TOYOTA

３月４日（土）

昨日は、日中、大雨だったが、幸い夕方から雨が上がり、今日は快晴だ。
このところ、土曜日の夜は、カラオケ「ＨＯＨＯＥＭＩ」でストレスを解消しているが、２週連続で、同じメンバーが集まった。こちらはひとり、もうひとつの団体は若い女の子２人を連れた５人のグループ。最初は、一人がギターを持ち込んで、拓郎とかアリスの歌を生で歌った。あまり上手とは言えないが、歌の傾向から見ると同年代だろう。頭は薄いが元気いっぱいのおじさんだ。

さすがに２週続くとうるさいので、昨夜は、土曜日を避けて、金曜日の夜に夕食後、「ＨＯＨＯＥＭＩ」で車をおろしてもらった。ところが、いつもの女の子がすでにカウンターに座っている。いやな予感がしたが、予想通り、すぐにどやどやと、例のメンバーがやってきた。結局、３週連続で週末は同じメンバーで過すことになった。

お互いよそよそしいのもおかしいので、自己紹介をすると、彼らはトヨタの駐在員だとのこと。トヨタの駐在員は、ここではなく「しあわせ」（もうひとつのカラオケスナック）が本拠地でしょうと言うと、「社長が来て、ご馳走になるときは、「しあわせ」に行くけれど、このメンバーは、いつもこちらに集まっています。」とのこと。

トヨタの場所を聞くと、ブエノス・アイレスの都心から、高速を通って２時間くらいの田舎町だとのこと。何も無い町なので、週に一回、週末に都心に出かけてきて、ここで遊んで帰るという。（後で地図を調べると、Zarateという町で、Tigreの３倍くらいの距離がある。）週に一回のカラオケが、たまたま３回も一緒になるとは。

今日は、たまたま、いつも一緒の女の子（年は２２歳と２８歳と確認）の若い方の誕生日なので、土曜日ではなくて、今日にしたのだという。どんな関係か詮索はしなかったが、二人ともカラオケが好きで、いつも同じアルゼンチンの曲を数曲歌うが、感情を込めて歌うのに、すごく音が外れている。日本ほど場数を踏む機会がないのだろう。

隣に座った年配のおじさんは、同じトヨタではあるが、このグループとは違い、現在出張で来ているのだという。同様に、３週連続いっしょになったが、今日は静かに飲みたいとひとりで金曜日を選んで来たら、また一緒になったと嘆いていた。これから、バスを乗り継いで２時間かけて帰るという。スペイン語がうまいので、どの程度かかったか聞くと、やはり前回駐在時に１年程度はかかったという。しかも、田舎町では、英語が通じないので、生活のためには覚えざるを得なかったようだ。その点、ブエノスアイレスは、レストランでも、大きなところは英語のしゃべれる人がいるので、不自由しない。

このおじさんは先に帰ったが、誕生日の祝いでシャンペンを出してくれたり、わいわいと大騒ぎに付き合っていたが、さすがに眠くなったので、先に２時に店を出た。

おかげで、今日は二日酔い。たっぷり寝て、アパートのジムで汗を流して、やっと体調回復。こんな生活もあと一ヶ月だろう。

それにしても、まだ、アルゼンチン撤退が正式に決まらない。Ｋさんがあまり強引にほぼ独断でことを進めたので、まだもめているのだろうか。
ひょっとして、どんでん返しでこのままここで仕事を続けることになるのだろうか？