ときどき
映画やDVDも観てはいるものの、なかなか感想を書く時間がなかったり、アップするタイミングを逸したりしていますが、短くても少しずつ書いて行きたいです。
という訳で、今更ながら、もう一ヶ月近く前に観た『魔法にかけられて』の感想を。
ディズニーのセルフパロディと称される映画ですが、自虐的なものではありません。むしろこういうものを堂々と作れるところに、ディズニーの底力を感じました。
但し、この映画を面白がれるのは、ディズニーファンや、大方の元ネタが判るくらいにはディズニー作品を観ている人、アニメ部分がCGではなくセルアニメであることにディズニーの心意気を感じられる人。でなければ無心に観られる子供たちのどちらかに限られるのではないでしょうか?単に話題作だからということでご覧になる人たちは、置いてけぼりを食ったような気持ちになるのでは?
私自身はやや前者寄りなので、ストーリーはともかく、所々でうなずいたりニヤリとしたりしながら結構楽しめました。
そもそもナレーターがジュリー・アンドリュースという時点で「やられた!」と思いましたよ。彼女が主演した『メリー・ポピンズ』こそ、実写とアニメの融合シーンで話題となった映画でしたしね。ディズニー作品じゃないけど、『サウンド・オブ・ミュージック』のパロディもありました。
『眠れる森の美女』のドラゴンまで出してくれたのには感激。でも、戦うのが王子様じゃなくて……というあたりが現代風ということでしょうか。
IMDbのギャラリーに、この映画のいろいろなシーンとその元ネタ(アニメ作品)との比較画像が出ているのでご覧下さい。元ネタを知っていてもご存知なくとも楽しいです。
エイミー・アダムスのジゼルは、「ウザイ」と感じさせるほんの少し手前でそれを回避している匙加減が、脚本・演技ともに巧いなあと思いました。
エドワード王子役のジェイムス・マーズデンともに三十代なのも、アニメ(お伽噺)の世界から「こちら」の世界へ移行する上で寧ろ効果的でした。
一度は彼女を見放しかけたロバート(パトリック・デンプシー)が、やっぱり放っておけないという気になってしまうイノセンスも、実年齢が若い女優さんでないからこそ際立っていたと思います。
そしてマーズデンのテンションと歌の上手さは出色。この映画が成功した理由の半分くらいは王子とナサニエル(ティモシー・スポール)コンビのおかげでは?と思ってしまいます。ナサニエルの順応性の高さには爆笑。
ジミーさんにも、もっと歌ってほしかったなあ。ナンシー役イディーナ・メンゼルも『ウィキッド』で2004年トニー賞を受賞している人だし、歌うシーンが観たかったです。カットシーンで、王子とナンシーのデュエットもあるという噂を聞いたので、DVDに入れてくれることを期待します。
そして、2004年トニー賞と言えばヒュー・ジャックマン──って、無理矢理ですね 授賞式の映像を観れば、イディーナさんも見られるでしょうか?
でもニューヨーク(それもタイムズスクエア)で王子様、加えてマーズデンさん、と来れば、いやでも(?)ヒューを思ってしまうのはファンの性(さが)というもので、エドワード王子の向こうに終始ヒューがちらついてしまいました。
ヒュー&ジミーも、ウルヴァリン&サイクロプスだけじゃなくて、いつかミュージカルで共演してほしいですね。やはり『The Boy From Oz』映画化を祈願しておくべきでしょうか。もちろん、ヒューのピーターにジミーさんのグレッグで。
『魔法にかけられて』公式サイト
映画やDVDも観てはいるものの、なかなか感想を書く時間がなかったり、アップするタイミングを逸したりしていますが、短くても少しずつ書いて行きたいです。
という訳で、今更ながら、もう一ヶ月近く前に観た『魔法にかけられて』の感想を。
ディズニーのセルフパロディと称される映画ですが、自虐的なものではありません。むしろこういうものを堂々と作れるところに、ディズニーの底力を感じました。
但し、この映画を面白がれるのは、ディズニーファンや、大方の元ネタが判るくらいにはディズニー作品を観ている人、アニメ部分がCGではなくセルアニメであることにディズニーの心意気を感じられる人。でなければ無心に観られる子供たちのどちらかに限られるのではないでしょうか?単に話題作だからということでご覧になる人たちは、置いてけぼりを食ったような気持ちになるのでは?
私自身はやや前者寄りなので、ストーリーはともかく、所々でうなずいたりニヤリとしたりしながら結構楽しめました。
そもそもナレーターがジュリー・アンドリュースという時点で「やられた!」と思いましたよ。彼女が主演した『メリー・ポピンズ』こそ、実写とアニメの融合シーンで話題となった映画でしたしね。ディズニー作品じゃないけど、『サウンド・オブ・ミュージック』のパロディもありました。
『眠れる森の美女』のドラゴンまで出してくれたのには感激。でも、戦うのが王子様じゃなくて……というあたりが現代風ということでしょうか。
IMDbのギャラリーに、この映画のいろいろなシーンとその元ネタ(アニメ作品)との比較画像が出ているのでご覧下さい。元ネタを知っていてもご存知なくとも楽しいです。
エイミー・アダムスのジゼルは、「ウザイ」と感じさせるほんの少し手前でそれを回避している匙加減が、脚本・演技ともに巧いなあと思いました。
エドワード王子役のジェイムス・マーズデンともに三十代なのも、アニメ(お伽噺)の世界から「こちら」の世界へ移行する上で寧ろ効果的でした。
一度は彼女を見放しかけたロバート(パトリック・デンプシー)が、やっぱり放っておけないという気になってしまうイノセンスも、実年齢が若い女優さんでないからこそ際立っていたと思います。
そしてマーズデンのテンションと歌の上手さは出色。この映画が成功した理由の半分くらいは王子とナサニエル(ティモシー・スポール)コンビのおかげでは?と思ってしまいます。ナサニエルの順応性の高さには爆笑。
ジミーさんにも、もっと歌ってほしかったなあ。ナンシー役イディーナ・メンゼルも『ウィキッド』で2004年トニー賞を受賞している人だし、歌うシーンが観たかったです。カットシーンで、王子とナンシーのデュエットもあるという噂を聞いたので、DVDに入れてくれることを期待します。
そして、2004年トニー賞と言えばヒュー・ジャックマン──って、無理矢理ですね 授賞式の映像を観れば、イディーナさんも見られるでしょうか?
でもニューヨーク(それもタイムズスクエア)で王子様、加えてマーズデンさん、と来れば、いやでも(?)ヒューを思ってしまうのはファンの性(さが)というもので、エドワード王子の向こうに終始ヒューがちらついてしまいました。
ヒュー&ジミーも、ウルヴァリン&サイクロプスだけじゃなくて、いつかミュージカルで共演してほしいですね。やはり『The Boy From Oz』映画化を祈願しておくべきでしょうか。もちろん、ヒューのピーターにジミーさんのグレッグで。
『魔法にかけられて』公式サイト