテルに帰ると、今朝着替えたばかりの下着がずぶぬれになっていた。気温は40度を越えているのだろう。
 
(ラパラーの潜行型ミノー X-RAP 12cm)
 
  
朝食を終えた他のメンバーと合流して、またホテルの車でシティーセンターまで送ってもらった。大型ショッピングセンターで中にカルフールがある。カルフールの内部配置は、ドバイもアルコバールもバーレーンもほとんど変わらない。まっすぐ釣具のある売り場に向かう。しかし、釣竿が数本あるだけで、ほとんど何もない。10時にモールの小売店が開くのを待って、数箇所スポーツ店を回ってみた。一箇所で今朝買ったラパラと同じものを見たら、釣具店で4.5BD(バーレーンディナール 約1170円)だったものが5.2BD(約1350円)で売っていた。少し得した気分。
 
その晩は、今度はタイレストランでトンヤムクンをはじめ、初めて聞くような料理をたらふく食べ、それでもビールを含めて一人約3000円。シンガポールより安い気がする。
 
夜、ホテルでイエローページを借りて、市内の釣具店を探す。たった2軒しか載っていなかった。翌朝両方に電話すると、一軒だけ通じたが、英語がうまく通じない。仕方ないので直接タクシーで乗り付けることにした。タクシーに店の名前と電話番号を見せると、親切にも電話をかけて場所を確認してくれた。サウジ人と同じような格好をしているが少し違う。働く意欲がある。

場所は空港側の島の海辺にあり、タクシーを待たせて店に入ると、壁一面にラパラのルアーが並べてある。ほとんどがミノーばかりだったが、ついに一番隅に4個のバイブレーションを見つけた。買占めてもよかったが、日本で既に10個注文済みなので、2個だけにした。値引きしてもらい2個で4BD(約1040円)少し安物なので、効果の方はわからないが、これでバーレーンまでルアーを仕入れに来た目的を達成した。
 
(ラパラのバイブレーション RATTLIN 8cm 22g)
 
 
時間が余ったのでまたショッピングセンターで時間つぶし。飛行機の時間まで部屋を延長してもらったが、割増料金無し。今回は、フィンランドメンバーのおかげで、だいぶ経済的な旅が出来た。もう一度来て見たいが、10月末の帰国までには無理かもしれない。今回もシングル再入国ビザしかもらえなかったので、簡単に旅が出来ないように仕組まれている。 
 


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