高血圧対策

9月21日（日）

サウジ赴任前から約2年間、高血圧症状は自覚していたが、ついに血圧降下剤のお世話になることにした。アムロジン、カルシウム拮抗剤。何のことかよくわからないが、一番普及している血圧降下剤だという。要は、血管を拡張して、血液の流れを良くして、血圧を下げるとのこと。インターネットで調べると、様々な副作用が書いてあり、少し心配になるが、人によるようだ。

帰国して、最初の買い物が、血圧計。早速計ると、上が１６０mmＨｇ強、下は１１０mmＨｇを超えており、十分な高血圧を示している。しばらく、一日２Lの水分補給を励行していたが、あまり効果が無かったようだ。それとも、ラマダンに入り、日中水を飲むのを少し遠慮したせいかもしれない。

17日、人間ドックで診察時に「血圧が高いので、そろそろ薬に頼った方がいいのでは？」と相談してみたが、美人の女医さんは、「そうですね。」と一言、特に処方箋を書いてくれるわけでもなく、「人間ドックの結果は後日、会社とご自宅にご連絡します。」でおしまい。せっかくの帰国の機会に、投薬の決心をしようと思っていたので、翌日改めて内科の診察を受けることにした。

たった5分足らずの診察に1時間半待たされ、診察では、横柄な若い医者に、「もう歳ですから、高血圧も仕方ないね。アムロジンを処方しましょう。」「高血圧の薬も、いろいろあるようですが、どんなタイプですか。」「簡単に言うと、水道の土管があるでしょう。あれを少し大きくして流れを良くするようなものですよ。」と、小学生並みの説明を受けた。処方箋を薬局に持って行き、薬をもらうのにまた30分待たされ、結局、2時間つぶれてしまった。

そして、19日の朝食後、記念の投薬開始。今後、毎日一錠ずつ飲み続けることになる。朝食は規則的に摂っているので、朝食の一部と考えれば問題はないが、「死ぬまで続ける必要がある。」と聞くと、さすがにうっとうしい。しかし、医師によると、「一日くらい飲み忘れても大丈夫ですよ。」とあまり神経質になることも無いようで、またインターネットの経験談では、適度の運動を併用して血圧が低くなり、飲むのをやめた事例もあるようなので、不精を決め込まず、ウォーキングでも始めようか。

今日で3日目、いつもは飛行機に乗るたびに悩まされる頭痛も無く、血流が良くなった効果か。特に気になる副作用もない。6か月分の薬をもらったので、様子を見てみよう。血圧降下は一週間程度で効果が現れるとのことなので、血圧計で毎日チェックするのが楽しみだ。