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昨日テレビ東京【午後のロードショー】にて、デイヴィッド・ウェナム出演作中「どこにいるんだデイヴィッド!?」度では一二を争うかと言われる(一応のメジャー作品の中で)『ノー・エスケイプ』が放映されました。
実はこの作品、3年前のちょうど同じ11月にも、同じ時間帯で放映されたことがあります。
その時(前ブログで)書いた感想も発掘したんですが、いま読み返すと、とても人前でお見せできる文章じゃない!
という訳で、新たに書き直しました。
監督マーティン・キャンベル、主演レイ・リオッタ。解説は allcinema からお借りして──
『西暦2022年、行進途中に指揮官を射殺した事から刑務所行きとなった軍人ロビンスは、その反抗的な態度から絶対脱出不可能の監獄島アブソロムへ送り込まれる。ロビンスは、“人喰い”と呼ばれる野蛮な囚人たちに捕らえられるが、辛くも逃げ出し、平和な村落を築いている一団に救われる……。』
上述「平和な村落」で「ファーザー」と呼ばれる指導者がランス・ヘンリクセン。この人も好きな俳優さんの一人です。むしろ、この人とかピーター・カッシング氏の顔とかが、自分が最も好きなタイプでして……
それはともかく今回のヘンリクセン、吹替がなんと滝田裕介さんなんですね!なんて勿体ない!親くらいの世代なら何と言ってもベン・ケーシーなんだろうけど、現在なら「金曜ロードショー」版(新旧版とも)オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)が最も有名かも。
あ、主演レイ・リオッタの声は山路和弘さんでしたよ、Nさん! その他の声優陣も(吹替ファンとしては)「無駄に豪華」な配役でした。
『ノー・エスケイプ』に話を戻すと、元の方の脇役さんたちも、その後他の映画やテレビ番組で有名になったり、よくお見かけする人たちが出演していて、そういう意味でも楽しかったです。
スティーヴン・ソマーズ映画の常連ケヴィン・J・オコナーもいました。『ヴァン・ヘルシング』ではイゴールの人。『ノー・エスケイプ』ではもちろん素顔だし若いし、けっこう目立っていました。悪役脇役ともキャラが立っているのは、この種の映画では重要なポイントだと思いますよ。
さて、その中で我らのデイヴィッド・ウェナムさんの出番はと言うと──
ご覧になった皆さん、お判りになりましたか?
レイ・リオッタが再び「アウトサイダー」の集落に乗り込む際、呆気なく倒されちゃった見張りの一人ですよ……
いやもう、本当に「一瞬」しか映らないんです
画面は暗いは台詞はないは、私にしても以前「ワンダーランド」さんで「多分これがそう」だと上げてくれたキャプ画像を見ていなかったら、絶対判らなかったと思います。
その画像を見た時も、初め「誰?このキツイ顔した女の子は?」などと思ったくらいです。何しろ若いし細いしカツラは長いカーリーだったし。
「ワンダーランド」さん、今は本サイトのギャラリーでもキャプチャが見られますので、サイドメニュー「ブックマーク」欄から飛んで、あちらでご確認下さいませ。
そういう訳で、デイヴィッド的には全く見どころない映画ですが、この手のB級映画好きな人間としては、なかなか面白く観られました。
それにしても allcinema の解説にもありましたが、これほど女っ気のない映画も珍しいですね。『大脱走』でさえ、通行人や列車の乗客くらいなら女性もいたのに、この映画はそれさえなし。いっそ潔いほどです。
この映画で認められたのか、監督のマーティン・キャンベルがその直後に撮ったのが、ご存知『007/ゴールデンアイ』。ショーン・ビーンが悪役を演じたことで名高く、X-MENシリーズのファンとしては、ファムケ・ヤンセンとアラン・カミングが共に印象強烈でした。
007シリーズでは『カジノ・ロワイヤル』も大成功だったし、『マスク・オブ・ゾロ』『レジェンド・オブ・ゾロ』二部作もあるし、安定したエンターテインメント監督として評価を固めつつあるようです。
そう言えば『ノー・エスケイプ』の悪役マリクを演じたスチュアート・ウィルソンって、『ゾロ』の悪い領主の人でしたね。
【午後のロードショー】、11/29木曜日にはいよいよ『リベリオン』が登場です!乞うご期待!?
私も近頃は、声を聴いただけで判るようになってしまいました
『ノー・エスケイプ』はその他、玄田さん小山さんに内海賢二さん等々、本当にムダに豪華な吹替え陣でしたが、けっこう面白く見られたのは、そのおかげもあったかも知れません。
平日の午後だし、デイジーはちょびっとの出番のようだし、この間の「ニューヨークの恋人」が大幅カットされてたという事でしたので、録画もセットしていませんでした…。
山路さんは本当にたくさん吹替えやってらっしゃいますね。最近は「これはもしや…」と声が判るようになりました(笑)