ジェッダ散策

２００７年２月２２日（木）朝のうちの曇りが晴れ上がり、またまた快晴

木曜の午後は、いつものようにジェッダに買い物ツアーに出かける。
我がチームのメンバーは、相変わらず真面目で、本来休日のはずの木曜日なのに、６時半のバスで工場に出かけ、５時のバスで帰る。マネージャーは率先垂範が日本社会の美徳とされるが、そんなことはかまっちゃおれない。いつものように木曜日は８時のバスで出勤し、２時のバスで帰ってくる。そして、３時のバスでジェッダに出かける。片道、乗り心地の悪いマイクロバスで2時間は少しこたえるが、週に一度の気晴らしだ。

コミュニティーの住人が多くなり、特に新設された我が社に直接採用されたフィリピン人、インド人も週に一度のジェッダ行きを楽しみにしており、バスが混雑してきた。そのため、先週から、日本人のバス停が変更されたのを知らずに、先週はフィリピン人とインド人に混じってひとりでジェッダに出かけた。（ 「今日は、なんで日本人がいないのかな。」と不思議に思いながら。）フィリピン人はにぎやかだ、むしろうるさい。日本人のように、バスが動き出すと、静かに居眠りをし始めるのとはえらい違いだった。

（コミュニティーのコマーシャルセンター：内部に、小さなスーパーマーケット、床屋、銀行、クリーニング店などがある。）


毎週行っていると、さすがに決まったショッピングモールだけの買い物では飽きが来るので、今週は、日本食レストランのグルメツアーにした。バスはいつものように、まずＩＫＥＡに停車し、４時間後にＡＺＩＺモールを出発する。その間に、タクシーを乗り回して、初めてのショッピングセンター、レストランを回る。今回は、バスの中で意気投合した４人で一緒に行動することにした。

タクシーは、ほとんどメーターを使わず、行き先を告げて、値段を交渉してから乗る。今回は、１５ＳＲ～３０ＳＲ（約４５０円～９００円）。最後に３０分乗っても９００円程度だったので、あまり高くはない。最初のショッピングセンターは外れ。宝石と、女性のドレスばかり。どこのショッピングセンターも女性のドレスが多い。それも、どこで着るのかと思うようなきらびやかなものが多く、ショッピングはここでも女性の専売特許のようだ。黒いマントなんてやめて、外で着て見せればいいものを。

二つ目のショッピングセンター（International Mall）は、小さいながら、電気屋、楽器屋があり、久しぶりにギターを買った。１０年前にシンガポールを離れるときに、荷物になるので、残留組の友人にあげて以来ギターを弾いていない。サウジにはカラオケ・スナックが無いので、生で歌って発散しよう。今の季節は、６時半と８時頃からそれぞれお祈りの時間となる。一度お祈りが始まると、約３０分間店は全て閉まって追い出されるので、その時間帯にタクシーで移動する。レストランが開くまで少し時間があるので、噴水を見に行くことにした。

クラウンプラザホテルの前の広場から、湾内で６０ｍの高さに吹き上げる噴水を見ることができる。夕暮れ時で、いい眺めだ。ついでに、その広場で、B君がラクダに乗って広場を一周した。ポラロイド写真付きで10SR、いい話の種になった。ラクダは、真近でみると、まつげが長く、かわいい目をしている。

（Jeddahの湾内に吹き上げる噴水）


（ラクダに乗った美青年？）


クラウンプラザホテルの中にある日本レストラン「SAKURA」は、寿司を握っているのはフィリピン人らしいが、白身魚３種類と鮭の握りを注文したところ、十分満足できる味だった。寿司盛り合わせは、握り10個で、60SR（１８００円）とあまり安くはないが、一週間、お金を使うこともないので、週に一度の贅沢（たいした贅沢でもないが）を楽しもう。

ホテルの売店で、やっと念願のジェッダの地図を手に入れた。
これで、来週からまたジェッダ散策を楽しめる。