2月18日(土)
原題「See No Evil: The True Story of a Ground Soldier in the CIA's War on Terrorism」(注:See No Evil:見ざる(聞かざる、言わざる))は、もとCIA局員がCIAの活動を内部告発した本として有名で、日本にいるとき通信販売で購入した原書を途中まで読んで放り出していたので、その内容がどのように映画化されたのか気になっていた。本を出版するにあたって、CIAの検閲を受け、個人名などは全て黒く塗りつぶされた、いっぷう変わった本だが、それだけに生々しさが感じられた。
映画は、本の中のひとつのエピソードを取り上げたものと思われるが、残念ながら読んだ内容に記憶が無い。たぶん、本の後半にあるエピソードだろう。この映画のために体重を増やしたという主演のGeorge Clooneyは、どこかで見た顔だと思いながら、顔のひげと、ふっくらした顔つきで、映画が終わるまで本人とは気が付かなかった。
中東のOILの利権を手に入れるためには手段を選ばないアメリカ政府とその資金源の石油会社。OILの利益で自国を近代化しようと夢見るプリンスは抹殺され、石油会社と癒着して自分の富と親の持つ利権を手に入れようとする次男が、アメリカの操り人形として生き残る。アメリカにとって、頭のいい指導者は必要ない。アラブの若者が、洗脳され、自ら自爆テロに走る。彼らに残された抵抗手段はそれしかないと表現しているようだ。
映画の最後に、主人公のCIAエージェント「Robert Barns」が、若いプリンスとともに爆死する。原作本の作者「Robert Baer」からもじった名前の主人公と思われるが、もちろん死んでしまっては本は書けないので、映画用に脚色しているところがあるのだろう。
ところどころ、中東の場面ではアラビア語の会話があり、それをスペイン語字幕でみるため、正確な内容はつかみようが無いが、映画の雰囲気からすストーリーはだいたい想像できる。重いメッセージをもった映画だが、これを見て、どの程度の人がそのメッセージを読み取れるだろう。
今日は、いつもと違った映画館を試そうと、「CINEMARK10 Palermo」に行ってみた。地下鉄(Subte)D線、Bulnes駅のすぐ前にAlto Palermo ショッピングセンターがあり、そこから2ブロック200m、Bulnes通りを東に行ったところにある。ショッピングセンター3階のフードコートで昼食を食べながら映画の時間待ちができるので非常に便利なロケーションだ。
ただ、切符は$8(320円)、飲み物も、ミネラルウォーターが$3と割高で、さすがにひとつのビルにスクリーンを10面かかえるシネコンだ。内部は全て指定席で、今回は先週に懲りて上着で防寒対策もバッチリ、映画に専念できた。ただ、指定席の席の見かたがわからず、うろうろしていたら、親切なおじいさんが席に案内してくれた。F10-A7というのは、10列目の7番シートと言う意味らしい。F列の10番ならわかりやすいのに。でもブエノスアイレスにも親切な人がいた。
(Data)
http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/
日本では2006年3月4日公開
(映画館)
Cinemark 10 Palermo
Beruti 3399 & Bulnes
Tel: 4827-9500
F10-A7 座席番号
Fila = Row 列
Asiento = Seat 席

原題「See No Evil: The True Story of a Ground Soldier in the CIA's War on Terrorism」(注:See No Evil:見ざる(聞かざる、言わざる))は、もとCIA局員がCIAの活動を内部告発した本として有名で、日本にいるとき通信販売で購入した原書を途中まで読んで放り出していたので、その内容がどのように映画化されたのか気になっていた。本を出版するにあたって、CIAの検閲を受け、個人名などは全て黒く塗りつぶされた、いっぷう変わった本だが、それだけに生々しさが感じられた。
映画は、本の中のひとつのエピソードを取り上げたものと思われるが、残念ながら読んだ内容に記憶が無い。たぶん、本の後半にあるエピソードだろう。この映画のために体重を増やしたという主演のGeorge Clooneyは、どこかで見た顔だと思いながら、顔のひげと、ふっくらした顔つきで、映画が終わるまで本人とは気が付かなかった。
中東のOILの利権を手に入れるためには手段を選ばないアメリカ政府とその資金源の石油会社。OILの利益で自国を近代化しようと夢見るプリンスは抹殺され、石油会社と癒着して自分の富と親の持つ利権を手に入れようとする次男が、アメリカの操り人形として生き残る。アメリカにとって、頭のいい指導者は必要ない。アラブの若者が、洗脳され、自ら自爆テロに走る。彼らに残された抵抗手段はそれしかないと表現しているようだ。
映画の最後に、主人公のCIAエージェント「Robert Barns」が、若いプリンスとともに爆死する。原作本の作者「Robert Baer」からもじった名前の主人公と思われるが、もちろん死んでしまっては本は書けないので、映画用に脚色しているところがあるのだろう。
ところどころ、中東の場面ではアラビア語の会話があり、それをスペイン語字幕でみるため、正確な内容はつかみようが無いが、映画の雰囲気からすストーリーはだいたい想像できる。重いメッセージをもった映画だが、これを見て、どの程度の人がそのメッセージを読み取れるだろう。
今日は、いつもと違った映画館を試そうと、「CINEMARK10 Palermo」に行ってみた。地下鉄(Subte)D線、Bulnes駅のすぐ前にAlto Palermo ショッピングセンターがあり、そこから2ブロック200m、Bulnes通りを東に行ったところにある。ショッピングセンター3階のフードコートで昼食を食べながら映画の時間待ちができるので非常に便利なロケーションだ。
ただ、切符は$8(320円)、飲み物も、ミネラルウォーターが$3と割高で、さすがにひとつのビルにスクリーンを10面かかえるシネコンだ。内部は全て指定席で、今回は先週に懲りて上着で防寒対策もバッチリ、映画に専念できた。ただ、指定席の席の見かたがわからず、うろうろしていたら、親切なおじいさんが席に案内してくれた。F10-A7というのは、10列目の7番シートと言う意味らしい。F列の10番ならわかりやすいのに。でもブエノスアイレスにも親切な人がいた。
(Data)
http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/
日本では2006年3月4日公開
(映画館)
Cinemark 10 Palermo
Beruti 3399 & Bulnes
Tel: 4827-9500
F10-A7 座席番号
Fila = Row 列
Asiento = Seat 席
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