冬季五輪も終わり、さあ今日から通常運営に戻ろうと思っていましたが、目が覚めた時からひどい眩暈があり、なかなか起き上がれませんでした。実は深夜からその兆候はありましたが……
どうにか起き出して朝ごはんを作って食べたものの、今度は腹具合までおかしくなって……午前中ずっとそんな感じでした。娘と会う約束をしていましたが、外出できるかどうかわからなくなりました。
眩暈の方は薬を嚥んだらかなり落ち着きました。ひどい時はちゃんと歩くこともできなくなるので、今日はまだマシな方です。お腹も心配なので、昼食は買い置きしていた(いわゆるローリングストック)レトルトのおかゆ。こういうときには助かります。
それにしても、そんな悪いものを食べた覚えはないのですが……昨夜、オリンピック閉会式など見ながらナッツをポリポリしていたのがいけなかったのでしょうか。眩暈の方は気圧変化のせいかもしれません。このところ異様に眠いし、季節の変わり目は嫌ですね。
途中で具合が悪くなったらと考えると、外に出ることは直前まで躊躇しましたが、家にいてもただゴロゴロしているだけだと思い、出かけることにしました。娘に届けたい物も幾つかあり、市役所その他へ行く用事もあったので。
市役所で出すべき書類を提出して、そこからバスで娘の所へ向かいました。いつもより遅めの到着となったため、渡すべき物を渡してから早々に娘宅を出て、一緒に駅前まで出ました。
と、その前に《星乃珈琲店》へ。スフレパンケーキを頼み、ミルクティーと共にいただきました。
実は見た目より軽い食感です。外はカリッとして中はふわふわ。久しぶりでしたが美味しかったです。
お店を出て、それぞれ銀行でお金を下ろしました。2月は日数が少なく、週末や月末は別の予定もあるため、市役所も銀行も今日くらいしか行ける時がなかったのです。
その後、夕食は例によって《くら寿司》で。それからスーパーで買い物して(レトルトおかゆも買い足しました)、駅前で別れて帰る——という、いつものパターンでした。途中、体調が悪くなることもなく良かったです。
家で一休みしてシャワーして、9時からはドラマ『ミステリと言う勿れ』視聴。
子供への虐待を扱い、原作に於ても衝撃度の高かったエピソードをよくぞ映像化してくれたと、まず感謝したいです。整(ととのう)くんだけでなく、陸ちゃんや他の登場人物の数々の台詞のインパクトもそのままでした。安直な解決も正解もなく、ただそれぞれが考え続けなくてはいけない、という結末の重さも胸にのしかかります。陸くんを演じた岡山天音さん、香音人さんの早乙女太一さんも、それぞれ素晴らしかったです。
それだけに——風呂光関係のあの改変は何だ!? と思ってしまいます。警察内部でバディ的ポジションの人が必要だからとしても(原作でその位置にいるのが池本刑事だということは置いておいて)、そこに恋愛感情を交える必要がありますか?せっかく有名で演技力もある女優さんをキャスティングしたからには「ヒロイン」として目立たせなくては、という都合としか思えません。そもそも役柄上、整くんの方が最低7歳くらいは年下、しかも未成年ですよね?以前も書いたように伊藤沙莉さん自身は好きだからこそ、風呂光関係がノイズにしかなっていない現状を苦々しく思います。
というところで、或る人のツイートを読んで、牛田元刑事のエピソードと香音人さんの話が前後にあるとライカさんも実在するのか疑わしくなるところ、風呂光の目を通すことで、とりあえずちゃんと存在していることが判る、という意味もあることを教えられました。それでも恋愛要素は不要と思いますけどね。
少し置いて、NHKで『恋せぬふたり』も視聴。
良い友人でいられるとしても、恋人(保留状態)としては「解散」するしかない男女。片方の想いが恋愛感情であることが判ったがゆえに、親友でいられなくなってしまった女性同士。初登場時にはウザさの極みだったカズくんも結局いいヤツだし、千鶴さんだって、その想いが悪いわけでも間違っているわけでもない。もちろん咲子も高橋さんも誰も悪くない。
そこで、セクシュアリティの壁など乗り越えて行こう!とかいう悪い意味で前向きな話にはならないのが、この作品の優れたところです。相手の幸せを願うからこそ越えてはいけないものがある。自分ではその幸せを与えられないとわかっているからこそ、離れるという選択肢を取るしかないこともある。それぞれの優しさとつらさが切ないです。
そしてドラマの内容とは別に、また小田原へ行きたくなりました。