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発売中の "Movie Star" 11月号、ヴェネチア&トロントの映画祭が特集されています。
国際的注目度はヴェネチアの方が上だろうと思いますが、ムビスタ的には当然の如くトロントをプッシュ!(笑)
web上で話題騒然だった、ヴィゴとショーン・B氏のツーショットも、もちろん大きいのが載っています。
一方、ヴェネチアにはティム・バートンが『コープス・ブライド』を引っさげて行っていたんですよね。で、栄誉金獅子賞を手にしたのが宮崎駿だったのは、皆さん既にご存知の通り。
この二人、お互いの作品を観たことはあるのか、あるのならどのような感想を持つのか、前々から興味があります。実はけっこう似た資質の持ち主だと思うので。
あとニュース・コーナーに007情報がちらっと出ていました。
この雑誌のニュース、実はソースが古かったり、信憑性に欠けることがよくあるのですが、今回も、ユアン・マグレガーで決まりか?みたいな書かれ方がされています。
でも、例のタブロイド紙の「ボンド役としては身長が不足している」という記事を引用したりして、何気に失礼。
一方ヒュー・ジャックマンの「相応しくない理由」は、「男らしさに欠ける」からなんだそうで。
わはははは!そりゃ、金色パンツで腰振って踊るようなヤツだからねえ。
ま、これは先頃ご本人が「やらないよ」と明言した訳だし、決着済みの話なのですが、それにしてもライセンスの行方は、やっぱり気がかりですね。
でもムビスタ、今回はエミー賞授賞式のヒュー写真(プレス・ルームのもの)をでかでかと載っけてくれているので許します(何様のつもりか)。
また同誌にも、立ち読みですませてしまった他誌にも、例の "300" のヒロイン(スパルタの王妃役)がシエナ・ミラーに決定、という情報が出ていました。或る意味タイムリーなキャスティング…なんて言ったら失礼だな。でも本当に、どんな感じになるんでしょう、あの映画。
さて、今月は各映画雑誌以外に『シアターガイド』でも、アル・パチーノ出演(主演…と言っていいのかな?主役じゃないけど)『ヴェニスの商人』が取り上げられていました。
パチーノも今や「怪優」と呼ばれるようになってしまったのねえ…昔はあんなに美しかったのに。
アントーニオ&バッサーニオの写真に添えられたキャプションが面白い。
「苦境に立たされる商人(左)と、そもそもの元凶(右)」だなんて…いや、確かにその通りなんですが。
ちなみに(左)がジェレミー・アイアンズで、(右)がジョセフ・ファインズ(笑)。
パチーノも含めて、なんちゅー濃い顔ぶれだ!
でも、これは私も観たいです。日本公開が危ぶまれもしましたが、全国公開の運びになって良かったですね。
マクベスなどは割と映画化し易いようで、事実何回も映画になっていますが(ハムレットも、特に舞台系の人なら一度はやりたいでしょうし)、『ヴェニス』は難しい部類かも知れませんね。お伽話っぽい部分あり、裁判あり、現代的解釈なら差別問題もあり…
でも、パチーノのシャイロックはやはり見てみたいです。