カメラと思い出。第2章

2011年02月06日 17時18分38秒 | 昔話し編

前回の続き。

前置き。
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前回に引き続き、犬ネタから脱線した
挙げ句、衝撃的な内容及び発言、
暗い話題をかなり含んでおります。

今日は、明るく楽しい犬ブログではありませんが、
それでも見たいって方は、先にお進み下さい。

できる限り丁寧な書き方を心がけたつもりではござい
ますが、不適切な表現及び不快を与える表現が多々
見受けられるかも知れません。
もし読んでいる方々に、不愉快な思いを与えてしまう
ようなことがございましたら、誠に申し訳ございません。

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前回はこちら。今日は、その続き。


『普通の20代の女の子に戻りたい』

って、言葉にできない、こんな願いを
何度思った事か分かりません。

齢(よわい)若干24歳にして、
あたしが負うべきことになった
借金総額は約1,000万近く。


当初は、この大部分を銀行から
一括返済をするよう求められていました。

これを抱え込んだ時、あたしに安定した
職があったわけではありません。
アルバイトで食いつないでいたので、
貯金なんてありません。



18で生まれ故郷を離れて暮らして
きたあたしは、その借金のせいで
住む場所を失う可能性もあったし。

仕事を失ったばかりの時の事だったし。

頼れる人間なんて誰ひとりいなかったし。

自分の生活でいっぱい、いっぱいで
返済できる余裕なんてなかったし。



返済できるアテもなければ、返済
できる見込みすらない状況。

限界にも限界がある。
どう必死にあがこうが不可能を
可能に変えられるような状況じゃない。



もう駄目だと思いました。

よく、多額の借金を抱え込んだ人間に
対し、『なら臓器を売って金作れ』って
いう言葉を言う人がいるけど…。

もしも、これが簡単にできたなら、そんな方法が
その辺にゴロゴロ転がっていたとしたら
あたしは、おそらくやっていたかも知れない。
(臓器提供を切に願い、日々病気と闘っている
 皆様とそのご家族様には申し訳ありません。)



恥ずかしいけれど、責任を放棄して
逃げようと思いました。
言い方が悪いけど、当時はそれが
一番楽な方法だと思っていたから。

『あいつは負けたんだ。尻尾巻いて逃げたんだ。』
って、そう言われても構わないと思いました。

この世から逃げてしまえば、もし誰かに
そう言われ後ろ指さされたとしたって、
その声はこの世から逃げた人間には
届くはずもないのですから。



もし仮に、あたしがこの世から逃げた
場合、たぶん誰かがあたしが暮らして
きた部屋に入るんですよ。

遺品整理という形で…。

だから、自分の交友関係を示すもの、
書類関係、写真関係のほとんどの
荷物を処分していました。

いつ、いかなる時でも逃げたく
なったら逃げられるよう。
姿を消したくなったら消せるように。


見られたくないもの、生前の暮らしぶり
が分かるような物を全部処分したのは
誰かにそれを探られるのが嫌だったからです。



馬鹿げているかも知れないけれど
今思い返せば、どんなに辛い状況下でも
逃げ道を持っていることが、ささやかな
支えだったのかも知れません。


こんな話し、友達にすら簡単に相談できる
はずもなく言えたとしたって、皆、根掘り葉掘り
面白がって、ただの興味本位で聞いてくるだけ。

感じ取りたくなくても、そんな事を感じ取ってしまう。
それは、とても浅はかに見えて…。

だから、それ以来、人に自分の事を
詳しく話すのを止めました。



そもそも、あたしが多額の借金を
抱えた理由は、当時付き合って
いた人の連帯保証人だったから。

あたしに借金を負わせ、トンずら
ぶっこいたその人は、きっと今も
どこかで幸せに暮らしている。 と、思う。

債務者だった彼が音信不通となり
返済滞った時、お金を貸していた
銀行は大激怒。当たり前ですが。



連帯保証人だった、あたしは
何度も銀行に呼び出され。

一般の人とは違う、奥のほうの
来客用の個室に通され…、

担当者2名と、その銀行の支店責任者
みたいなオッサン3人ぐらいに囲まれ、

『なんで、こんな状況になってるんですか』
『なんで、(債務者)と連絡が取れないんですか』
『返済してもらえなければ困るんですよ』
『もう残額を一括で返済してもらうしかありません』


債務者がトンずらして姿を現さないわけですから
返済してもらえない事による銀行側の怒りは全て
保証人である、あたしに向きます。

でも、当時のあたしには返済能力が
なかったので、それをただただ黙って
右から左へ聞き流すしかできず。



人を見る目がなかった。
自業自得。
自分の未熟さ故の勉強代だと思え。
そう言われてしまえば、それまでです。

でも、苦しみと悲しみは2重3重です。
だから、そんな簡単な言葉で片付けら
れるのだけは、今も嫌です。

多額の借金返済に加え、信じていた人に
『裏切られた』という悲しみは、いつまでも
あたしの心の中に巣食うのですから。



もう生きていたくなんかない…
って、そんな事を思った時、選択肢は
2つしかありません。生きるか死ぬか。

死ぬという選択肢を選ばない場合、
生きていくしかありません。

あたしが、その選択肢を選ぶ場合、
返済分+日常生活を送っていける
だけの生活費を稼がなければなりません。



そんな状況の中、もしもの時のために
逃げ道を用意し経歴詐称してまで、
入社した会社で出会ったのが、前回
登場したカメラをプレゼントしてくれた
直属の上司でした。

Hさんとします。


もう出会った時は、確かに死んだ魚のような
目をしてると言われるほどに、ボロボロでした。



予想外に長く、そして重たくなったので
さらに続きます。

ホントはこんなに引っ張るつもりじゃなかったんだけど…。

途中経過の状態なので、コメ欄は閉じてます。
でも別にグシグシ泣いてる訳でも、しんみり
してる訳でもなく、至ってふつーに元気です\(^▽^)/



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