野暮天の生活日誌

妻を亡くした90歳の老人の生活日誌です
寂しさを紛らわすために綴ってます(2024.5月)

手すり

2017-12-10 20:49:37 | 介護

家内が家の中で転んで大腿部骨折し、手術入院(一か月)を経て、

三か月のリハビリ病棟を送った後、家の中に手すりを何カ所か付けました

一応、”歩ける”補助的な意味合いの「手すり」だったんです

その後、家内は椅子から何度か転倒し、歩けなくなってしまって

車いすの生活になってしまいました

車いすから立って歩くのは、訪問リハビリの先生がベッドの周りを

十数歩歩かせるのと、デイサービスでの歩行器を使って30メートルほど

歩かせるくらいになってしまいました

わたしが介助して歩かせるのはとてもできません

歩行器を使って家の中を歩かせるのは介助する人が

それなりの訓練がいるとのことで、わたしには出来ないと施設の人は言います

いまの歩行器は、一応歩ける人の補助器具です

足が踏ん張れない人に使える器具ではないのです

それだから、家内の脚は立つことすら出来にくくなりました

日常生活で立つ動作が必要になるのは三カ所あるんです

ベッドから車いすへ 車いすからベッドへ

車いすからトイレの便座へ 便座から車いすへ

車いすから洗面所の前に立たす

(これは車いすに座ったまま歯磨き、洗面が出来ないから丸椅子へ座らせる)

この3動作のうち、車いすから洗面台の前に立たすのが難関なんです

洗面台の上に両手を乗せて、車いすから立ち上がらせようとするんですが

介助するわたしの力が足りなくて、いつもしんどい思いをしてます

トイレには手すりを付けたのでそれがすごく助かってます

洗面所にも手すりはあるのですが、手拭い掛けになってます

実際は手拭い掛けです

手すりをつけたら、本人の力で立つことが出来ると気がつきました

それで手すりを買うことにしました インターネットから注文しました

 

足が踏ん張れなくても少しの介助で歩かせられる歩行器、ないもんですかねぇ