QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

東京に帰還。

2024-07-18 19:34:58 | 日記
昨晩、那覇からの最終二つ前のANAで今年の誕生日旅行から戻った。ANA便の最終は羽田着23時半なので、そっちはきっとほとんどが国際線乗り継ぎの客で、そうでなければ大田区とか川崎とかタクシーでもそれほど高額にならない地域の方しか使わないのだろうと思う。羽田発浜松町行のモノレールの最終が0:04発なので、預け入れがなくて23区内なら帰れないこともないか。

コロナ前は羽田発都内行き交通機関の最終がもう少し遅かったので気持ち的に余裕があったのだが。国際線ターミナルから都内に向かう外国人も多いのでそろそろ再延長した方がいいんじゃないかとは思う。そうしないのはきっと理由があるんだろうけど。

これもコロナ前とは違うだろうが、以前は国内線がどれだけ遅れても国際線ターミナルに移動すると羽田空港発午前1~2頃発の浅草ビューホテル行きリムジンバスというのがあったので、それが利用できた。

以前も触れた一度だけ乗ったANAファーストクラス、JFK発羽田行は空港混雑で搭乗は通常通りできたものの座席に座ったまま離陸までなんと6時間ほど(だったと思う)待たされたので、結局羽田には電車モノレールの最終が出た後に着いた。ANAから一律2万円弱の交通費が出たが、その深夜発浅草行きバスがあったため交通費はほぼそのまま僕のお小遣いになったということがあった(笑)。

離陸が大幅に遅れたとはいってもたまたまファーストクラス。待機時間中も酒を飲み続けていたので、むしろ(もっと遅れろ)と思っていた(笑)。

それはともかく、昨晩帰ってきたら、ここのところは沖縄が例年にない酷暑だったからか久しぶりの東京が意外に涼しく感じた。もうすぐ梅雨も明けて東京も本格的に暑くなるとは思うけど(笑)。今年は7月が意外に暑かった気がするなぁ。

来月はお盆の施餓鬼法要にまた帰省するが帰りは近鉄「ひのとり」のデラックスシートで大阪に数日寄って伊丹から帰ってこようと思っていたが、問題はいつ帰るかだった。今回石垣に行ったら現地の友人が今年も8月末に山形に帰るというので、じゃ、また山形で遊ぼうということになり、自動的に大阪から東京に戻る日程も決定し、予定が固まった。

8月の最後は蕎麦三昧だ(笑)。

昨日あたりから脱皮が始まり、外に出て汗をかいたあと背中を触ると集合体恐怖症の方はそれだけで蕁麻疹が出て症状がさらに悪化しそうなほど水膨れで湿疹様のぼこぼこ状態(汗)。僕はそういう「フォビア」はないのだが、それでも気色悪いので一切見ずに手でつぶしてから、シャワーの中であかすりナイロンタオルでこすって皮を除去する日々である。そこまでやってしまうとあたかも「全身ケミカルピーリング」のようでつるつる美肌になり気持ちいいのである。

この場合ナイロンタオルがはがれた自分の皮膚で地獄絵図になるのは必須なので、自分のお気に入りではなくアパホテルでもらってきた使い捨てのナイロンタオルを使うことは忘れない。

最近考えていたこと。
先日Youtubeを見ていたらなんとかさんってよくみる経済学者のオジサンが「いろいろ変数を入れて計算していたらとある4つの素数がでてきて、それがそのまま都知事選の各候補者の得票数に一致していました」って動画を観た。

それがそこまで結果に合致していたのは偶然なのか必然なのかはわからないけれど、僕の昔の上司(イギリス人)もそういう感じだった。レポートに書く事柄を巡って、ふたりで日本の経済について雑談していたら、手元にあるPCでエクセルを開いて雑談の中身をせっせと数式にしていた(さっき言ってたのはこれになるだろ、んで、この変数をこう入れて・・・)みたいな。夏休みの工作をオヤジにやってもらっている子供みたいにそれを見ていたんだけど(笑)、へぇぇぇって思った。結局そのモデルを使わせてもらってその時のレポートは書き上げたんだけど。

それまではMBAって意識高い人が暇つぶしとハク付けのために取ると思っていたのだが、その上司含め僕が知っている限りのMBA取得者って同じようなことしますね。MBAの中でも特定の専門の人だけなのかもしれないけど。

数年前に仲のいい友人も40歳で海外のMBAコースに留学したことがあって、自分の上司たちを見ていたこともありどんなことをするのか興味があって話を聞いたことがある。その一つにチームを組んで先生から与えられた課題をこなすという授業もあるのだが、その目的は課題を仕上げることだけにあるのではなく、「限られた時間内でチーム内ぎくしゃくすることなく」課題を遂行する能力を養うところにあると聞いて、MBAのチャラチャラしたイメージが払しょくされた。僕が考えていたよりもはるかに実践的なことをしていた。

まだまだ知らないことはたくさんあるなぁと思ったのだ。

コロナ疑惑(笑)。今日は酷暑を避けて買い物。

2024-07-16 11:56:41 | 日記
一昨日、朝起きたら体調に異変を感じる程度だったのだが、夕方石垣から那覇に着くころには結構つらい状況に。早々にホテルに移動してコンビニで食料と酒を買い込んで薬を飲んで就寝。熱っぽかったので解熱剤も飲んだら(ほんとは風邪薬と一緒に飲んではいけません(笑))、夜半にはロキソニン名物の滝汗が出て恍惚感に包まれ。

昨日の朝起きたらかなり良くなっていたが、無理をしてさらに悪化するのもよくないなと思い、ホテル前にあるセブンイレブンで毎食・毎酒を調達して昨日一日を過ごしたら今朝には全快。折角の旅行を1日半もむだにしてしまった。

ま、来日外国人に人気らしいセブンイレブンのお弁当類もいろいろ堪能したし、年末までに沖縄にもまた2~3回は来るからよしとしましょう。

やはり急増しているというCOVIDだったのでしょうか。それだったらこんなに早くは治らないのか。先月も名古屋の古い知人を訪ねたら翌日にその友人から「今朝妻が病院に行ったらコロナの診断を受けたので気を付けて」というメールが来たが、特に僕には影響はなく。あの時、奥様にも会ったがそれほど調子が悪そうじゃなかったので、僕と顔を合わせている間はウイルス量が他人に感染させるレベルには増殖していなかったんだろう。

人に話すと多いと言われるのだが、2020年のパンデミック発生以降、関係の遠近はいろいろだが5人の知人がコロナで亡くなった。2020年3月の一番最初に職場の上司のご主人が早々に亡くなって、上司も感染してしばらく入院。そのあと一人また一人と計5人。

ただ、日本の会社ではないのであくまで自己責任と言う感じで「みんな気を付けるようにね」というメールが会社から一本来ただけで、会社からは特に行動制限をされることはなく、僕自身は一人で割と自由に暮らしていた。ただ、周りの日本人の友人は会社からきつく言い渡されていたようだったので、僕から誘いはしなかったが。

介護施設でケアマネージャをしている友人は県外への旅行は原則禁止、東京からくる人間との接触一切禁止を言い渡されていたとのことだった。介護施設にいらっしゃるご老人たちは感染したら一巻の終わりなので仕方ないのだろうなと思った。

今はもうそれほど重症化もしないらしいので、体調が悪くなっても(もしかしたらCOVIDかも?)と冷や汗をかくことはないのだが、どんな病でも嫌には嫌ですね(笑)。

とにかく、体調が回復したので今日は酷暑の昼間を避けて夕方に必要な買い物をしに行く予定。

沖縄に来ると絶対に買うものの一つに「かつおだしパック」がある。沖縄料理と言うと豚肉と言うイメージがあるが(僕だけ?)、とても濃いかつおだしを使うという特徴もある。何年も前にホテルで朝食をとっていた時にふとそれに気づき(それならもしかしたらスーパーに美味しい出汁が出るかつおがあるんじゃないか)と思い見つけた。

それが、かねよしの出汁パック。混合出汁とかつおだしの二種類あるが僕はかつお粉だけのかつおだしの方を使っている。この出汁パックはイオンではなくサンエーというスーパーに置いてあるので、毎回おもろまちにあるでかいサンエースーパーまで買いに行く。イオンにあればお誕生日クーポンやお客様感謝デーの割引などを使って安く買えるのに置いてないのが悔しい。

これ、ものすごく濃いかつおだしが出るので非常に美味いです。本州のスーパーで売ってる出汁パックなんか比較にもならないくらい。

ただ微妙な出汁の濃さを重んじる海原雄山には嫌われるかもしれない(笑)。

それらを買いに行ったら夜は3日ぶりの外食。今夜は焼き鳥が美味い「あしどり」と言うお店に行こうと思っている。こんなことを言うと怒られるが焼き鳥は大体どこで食べても及第点以上のものが出てくるが、その中でも飛びぬけて美味い店を判断するにはレバーを食べてみるといい。大阪のたこ焼きみたいにカリトロ系のレバーを出す焼き鳥屋はちょっと普通の店ではない。美味い。その観点からは「あしどり」は美味い店だと思うのだ。

旅の便利グッズ(2024年7月)。

2024-07-13 14:43:44 | お気に入りグッズ
いつか書いてみたいと思っていましたが、今回は僕が中長期の旅に出るときに持っていくもので便利なものをいくつか紹介します。

1 IKEAのSLIBB スリッブ(アフィリエイトとかではないのですが、URLが入れられたので入れてみます)

SLIBB スリッブ ハンガー グリップクリップ8個付き, グリーン - IKEA

SLIBB スリッブ ハンガー グリップクリップ8個付き, グリーン - IKEA

SLIBB スリッブ ハンガー グリップクリップ8個付き, グリーン このフレキシブルなハンガーがあれば、靴下や下着、その他の小さな衣類を楽に干すことができて、家で使うにも...

IKEA

 


これは旅先で下着など小さいものを干しておくのに非常に重宝しています。100均などで売っている小さい洗濯ばさみハンガーでもいいのですが、あれだと立体的になってしまいかさばりますが、このIKEAの商品は一枚のプラ板に輪っかがいくつかくっついていて、その輪っかの間にちょうど布一枚が挟めるようになっていますので、書類や雑誌の間に挟んでおけばバッグの中でスペースを取ることもありません。一個69円というのも魅力的です。最近は数個購入して自宅で洗濯をするときにも使用しています。

洗面台でパンツや靴下をささっと洗ってこれに挟んで干しておけば、翌日には乾いているという便利グッズです。旅用にはユニクロのエアリズムメッシュのパンツを持っていくのですぐ乾きます。ただ、最近はエアリズムはあってもエアリズムメッシュのパンツはラインナップされていないので、再販希望です。メッシュにこだわるのは単に履き心地が気に入っているからというだけの理由です。

2 小さいナルゲンボトル(125ml)

コインランドリーでは洗剤は自動投入されますが、海外のホテルや日本でもシティホテルでコインランドリーがなく手洗いするときのために、これに粉末の洗濯洗剤を入れてスーツケースに入れています。トラベル用の個包装洗剤でもいいのですが、下着などを手洗いするときは少量でいいのでこのナルゲンボトルに入れておけば必要な分だけ取りせるので便利です。ナルゲンボトルなので頑丈ですし。

今は以前にタイでまとめ買いしたアタックが入っています。タイでは200mlほどの洗濯洗剤の小袋(中袋?)が売っているので、このような容器に入れるのにちょうどいいのです。でも、そのストックもあと一つになったので、タイまで小さいパッケージのアタックを買いに行くか、日本で売っている箱入りのアタックから移し替えようかと思っています。

液体洗剤でもいいのですが、手違いで機内持ち込みに入れてしまった時に放棄しなければならなくなるため粉末にしています。重量も液体の方がありそうで(実際はそれほど違いはないかもしれません)。

これはヨドバシ・ドット・コムで購入しました。

3 極細HDMIケーブル
極細のモノは全然かさばらないので、宿泊するホテルのテレビにつないでデュアルモニターで仕事するときのために持ち歩いています。仕事の時でなくても、Huluなどの動画配信サービスの映画を大画面で観るのにも重宝します。あとテレビのスピーカーが使えるので、音楽もPCよりも少しいい音で聴けます。

4 GRANITE GEARのAIR POCKET (Mサイズ)

これは無印のパラシュートクロスのような薄くて丈夫な生地で作ってあるアウトドア用の巾着やスタッフサックのシリーズなのですが、そのうちAirPocketのMサイズはちょうどA4 三つ折りサイズで各種パンフレットやフライトのeTicketを印刷して入れています。あと、読んでおかなきゃいけない書類やネット記事を印刷してまとめて入れておいて隙間時間に読んだりするのに便利です。

でも最近はペーパーレス派の皆さんも増えているので、そういう方には特に便利な商品ではないかも(笑)。

5 Aeropostaleのベルト
アメリカのファストファッションブランドのジーンズなどを履くときに使う普通のベルトなのですが、これに替えてからは飛行機のセキュリティで引っかかることがほぼありません。普通のごつい金属のバックルのベルトなのですが、なぜかそのままで通れます。因みに以前使っていたH&Mのベルトはいつも引っかかっていました。

たまたま僕が購入したモデルだけの可能性もあるかもしれませんが、商品によっていちいち仕様を変えるのも大変なのですべてのベルトにセキュリティに引っかかりにくい素材のバックルが使われていると考える方が自然のような気もします。また機会があるときにもう一本ベルトを買ってチェックしてみようと思います。

セキュリティで引っかかってベルトをいちいち外して再度ゲートをくぐるのは本当に面倒なので、非常に便利です。このAeropostaleというブランドは東南アジアには一時期進出したことがありますが、GAPグループのOld Navyと同じ頃にアジアからは撤退してしまいました。

アメリカ本土にはまだそこら中にあるはずなので、空港セキュリティでいつも引っかかって面倒だと思っている人はいちど試してみるのもアリだと思います。


とりあえず今日は以上5点で。他にも何か忘れているものがあるような気がしますが、またおいおい。

日焼けで痛い。石垣の正統的ショットバーでピニャコラーダ。

2024-07-13 10:10:24 | 日記
昨日は予定通りホテルで自転車を借りてビーチに。表裏2時間ずつのつもりだったのだがあまりに日差しが強いので各1時間強に短縮。それにも関わらずがっつり焼けて真っ黒です。これで身体の外も、腹の内も全部真っ黒の「人間のどぐろ」状態になりました。日焼けすると赤くなる段階がほとんどなくすぐに黒くなるんです。

それにしても全身痛い。

また近いうちに鹿児島に行って指宿の砂蒸し風呂で腹の中をデトックスしてこないと。出してもすぐ腹の底から毒が泉のようにわいてくるのですが。

今日もビーチに行こうと思っていたのですが、この分だと日焼けはもう必要ないですね(笑)。

以前インドネシアのビンタン島のお高いリゾートに行った時、いつもと同じように日焼け(というかほとんど火傷)したのですが、せっかく大枚はたいて高級リゾートに行ったので日焼け後に三時間で200USDの全身エステに行ったら、肌に水分と栄養がいきわたったのか、いつもはすぐに脱皮しまくるところあまり皮がむけなくて、保湿って効果あるんだなと思いました。それ以来日焼けしそうなときはスキンローションを持ち歩いていて、昨晩から身体中に塗りたくっています。きもちいい。痛みが和らぎます。

ビンタン島ではビーチ沿いに設営された天蓋付きのスパブースでエステを受けることができて、始まる前にマッサージオイルとパックの素材を選んで開始。エステはまずバリ島の神様のようなガーゴイルのようなオブジェの口から出る滝のようなシャワーで汗を流したのち、スクラブで全身の表面の老廃物を取り除くところから始めるのですが、蘭の花びらを身体中に振りまいてその花びらで行うスクラブが非常に優しくて気持ちよかったです(笑)。パックは二種類選べて「キュウリとヨーグルト」と「はちみつ」にしたのですが、施術中にちょっと唇についたのをなめていたら美味しかったです(きっとほんとは食べてはいけません)。

いかにも女子が好きそうなしつらえですが「オレは男だ!そんな『女子供』みたいなことできるか!!!」というポリシーをお持ちでない限りは、男性でも施術を受けてみるとかなりいい気分になりますよ。お勧めです。私は守るほどの男のプライドも特にないので(笑)、幸運です。

そのホテルは「アンサナスパ&リゾート」といい、日本では神戸のANAクラウンプラザホテルにスパだけが入っています。

そこでしたね、初めて高級ホテルの「ターンダウンサービス」というのを経験したのは。夕飯をいただきに部屋を出ている間に朝から夕方までに使ったタオルを交換・補充して、すぐに眠れるようにベッドの上辺の片側を折っておいてくれます。それプラス、ホテルによって独自のサービスを加えることもあり、そのホテルではアロマオイルとポットが準備してありました。

日本でもヒルトンやコンラッドでターンダウンサービスを経験したことがあるのですが、ビンタン島での経験があったので、スマートに対応できました。やはりいろんな経験はしておいた方がいいなと(なくても全然困らないですけどね(笑))。でもコロナ後は名古屋ヒルトンなど一部のヒルトンホテルではターンダウンサービスをやめちゃったんです。

高級ホテルにかなり慣れている人は「ターンダウンサービス、要らないです。」っておっしゃる人も多いようです。一度だけニューヨークJFKから羽田までANAのファーストクラスにマイルで乗ったときは、僕以外の3人はファーストクラス常連さんらしく、そのサービスには全く興味がなく、離陸したらすぐに寝始め食事をとる時間以外はずっと寝ていらっしゃいました。僕はお上りさんだからホテルでも機内でもサービスをふんだんに楽しみますが (笑)。ANAファーストクラスで供されるキャビアもシャンパン、クリュッグもふんだんに楽しみました(笑)。

そのような高級ホテルも好きですが日本のビジネスホテルもかなり好きで、気がついたらアパホテルの全県都道府県制覇スタンプラリーも残すところあと3県にまでなるほど。ビジネスホテルのいいところは過不足なく必要なものがそろっているうえ、あの狭さが子供の頃に作っていた秘密基地みたいで。ミニマリズムの一つの形だと思います。

昨晩は石垣島の知人と夕飯をいただいた後、一人では絶対にたどり着けないような隠れ家的ショットバーに連れて行ってもらいました。扉を開けると別世界で、由緒正しいバーでした。

南の島であのようなバーとくると、僕の選択はただ一つ「ピニャコラーダ」です。美味しかった。それをいただいた後はアードベックをロックで二杯いただいてお開きとしました。

あのバーはまた一人でも行きたいですね。いい店を教えてもらいました。

石垣島二日目 - 島に通うようになった理由。

2024-07-12 10:32:06 | 日記
昨日夕方に石垣島に着いて本日二日目。早朝は雨が降っていたので今日は部屋で本を読んだり、知人がやっている雑貨屋に雑談がてら行って、毎年夏に使っているコザに本店と工房があるハーブ石鹸の補充をしようか、と思っていたら、先ほど急激に晴れてきてカンカン照りに。ハーブ石鹸はカレンデュラという香りのモノが夏にとても合って好きなのだが、今検索してみたらカレンデュラとはキンセンカのことだった。知らなかった。

晴れたことだし、ビーチに表裏各2時間ほど焼きに行こうかと思っているところ。

昨日は夕方ホテルにチェックインした後、いつもの鉄板居酒屋「満月」さんに行くと常連のSさんが待っていてくれたので、まずはビールで乾杯。Sさんはビールのフェイズはとうに終えて山形の日本酒ラウンドに。僕もすぐに追いかける(笑)。

二杯目からは日本酒。昨日は5合ほど飲んだだろうか。酔っていてそのうち二銘柄しか覚えていない。「米鶴 純米吟醸 初呑み切り 選抜酒」「出羽桜 特別純米酒 honu」。

Sさんは十四代の酒蔵・高木酒造が出している「朝日鷹」の美味しいのが入ったとのことで飲んでいた。かなり気に入ったらしくそれを繰り返し飲んでいたが、僕は土曜日の夜に「満月」にまた来るのでそれは取っておく。僕の分残しておいてくれ。

石垣在住の方だけでなく旅の方でも、日本酒好きは意外と多いらしく、満月で仕入れるお酒も結構回転がはやいとのことだった。昨日は飲みたかった「魔斬(まきり)」がもうなかった(僕が行く前にSさんが最後の一合を飲み干していたらしい(笑))。

昨晩のつまみはマグロの漬け(美味かった!)に、定番の石垣牛の赤身を焼いてもらった。どんどん酒が進む。

何年も前に店で隣り合わせたときに満月のご主人が紹介してくださったことが縁でSさんと飲むようになった。ご主人は(この人たち、話が合いそうだな)と思ってくださっていたらしい。その判断は正解でおそらく興味の方向性や使う言葉も似通っているのだろう、僕が好きなように喋っていてもSさんも興味を持って理解できている感触があってストレスがない。

昨日の話題は即身仏。日本には10に満たない数の即身仏が確認されているがそのほとんどが山形県に集まっている。僕の記憶にある限りだと、山形県の他は新潟県村上市に一体、岐阜県大垣市に一体あるだけ。
20代の終わりごろに縁あって山形県の即身仏は大方参拝させていただいたのだが、昨日、満月のご夫婦、Sさんと4人で話していたら、奥さん(山形県出身)は子供の頃に地元パワーをふんだんに活用し、拝観不可の即身仏にもお参りしていたということが判明。

こういうのも変だが、羨ましいぞ(笑)。

山形の即身仏の多くは真言宗の僧侶だった方なので、空海にちなんだ「海号」がついた「〇〇海」という名前の方が多い。その中でも一番有名なのは酒田市の海向寺に祭られている「鉄門海上人」だと思う。この人は煩悩を断ち切るために自分でキンタマを切り落としたという伝承さえある豪傑だ。逆にそれだけ自身の性欲が強かったということなのかもしれない。枯れっ枯れの僕には想像するのも難しい(笑)。

岐阜県大垣市にまつられている即身仏は、記憶ではたしか天台宗の僧侶だった気がするが、岐阜ではなく富士山のあたりで入定されて即身仏になっていたところ故郷に移されたとのことだった。

などなど、昨日は知っていることを思いきりべらべらと喋って気分もスッキリ。相手が最近の若い子相手だと、(ジジイ、知ったかで得意げに聞きたくもないことをべらべらべらべらしゃべりやがって)と陰口をたたかれるところ、Sさん相手だとそういう遠慮をしなくていいのが本当に気楽だ(笑)。

昔、まだ床屋を利用していた頃に(床屋に行かなくなったいきさつは2024年6月11日の日記「25年ぶりの顔剃り」 を参照いただきたい。)、平日の昼間に床屋に行ったら担当してくれた若い子に、
「お客さん、今日はお休みですか。」と聞かれたことがあった。
「いや、学生です。院生なんでそんなに大学に行く必要もなくて、空いてる平日の昼間に必要なことは済ませることにしてるんですよ。」と返答すると。
「へぇ、大学院生なんすか。どんな研究してるんすか?」

と聞かれたが、当時はこれが一番返答が難しい問いだったのだ(今は「どんなお仕事されているんですか」が一番難しい、僕の職種を理解してくれる人は限られる。)。専門バカな話をそのまましても余計にわけがわからなくなるだろうからどうやって説明したらいいかを考えるのが難しいのだ。それで、少しの間考えていたら突然、その床屋が、

「俺みたいなパンピーにはわからないっすよね」と吐き捨てた。

そんなことが度々あって非常に不快だったので、だんだんと話をする人間を限定するようになった。別に知識でマウントを取るつもりはない、自分の頭に浮かんだことをそのまま話したいだけなのにな。うまくいかない。

今ではこの石垣島の満月で一緒に酒を飲むようになったSさんを含めて数人の僕が思う存分話ができる人間が非常に貴重なのである。
それに加え、この店の料理と山形のお酒が好きなので、一年に二回ほど石垣島に来るようになった。昔は羽田からの直行便も安かったが、今は非常に高いので那覇経由で来ることが多い。

JTAを選ぶと那覇のJALラウンジでJAL名物カレーパンも存分に食べられるしね(笑)。