アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

浮き釣り

2008年12月26日 | 雑感
12月19日(金)

6時45分、少し早すぎた。浜にはまだ誰も来ていない。夜明けを待ちながら、ゆっくり準備して、7時ごろに干潮の海に入った。水が冷たい。20℃は切っているだろう。ルートを間違えなければ、膝までの深さで沖の岩礁までたどり着く。

今日は、浮き釣りに挑戦。
ルアーの竿が壊れかけ、実績のあるルアーも全て無くし、帰国したMさんから3.6mの磯釣り用の竿を譲り受けたので、試してみることにした。以前、浮き釣りを試みた事が有るが、すぐにもつれてしまい、要領がわからないのであきらめていた。今回は、事前にインターネットで浮きの深さ調整の仕方を勉強した。餌は、ショッピングセンターに売っている、食用のミルクフィッシュ。フィリピンのNational Fishだが、身がやわらかく、小骨が多いので刺身にはむかない。しかし、から揚げにするとうまい。一晩冷蔵庫で解凍し、3枚におろし、皮ごと切り身を作る。

最近、また朝から風が出ているので、昨日仕事を終えて、夕方日没前に風が無いのを確認して、浮きの状態を試してみた。夕陽を正面にして釣りをするのはまぶしいが、沖に投げ込んだ餌に、2回大物がヒットした。手ごたえはアジの引きだったが、2回とも糸を切られた。2回目は、浮きまで流されてしまった。餌釣りでも大物が狙えるし、ルアーと違い、当たりが多いので飽きがこない。

今日は、浮き下約10mに浮き止めをセットして、投げ込んだら、一投目からヒット。きれいなオレンジ色のバラハタ約30cmが上がってきた。ひれの縁が黄色いところがユカタハタと違う。やはり、岸壁とは違う獲物がいる。しかし、その後は全く当たりがない。おかしいと思っていると、浮き止めが移動して、3m程度の深さに変わっている。棚まで沈めないと底物は狙えない。試行錯誤で、浮き止めの位置を現場で変える術を覚えた。次につれたのは、紫色が鮮やかなモンガラカワハギ。

(バラハタ 29cm とモンガラカワハギ)


ルアーの釣りはスポーツフィッシング。ひたすら、投げて巻いて当たりが来るのを待つ。当たりが来たときの手ごたえを忘れられず、ひたすら忍耐で確率の悪い当たりを待つ。これに比べて、浮き釣りは、本来の娯楽フィッシング。沖の波間に揺れる浮きが引き込まれるのをのんびりと眺める。時々小物が引くことがあるが、大物がかかると一気に浮きが水の中に消える。事前の準備も大変だ。餌を用意し、針に錘に、浮き止めまで準備しなければならない。しかし、この準備がまた楽しい。

結局今日は、7時から10時までで2枚だけ。ハタは夕食の煮物にできるが、カワハギは以前食あたりの経験があるので捨てる。来週帰国したら、今度は浮き釣り用品をたっぷり仕入れて来よう。



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