アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ブエノスアイレス道路案内

2005年12月11日 | 旅行
12月10日(土)

ブエノスアイレスの住所は非常にわかりやすい。
100m毎に道路が碁盤の目のように区画され、海岸沿いが0番地で、1ブロック毎に、100番、200番となって、西に伸びている。南北方向は、大統領府がらまっすぐ西に伸びるRIVADAVIA通りを0番地として、南北に100番、200番と伸びている。

たとえば、よく通っている日本食レストラン「日本橋」の住所MORENO 2095は、モレノ通りの20ブロック目の95mの位置にある。要は、海岸通りからモレノ通りを2095m西に行った所にある。

先日、自信を持って、タクシーの運転手に「モレノ ドスミル(2千)ヌエベ(9)シンコ(5)」と言ったら、レストランを通り越してMORENO 2950に連れていかれそうになった。正確には「ドス(2)ミル(千)ノベンタ(90)イ(と)シンコ(5)」と言わなければならなかったと後で気がついた。

最近は、地図とか住所のメモなしで、タクシーに乗れるようになった。会社に行くときは、「キエロイルア・ビクトリアオカンポ・エン・プエルトマデーロ(Puerto MaderoのVictoria Ocampoに行きたい。」と言うが、中には道のわからない運転手がいて、「デレッチャ(右)、デレッチョ(まっすぐ)、イスキエルダ(左)」と指示し、「ポルファボール(Please)」も忘れない。そして、「アカ(ここ)」と言って車を留める。サバイバルスペイン語も板についてきた。

閑話休題
ブエノスアイレスは、人が入植する前にまず街を作ったのだろう。日本のように、人が集まって街ができたような所では、こんなきれいな街造りはできない。しかも、街路には植樹してあり、通りは大きな木々の木陰に覆われている。我がアパートの目の前にも楓らしき木が並んでおり、5階の窓よりはるかに高い大きな枝に緑の葉っぱを蓄え、心を和ませてくれる。

(アパートの直ぐ横 Av Dorregoの街路樹 Tipa)


ただ、自由が行き過ぎて、犬がいたるところに自由に大を撒き散らしており、上を向いて歩くことができない。買主も、犬が道端で大をしても知らん顔だ。しかし、アパートの前は、毎朝、水洗いをしてきれいにしてくれる。このおじさんとは、毎朝、毎晩顔を合わせるので、「ブエンディア」「ブエナスノーチェス」と挨拶している。

来る前は、治安が悪いと、ずいぶん脅かされたが、約4ヶ月の滞在で、まだ一度も怖いような体験はない。むしろ、日本に帰って、東京のニュースを聞くと、東京のほうがよっぽど怖い気がする。

一度、昼間にボカ地区のCaminitoを見物に行ったが、確かに夜歩くと危なそうだ。要は、貧民街のため近寄らないほうがいいと言う事だが、貧富の差が無くなれば、この街ブエノスアイレスはすばらしいところだと思う。


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