アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

GT

2007年12月07日 | 雑感
12月7日(金) 30℃ 快晴、無風、しかし波有り

ついていない。
快晴無風なのに、波がある。海の中が砂嵐のように濁っている。
今日は、干満の差が10cm程度しかなく、しかも干潮でも水位が高いので、釣りをやめて久しぶりにシュノーケリングで透明度の高い冬の海の中を撮影しようともくろんだが、肩すかしとなった。全く、紅海は期待を裏切ってくれる。

いつもは歩いて行く遠浅の沖合の崖っぷちまで、満潮の深みを利用して、陸の近くから泳いでゆっくり進む。おかげで、久しぶりに「クモ貝」と「ツブ貝」を見つけた。日本人とフィリピーノの乱獲で、このコミュニティーの海岸からはほとんど姿を消したと思っていたが、探せばあるものだ。

(クモ貝2個とツブ貝(シッタカ、ニシキウズガイ)5個)


期待はずれの沖合の岩礁は、波のせいか、今日は、釣り人はふたりだけ。邪魔しないように波に揺られながらシュノーケリングを楽しむ。3~4m潜れば、いつも釣っているユカタハタの姿も見ることができるはずだが、潜れない。紅海は塩分濃度が高いので浮力が大きく、潜ることができない、と言うのは嘘で、前回、ダイビングでウェイトを船に忘れて来たので、ウェットスーツの浮力で海面を漂うだけ。そのかわり、腰に負担がかからない。

海の中は、濁っている割には、小魚が多い。濁りは、砂だけではなく、プランクトンも多いようだ。そのなかに、30cm程度のギンガメアジを1尾見つけたが、そのうち、突然目の前に、60cm級のGTが1尾現れた。ロウニンアジ(Giant Trevally)だ。沖縄の50㎏級のガーラとは比べようもないが、鯛のような顔つきの一匹オオカミのGTが、悠々と目の前を横切って行った。

(濁った海の中の小魚達)


いつも、ルアーで狙っているのはこれだが、群れでいるわけではなく、まわりにこれだけ生きのいい小魚がいては、味も匂いもないルアーに見向くはずもない。数十回の投てきで、たまたまGTが泳いでいる近くでルアーを泳がせ、たまたまGTに食欲があれば、間違って食いつくかもしれない。そう考えると、ルアーの釣りの確率の低さが理解できる。

(岸の近くを回遊するGT)


12月の紅海は、何故か干満の差が小さく、深い。
腰までつかって釣りをするのは、いいコンディションとは言えないが、次週はまた低い確率に挑戦しよう。



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3 コメント

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Unknown (プーチン)
2007-12-08 17:45:05
投げ竿に20号位のジェット天びんとルアーを付けてGTを攻略することを考えたことはないですか?70m位容易に飛びます。ルアー竿では飛距離がでません。
ジェット天びんの下1m位にL型状のプラスッチック羽根と針を組み込んだルアーを付けたら釣れるかも?
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ジェット天秤? (家主)
2007-12-09 02:55:46
一度、飛距離を稼ぐために、メタルジグで試してみたら、3回目に4号の道糸が切れて、50mほど遠方に飛んで消えていきました。
横で釣っていたフィリピーノに笑われて、すごすごと引き揚げてきました。

サウジは、ほしいものがほとんど手に入らないので、1月に帰国する際に、釣り具屋をのぞいてみます。
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Unknown (プーチン)
2007-12-09 09:42:31
先日 西条市の山車祭りをBSで拝見しました。
すばらしかったです。
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