7月20日 気温40℃ 干潮5時23分
干潮が早朝なので、7時過ぎに出発した。このところ、コミュニティーの外も、コミュニティーの中の桟橋のフロートも当たりがないので、今日は、いつもと違う場所を試すことにした。桟橋は、珊瑚礁のリーフの内側にあり、基本的に大物はいないと思われ、そのリーフの外側をねらうことにした。浜辺から結構遠く、浅瀬をずっと歩いていく必要がある。
浅瀬の中にも、魚がおり、歩く目の前を逃げ回っている。そのなかに、小さなエイを見つけたので、タモを持って追いかけたが、逃げられた。ゴーさんならシンガポール風の料理にしてくれたはずだが残念。
次に、穴の中に蛸を見つけた。手を突っ込んでわしづかみにしようとしたが、珊瑚の穴は横に長いようで、これも逃げられた。道草をしながらやっと岩礁の突端まで到着したら、今日は風も無く、波も穏やかなので、10人程度の釣り人がすでに竿を振っている。リーフは長いので、この程度の人なら、かなりまばらで、お互いに邪魔をする心配も無い。
今日は、初めてのリールを持ってきた。さすがに、潮水に浸かりながら6ヶ月も使うと、リールのグリスが切れて、動きが悪くなる。分解して油をさしても、釣る前は軽やかに動くリールも、一度海の中に浸かると、とたん動きが悪くなる。そこで、今日から、予備として日本で買ってきたリールを使うことにした。
早速ルアーで釣り開始。初めての場所なので、いろいろと場所を移動していい場所を探していたので、すでに8時ごろになっていた。釣り始めて10分もしないうちにいきなり強い引き。今回は、リールをすこし逆転させながら、むりをせずに引く。近づいてきたら、かなり大きいギンガメアジだ。興奮と緊張で、足がすこし震えてきた。いつもはジャマな直径50cmのタモをかまえて、やっと取り込んだ。タモからはみ出る大きさなので、直径45cmのビクに入れようとするが、うまくいかない。仕方なく、タモにいれたまま浅瀬まで戻り、やっとビクに入れた。
前回、30cmと20cmの小さなギンガメアジを釣ったときは、ビクの中で仲良く泳いでいたが、今回は頭と尾ひれが網につかえて動けない状態になり、早々に死んでしまった。
久々の大物なので、写真に収め、長さを測って、ゴーさんに持って帰ってもらった。62cm、重量は確認できなかったが、3kgはありそうだ。3,500円のリール、約2,000円のルアー、これらの元は取れた感じがする。
夜は、2週間ぶりのギンガメアジの刺身とアラの味噌汁、ゴーさんと新入りのKJさんが餌釣りで釣ったメバル、ベラの煮付け。ついでに、Kさんが持ってきたビーフカレーで食いすぎた。
いつもは車で送ってもらう1kmの道のりを、腹ごなしに歩いて帰った。
この記録は、なかなか破れないだろう。