ジャイアント バラクーダ 捕獲大作戦
2018年05月06日 10時27分04秒 投稿
2015年10月~12月の滞在記をFace Bookから転記しました。
久しぶりのサウジアラビア、今回は、定修応援で3か月の滞在です。
昔住んでいたコミュニティーは、住居に空きがなく、KAEC(キング・アブドラ・ エコノミック・シティー)のホテル滞在です。
もちろん釣り道具一式持参。 ここでの唯一の楽しみです。
(運河の散歩コース)
待ちに待った週末、朝食も取らず、まだ夜明け前にホテルを出て、人口の運河の入り口まで散歩。
手すりのある歩道で、安全に釣りができます。
バイブレーションで、早速35㎝のメッキGTがヒット。(GTの子供だけど、刺身にしたらおいしいサイズです。)
スリングに取り付けて、泳がせながら、釣りを続けます。
すぐ目の前のぐり石の護岸のある浅瀬に1mくらいの巨大魚が行ったり来たりしている。
胴回りが大きく、メバチマグロとハマチの中間ぐらいのサイズ。(この時点では、バラクーダとは思っていませんでした。)
日が昇ると釣れないので、遊歩道のベンチに置いた道具を片付けていると、海のほうで突然バシャバシャと波しぶきの音、振り返ると、巨大魚が、せっかく釣ったGTに噛みついて、スリングのフックを引き延ばし、悠々と沖に向かっていました。やられた!
海岸の人の気配がなくなるのを待っていたようです。
帰って、いろいろ魚の写真を調べると、ジャイアント バラクーダのようです。
海の一か所にホバリングして、じっと獲物を狙う、気味の悪い奴です。
早速、捕獲作戦開始です。
釣り仲間が、マグロ針を持っていたので、スリングにワイヤーとケブラー糸でマグロ針を取り付け、釣ったGTの腹に掛けておきます。
スリングのフックが外れても、マグロ針でバラクーダが捕獲できます。(その予定でした。)
次の週末、同じように釣り上げたGTをスリングで泳がせてバラクーダが出てくるのを待ちましたが、姿が見えません。
友人が様子を見に来たので、立ち話をしていると、突然バシャバシャと波の音、バラクーダが現れていました。
今回は、GTの半身を食いちぎり、ついでにマグロ針を取り付けたケブラー糸をかみちぎっていました。
またまた週末を待ち、今度はワイヤーで、大型の3本フックを取り付けました。
味をしめたバラクーダは、今回は海岸のひと気を気にすることなく、スリングを引きちぎり、GTを持っていきました。
完敗です。
滞在期間も少なくなり、最後の週末、17匹目のGT(ほぼ毎回釣れました。)をヒットさせ、リールのドラグを絞めてごぼう抜きにしようとしたら、突然ドラグが回り始めました。今回は、なかなか根性があるなと思ったら、釣りあげようとしているGTに、いつものバラクーダが食いついて沖に逃げようとしています。やはり、大型の魚は、ロッドの曲がるクッションで対抗する必要があります。手すりに縛り付けたスリングではクッションがないので、バラクーダの首の一振りでフックは簡単に伸びてしまいます。
しかし、大型の魚を想定していないリールと道糸なので、切れるのを待つだけです。
それでも1分程度、強い引きを楽しみ、最後は、GTの頭だけが上がってきました。胴は、鋭い歯で切り取られていました。
ジャイアント バラクーダおそるべし。もう2度とサウジで釣りを楽しむこともないでしょう。
釣り上げたGTは、ホテルで刺身にして、サトウのごはんのおかずとしておいしくいただきました。
もちろん、包丁も持参です。
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