アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

スペインの旅 (4/5)

2020年07月03日 | 旅行
マドリッドで美術鑑賞

トレドからマドリッドに戻り、午後は自由散策後、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターでたっぷり美術鑑賞です。


現地滞在の日本人が、ほとんど自身の好みで、エル・グレコ、ヴェラスケス、ゴヤ、ルーベンスを詳細に説明してくれました。スペインでは、エル・グレコが人気で、プラド美術館には多くの作品があり、ゴヤは、日本でも展示されたことのある「裸のマハ」を数十年ぶりに見ることが出来ました。ただ、テッツィアーノ、ムリーリョの作品も見たかったのに、時間切れでした。


ソフィア王妃芸術センターには、ピカソのゲルニカが展示されており、昔、徳島の大塚美術館で見てはいましたが、その実物の大きさにあらためて驚きました。第二次大戦直前ですが、ナチスドイツがスペインの内戦に介入し、初めて焼夷弾で無垢の一般人をゲルニカの街ごと焼き払ったと説明を受けました。ゲルマン人も、日本に原爆を落とし焼夷弾で大都市を丸焼けにしたアメリカ人も、人種偏見に満ちた、信用のならない人種だと実感しました。


夕方は自由時間で、マドリッドのマッシュルームが美味しいというBarで夕食。
すぐ近くに有名なサンミゲル市場があったが、事前勉強不足で通り過ぎてしまったのが残念。


(一口メモ:スペインの気候)
滞在中は一度も雨に降られることもなく、枯れた大地は、森がなく、ところどころ石灰岩が顔を出し、オリーブとブドウ畑しかない印象を受けました。
朝8時の出発時の温度が3度で日中23度まで上昇し、日本と同じ程度と想定して準備した薄手の上着で、震えあがりました。念のためにと、一枚厚めの上着をカバンに入れてきたので正解でした。


サラゴサ
2019年4月13日(土)

スペイン観光4日目、マドリッドから最後の訪問地バルセロナまで約8時間の長いバス旅です。
ちょうど中間のサラゴサで昼食休憩。




ここの観光名所は、ピラール聖母教会。教会前のピラール広場(Plaza del Pilar)は土曜日のため、観光客、地元の家族連れらしい人たちでにぎわっています。ピラールは柱の意味で、教会の礼拝堂の裏に、直径10cm程の穴が柱にむき出しになった箇所があり、スペイン語で「ここにキスをしなさい。」と書いてあります。現地の人たちが行列を作って、ひとりずつのぞき込んでキスをしたり、柱に触ったりしています。

興味本位にのぞき込むと、柱はピカピカにひかり、中がへこんでいます。皆が触るので、柱がすり減ったのでしょう。触った感じ、大理石のようですが、ガイドに確認すると木で間違いないようです。




昼食は、この旅の期待の一つ、パエリアです。
しかし、残念、米がベチョベチョで、肉もエビも混在の、少し期待外れの味でした。
ブエノスアイレス駐在時によく食べたパエリアの味を思い出すことが出来ません。
参考に、ブエノスアイレスでのパエリア映像を残しているブログを添付します。


(パエリアの写真があります。)


(続く)



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