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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

コロナ日記

2022-09-25 22:11:58 | 雑記

昨夜は久しぶりにバスタブにお湯を張って入浴しました。
そして今日は久しぶりの晴天。気温も上がり、台風とコロナのせいで全くできなかった洗濯も久しぶりにできました。と「久しぶり」が続いています。

しかし、食べることに関しては今日もテキトーでした。そもそも食欲もあまりありませんし。しかし、さぞ体重が減少したのでは?と思い、測ってみたところ、コロナ感染前よりむしろ増えていたという……
まあメイバランスなど、それなりにカロリーも糖質も高いですからね。外出もしていないし、食べないでいると逆に何かちょっと口にしただけで「いま栄養を取り込まなくては!」と、体が判断してしまうのかもしれません。娘に相談したところ、とにかく現状ではカロリー摂取を優先した方が良いと言われました。ダイエットはちゃんと回復してからリトライします。
娘は今日も薬や食料の差し入れを持って立ち寄ってくれました。まだ家に上がってもらうわけにはいきませんが。

体温は時間による増減はありますが、36.5〜37℃で落ち着きつつあります。喉の痛みはほぼなくなりました。しかし咳は続き、特に夜間に発作が起きやすく、呼吸困難になりかける時さえあります。起きている時より、横になっている方が咳こみやすいのは、副交感神経のせいとか気道がせまくなっているせいだとか聞きますが、療養期間が明けてもこの状態が続くようなら、耳鼻科に相談した方が良いかもしれませんね。

日中は映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作中、今日は『二つの塔』SEEを観始めました。
TVではEテレの【石見銀山物語】も視聴。今や子育て世代の移住者に人気の町となった石見銀山町。自分も石見銀山発アパレルブランドなどに興味があり、一度ちゃんと現物も見てみたいです。
同じくEテレではカールさん&ティーナさんご夫婦の【古民家村だより】も。十日町の古民家村、どこかホビット庄を思わせます。近くににはエルフがいそうな美しい峡谷もありますし。
続く【ふるカフェ系ハルさんの休日】の今期最終作再放送は檜原村の古民家カフェからでした。
これらの番組で取り上げられた町や村に移住したいわけではなく、実際クルマを持っていないとどうにも立ち行かないと思いますが、憧れは感じます。

そして夜は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。サブタイトルは「オンベレブンビンバ」なる謎の言葉。これが何を意味するのかについて、この一週間、物議をかもしました。
それはひとまず置いて——
義も道理もない畠山重忠討伐の後、北条時政は執権としての職務や権力を奪われ、公的文書は以後もっぱら政子が発給することとなる。
面白くない妻りく(牧の方)は更なる暴走を始め、現在の鎌倉殿である実朝を退位させて、娘婿である平賀朝雅を新たな鎌倉殿に据えることを画策。場合によっては実朝暗殺も政子・義時姉弟討伐さえ辞さぬという、もはや狂気のクーデター計画を夫に持ちかける。
時政は三浦義村を味方に引き入れ、和田義盛邸に(また)遊びに行っていた実朝を拉致させる。が、義村は当然のごとく義時と既に内通しており、実朝拉致も八田知家経由で義時にわざと伝えさせるのだった。
将軍職辞任の起請文を書くよう実朝に迫る時政。畠山討伐の苦い経験から、そんな文書を易々と記すことなどできないと拒否する実朝。ついに時政は刀を抜き——

というのが主筋。で、「オンベレブンビンバ」とは何かと言うと——
肉親の間での陰惨な権力闘争の合間、事態が一触即発となる直前に、時政が野菜の束を抱えてやって来る。北条ファミリーが久々に顔を揃えた団欒の場で、時政はふと、亡き大姫が唱えていたまじないを思い出す。それが「オンベレブンビンバ」です。
いやいや、そんな言葉じゃなかったでしょうと、皆が口々に勝手な呪文(?)を唱え出すコント展開。実衣が(全成を思い出しつつ)唱えたものが最も近かったと思いますが、正確には「オンタラクウソワカ」でした。
コントシーンであると同時に、時政、政子、義時、時房、実衣と、親子きょうだい水入らずの和やかな一家団欒であり(りくはいない)、そして大姫の言葉を誰も正確に憶えていないのが、もう「あの頃」には戻れないということを象徴しているようで、切なく悲しいシーンでもありました。あの頃には畠山重忠も稲毛重成もファミリーの一員として参加していたことを思うと更に。
ツイッターで指摘されて思い出したのですが、大姫のそのまじないは、りくの子である政範が生まれた時、「おじじ様が命を吸い取られないように」と元気づけるために唱えたものだったのですよね。政範はその死によって、まさに時政の運命もそちらに引き寄せてしまったのか——
「オンベレブンビンバ」とは、またイタリア語で「子供のための影」を意味するとの指摘もあり、ツイッターではその解釈が主流となっていました。が、このたびの種明かしによって、それが「はずれ」となったわけでもないと思います。「オンタラクウソワカ」とは字数と「オン」しか合っていないし、やはりその意味も含ませていたのではないでしょうか。

この後、無謀なる賭けに出る時政ですが、実は本人もそんなことがうまく行くとは思っていないんですよね。政範を失ったことで狂乱し暴走する妻がただもう憐れで、自分だけは妻とその願いに寄り添ってやろうと、行き先が破滅と知りながら突き進むことに決めた——そういう「覚悟」なんですね。
次回はいよいよ、この北条時政謀叛、またの名「牧氏事件」の決着がつくことになると思われますが、その予告でもかつての楽しかった日々の映像が差し挟まれ、またも悲しい気持ちになりそうです。ここで勝利したとしても、義時にとってこのさき良いことなんて何もないですよね。承久の乱だって別に「良いこと」ではないですし。この大河、最後はどこにどんな形で流れ着くのでしょうか……

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