Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

今日のおでかけ

2022-07-03 21:36:51 | 演劇・ミュージカル
ときどき
今日は朝から雲多め。午前中は晴れ間も見えましたが、昼頃からは時おり小雨もパラつきました。気温は下がったものに湿度は上がり、蒸し暑かったです。それでも洗濯はしました。

お昼前に娘と待ち合わせ(auの通話回線が回復せず、連絡はもっぱらLINEです)、まずは《サイゼリヤ》でランチ。日曜日なのでいわゆるランチメニューはなく、アラカルトでデザートまで頼んでゆっくりいただきました。

それから電車に乗って多摩センターへ。トップ画像に掲げた公演を観に行くためです。
まだ時間に余裕があったので、新たに晴雨兼用傘を買ったり、フードコートでアイスミルクティーを飲んで一休みしたり。しかし頼んだお店がワンオペ状態で、手元にドリンクが届くまで30分くらいかかりました。お店の人が気の毒で責める気にもなれませんでしたが。
とまあいろいろありましたが、それでも余裕をもって会場へ向かうことができました。

パルテノン多摩 リニューアルオープン企画 杮落とし公演 『再開館を寿ぐ「三番叟」「二人袴」』

2年間の改装期間を経て今年の春プレオープン、そしてこの7月に本格オープンした《パルテノン多摩》の杮落とし公演の一つです。
息子とはこの春にホワイエその他、館内の探索をしましたが、娘と来るのはリニューアル後初めてです。



ロビーのモニターで見た大ホール内はこんな感じ ↑
午後3時開演、20分ほどの前解説と15分間の幕間を挟んで、終焉は午後4時50分でした。

演目はまず杮落としに相応しく『三番叟』。野村萬斎さんの荘重かつダイナミックな舞が見事でした。
幕間の後は、野村万作さんとお孫さん(萬斎さんの息子さん)である野村裕基さんが親子を演じる『二人袴』。場内から笑いの絶えない(小さいお子さんらしい声も)楽しい演目でした。裕基さんは小さい頃からTVなどでお姿を拝見してきましたが、台詞回しが萬斎さんに似ているなぁと思いました。そして、声を張るわけではないのに全ての台詞がちゃんと届く万作先生の発声の素晴らしさにも感嘆!
何であれ生の舞台というのは良いものだと、改めて感じました、狂言は初めてだという娘も、観られて良かったと言っていました。
パルテノン多摩では、これからもいろいろな公演やコンサートが予定されていますが、機会を作って通いたいものです。何しろ同じ市内ですし。

舞台の後は、京王プラザホテルの《南園》で、予約していたディナーオーダーバイキング。席に着いたまま好きな物が注文できるので、誕生日などで何回か利用しています。このたび写真は撮っていませんが、お腹いっぱい美味しくいただきました。
電車に乗って娘と別れ、間に合わないかもと思っていた『鎌倉殿の13人』にも間に合いました。時間が足りないので感想はざっと。

鎌倉殿、本日のサブタイトルは「悲しむ前に」。
そうは言っても、頼朝のことを本当に思って悲しむのは政子と安達盛長のみ。小四郎義時も悲しんではいても、それを表には出せない。
死の床にある頼朝の周囲で、御家人たちの思惑や不信が交錯し、誰を次の「鎌倉殿」とするべきかという問題含め文官たちは今後の処理に頭を悩ませ、そこに関連して北条家と比企家それぞれの野心や欲望が露わになり渦巻いて行く。気の好いパパではあるけれど大局を見ることができず、「田舎おやじ」でしかないことを露呈する時政。そんな夫を焚き付けるりく。かつて見たことのない表情で権力欲をむき出しにする実衣——あんなに仲の良かった北条家が分裂し始める。次の鎌倉殿と目される頼家も、母・政子よりも乳人である梶原景時の意を受けて動いている。彼らからは、ただ頼朝のために行動している政子や義時の方が「権力にしがみついている」ように見えるという皮肉。
そして政子は、頼朝の死後、夫が文字通り肌身離さず持っていた小さい観音像を、息子ではなく弟・義時に託す——

そんな中、土木担当と言うより優秀なテクノクラートのごとき八田知家や、頼朝の死の真相(馬に振り落とされたのではなく、その前に体調を崩していた)を推理し見抜く泰時など、冷静な判断を下せる人たちの存在が、せめてもの救いです。
救いと言えば、頼朝の最期そのものが救いあるものでした。意識もなく寝ついていたはずなのに、政子が初めて会った時と同じ食材で作った料理を枕許に置いた後、気づかれないまま起き出して縁側に座し「これは何ですか?」と、あの時と同じ言葉を政子に問いかけて息を引き取るのです。ライティング含め美しいシーンでした。
葬儀で頼朝の骨壷を託された安達盛長。夫の最期に寄り添った政子。ずっと側にいて、本当に「佐殿」を愛した二人に見送られただけでも、頼朝は果報者ですよ。

『鎌倉殿の13人』来週は参議院選挙開票速報特番のためお休み。次回は7/17になりますが、予告を見ると、いよいよ尾上松也さん演じる後鳥羽上皇が登場するようです。

大河の後はEテレで【クラシック音楽館】。N響の時期主席指揮者ファビオ・ルイージ指揮、またアレクサンドル・メルニコフのピアノでモーツァルトのピアノ協奏曲20番、ベートーベンの交響曲8番などの演奏でした。

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