のち
今日はほぼ一日雨。気温もぐんと下がって寒かったです。というわけで外出も洗濯もせず、家でネットを覗いたり読書に励んだりしました。
さて——
2019年に石丸幹二さん主演で上演が予定されていながら中止となったブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』が、2023年5月に新たな形で上演の運びとなったことが、先頃ホリプロから公式発表されました。
近ごろ当ブログのこの記事にいつもより多めにアクセスいただいているのは、この新たな情報のおかげかもしれません。
2019年の『ファインディング・ネバーランド』(以下FNL)が上演中止に至った理由については、上記ブログ記事でも少し言及したように、ワインスタイン事件に起因する版権上の問題だったのだろうと推察されます。
少し前、英国での再上演の噂も小耳にはさみましたが、このたび日本で上演できるようになったのは、ブロードウェイ版ではなく日本オリジナル演出という形を取ったから——つまり別プロダクションとしたからではないかと思います。作品の上演権、演出権、楽曲使用権等、どこからどこまでが一体のものなのか、それぞれがどのようにクリアされたのかまでは判断できませんが。
このたびの新上演、楽曲や作品自体を好きなミュージカルファンも多く(来日公演もありましたし)、決定したことへの安堵や喜びの声も広がっています。
しかし——
石丸幹二さんのファンとしては、正直複雑な気持ちです。
繰り返しになりますが、FNLはもともと石丸さん主演で予定されていた作品です。自ら公演アンバサダーも務め、来日公演の主演俳優さんと対面したり、アメリカでのツアー公演観劇のため渡米したりもされていました。ここ数年は(上演中止になってからも)コンサートでは「ネバーランド」を必ずプログラムに入れ、CDにも収録して、素晴らしい歌声を聴かせてくださっています。その積み重ねやご本人の思い入れを考えると、自分は素直に喜ぶ気持ちになれません。ツイッターのフォロワーさんが「石丸さんの歌うネバーランドはもうコンサートでしか聴けないんですね」とおっしゃっていましたが、自分も夢がひとつ潰えた思いで、悲しみが勝ります。
しかし事の経緯を考えると、前々段で書いたように、このたび発表された「日本初演」プロジェクトは、石丸さんが演じるはずだった『ファインディング・ネバーランド』とは、主なストーリーと楽曲以外は完全に別物と考えた方が良いのでしょう。
そして、前企画が頓挫した埋め合わせとしてホリプロが石丸さんに打診したのが、この夏から始まる『ハリー・ポッターと呪いの子』主演なのではないかと勘ぐってさえいます。
新たに主演俳優として抜擢された山崎育三郎さんも素晴らしいミュージカル俳優さんですし、歌番組にご出演の際は必ず観るくらいには自分も好きです。そして山崎さんもまた、2020年にトート役として出演予定だった『エリザベート』がコロナ禍のせいで全公演中止になるなど、ミュージカル舞台から遠ざかることを余儀なくされた人でもあります。
ただ、山崎さん主演のFNLを自分が観に行くか、虚心に観られるかと言うと……
以上のような理由で、新上演情報に関してはなかなか記事にできずにいました。しかしあまりネガティブなことばかり言っていては、石丸さんの今のお仕事に水を差しかねません。
この企画に関わった人たちの中で誰が一番悪いかと言えば勿論ワインスタイン本人であり、そんなわけで自分としてはやはり
「くっそーワインスタインめ!」
と怒りをぶつけるしかないです。
新『ファインディング・ネバーランド』公式サイトも一応貼っておきます。実は自分の過去記事を見たら、前サイトのドメインは何やら不審なサイトに乗っ取られているようでした。というわけで、過去記事のリンクも修正しておきました。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』|【公式】ホリプロステージ
今日はほぼ一日雨。気温もぐんと下がって寒かったです。というわけで外出も洗濯もせず、家でネットを覗いたり読書に励んだりしました。
さて——
2019年に石丸幹二さん主演で上演が予定されていながら中止となったブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』が、2023年5月に新たな形で上演の運びとなったことが、先頃ホリプロから公式発表されました。
\情報解禁✨/ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』2023年5月上演決定💫主演:#山崎育三郎演出:#小山ゆうな『ピーターパン』を生み出した作家と、彼を囲む人々の物語を描く、感動のミュージカル。#ファインディングネバーランドhttps://t.co/qDqNGIulND pic.twitter.com/JCHJnVNqgN
— ホリプロステージ【舞台制作&チケット販売】 (@horipro_stage) April 24, 2022
◤23年5月上演決定◢\コメント到着📢/ミュージカル『#ファインディングネバーランド』「新演出版では日本初演となりますので、新しいカンパニーの皆さんと稽古場で一つ一つ丁寧に作り上げていき、長く愛される作品にしたいです。」✅主演:#山崎育三郎 pic.twitter.com/5ts6sXsK3S
— ホリプロステージ【舞台制作&チケット販売】 (@horipro_stage) April 24, 2022
◤23年5月上演決定◢\コメント到着📢/ミュージカル『#ファインディングネバーランド』「この全ての作家達・作曲家・作詞家の研ぎ澄まされたセンスとユーモアと素晴らしい言葉と音楽を大切に楽しんで頂ける素敵な作品を作れるようベストを尽くせればと思っております。」✅演出:#小山ゆうな pic.twitter.com/ShhiCRlqt9
— ホリプロステージ【舞台制作&チケット販売】 (@horipro_stage) April 24, 2022
近ごろ当ブログのこの記事にいつもより多めにアクセスいただいているのは、この新たな情報のおかげかもしれません。
2019年の『ファインディング・ネバーランド』(以下FNL)が上演中止に至った理由については、上記ブログ記事でも少し言及したように、ワインスタイン事件に起因する版権上の問題だったのだろうと推察されます。
少し前、英国での再上演の噂も小耳にはさみましたが、このたび日本で上演できるようになったのは、ブロードウェイ版ではなく日本オリジナル演出という形を取ったから——つまり別プロダクションとしたからではないかと思います。作品の上演権、演出権、楽曲使用権等、どこからどこまでが一体のものなのか、それぞれがどのようにクリアされたのかまでは判断できませんが。
このたびの新上演、楽曲や作品自体を好きなミュージカルファンも多く(来日公演もありましたし)、決定したことへの安堵や喜びの声も広がっています。
しかし——
石丸幹二さんのファンとしては、正直複雑な気持ちです。
繰り返しになりますが、FNLはもともと石丸さん主演で予定されていた作品です。自ら公演アンバサダーも務め、来日公演の主演俳優さんと対面したり、アメリカでのツアー公演観劇のため渡米したりもされていました。ここ数年は(上演中止になってからも)コンサートでは「ネバーランド」を必ずプログラムに入れ、CDにも収録して、素晴らしい歌声を聴かせてくださっています。その積み重ねやご本人の思い入れを考えると、自分は素直に喜ぶ気持ちになれません。ツイッターのフォロワーさんが「石丸さんの歌うネバーランドはもうコンサートでしか聴けないんですね」とおっしゃっていましたが、自分も夢がひとつ潰えた思いで、悲しみが勝ります。
しかし事の経緯を考えると、前々段で書いたように、このたび発表された「日本初演」プロジェクトは、石丸さんが演じるはずだった『ファインディング・ネバーランド』とは、主なストーリーと楽曲以外は完全に別物と考えた方が良いのでしょう。
そして、前企画が頓挫した埋め合わせとしてホリプロが石丸さんに打診したのが、この夏から始まる『ハリー・ポッターと呪いの子』主演なのではないかと勘ぐってさえいます。
新たに主演俳優として抜擢された山崎育三郎さんも素晴らしいミュージカル俳優さんですし、歌番組にご出演の際は必ず観るくらいには自分も好きです。そして山崎さんもまた、2020年にトート役として出演予定だった『エリザベート』がコロナ禍のせいで全公演中止になるなど、ミュージカル舞台から遠ざかることを余儀なくされた人でもあります。
ただ、山崎さん主演のFNLを自分が観に行くか、虚心に観られるかと言うと……
以上のような理由で、新上演情報に関してはなかなか記事にできずにいました。しかしあまりネガティブなことばかり言っていては、石丸さんの今のお仕事に水を差しかねません。
この企画に関わった人たちの中で誰が一番悪いかと言えば勿論ワインスタイン本人であり、そんなわけで自分としてはやはり
「くっそーワインスタインめ!」
と怒りをぶつけるしかないです。
新『ファインディング・ネバーランド』公式サイトも一応貼っておきます。実は自分の過去記事を見たら、前サイトのドメインは何やら不審なサイトに乗っ取られているようでした。というわけで、過去記事のリンクも修正しておきました。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』|【公式】ホリプロステージ