QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

帰りの機内でパールバックの『大地』をようやく読み終える、そして「あっちこっち丁稚」。

2025-03-07 02:46:18 | 日記
結局、帰宅したら最終便と同じくらいの時間になりました。機内食も美味しゅうございました。

今回の機内では、少しずつ読んでいたパールバックの『大地』をようやく読み終えましたが、最後のところがすごくて、機内で泣きそうに(笑)。

前に好きな本紹介でこの本を取り上げたときに書きましたが、この本は中国の貧しい家庭に生まれた男、王龍(ワンロン)の物語から始まって、その息子、そのまた子供たちの三代にわたる長い物語。

それぞれの人物の人生も興味深かったのですが、最後の最後に物語が祖父の王龍に収斂していく様は圧巻。そして、物語がどんな展開になっても、彼ら一族の「大地」が常にどこかにある様もすごいの一言。

ホントに嫌いな表現なんだけど、今時の人の表現を使えば「伏線の回収がすごい」と言うんでしょうか。

「伏線の回収」というのは制作者側の話で、読者の視点じゃないので、薄っぺらくてほんと嫌です。

いろいろな方向に展開した人生が水が渦を巻くように最後に一つのところに「収斂していく」、という言い方の方が好きです。現実の人の人生で頻繁に起きることですからね。その方が自分の中にすとんと落ちる。

僕の人生ももう数年したら収斂していくでしょう。できれば最後は渦がシュッと消えるように所持品も僕の肉体も蒸発するように消えるのが理想なんですが。なかなか無理ですよね。溶鉱炉に落ちるのとかは熱いから嫌だし(笑)。

また読後感がじわっとくるいい本に巡り合いました。途中で胸に迫ってきてやばいと思ったので、自宅に戻ってから読もうかなとも思いましたが、でもやっぱり気になって読んでしまいましたね。

ところで、今回の便では、隣の席に最近ロシアの解説でおなじみの評論家の方が座っていました。暴れん坊プーチンのせいに加え、アメリカでもとんでもないのが大統領になっちゃって解説がさらに大変になってお疲れなんでしょうか、ずっと静かに休んでおられました。

世の中では「トランプが正義」な合理的なオレな方が出てきているようですが、アメリカ国民のためにやっているのはわかりますが、あれを全面的に是とするのはポジショントークに過ぎるよな、と言うのが僕の感想です。

ゼロか100かで話をする人はうさん臭いですね。

帰宅して、裏の24時間スーパーに野菜を見に行ったら、白菜はやはり4分の1で税抜き298円でしたが、一つだけあった白菜4分の1が小さめの白菜2分の1くらいの大きさで、これは298円でもお得だと思い購入。

ほぼコンビニのようなお店で野菜類はたくさん入荷しないので、夜中にバイトの子が包丁で手作業で4分の1に切ってラップにくるんで店頭い出すのを僕は知っています。ですので、当然同じ4分の1でも大きさにかなりばらつきがある。

知らない人は手に取ったのを買っていきますけどね(笑)。さすがに大きめのスーパーでは均等になるように切っていると思います。

札幌のイオンでも白菜4分の1をひとつ買ってきたんですけどね。それも298円でした。

眠くて話が「あっちこっち丁稚」になっちゃいましたね(笑)。

「あっちこっち丁稚」、わかる人はおそらく西日本出身の50代以上だ(笑)。

おやすみなさい。