

今朝はなるべく早めに起きて洗濯も済ませ、10時頃に娘と駅で待ち合わせて、新百合ヶ丘へ出かけました。それでも予定より出足が少し遅れて、娘には怒られたのですが

肌寒さを感じたのは朝のうちだけ。出かける頃には薄地のコートを着ても暖かく感じるくらいでした。
向こうの駅に着き、ショッピングビル内のお店をちょっと覗いてから、開店と同時に牛タンのお店に入りました。レストラン街では、どのお店も11時前から待機列ができていてびっくり。
新百合ヶ丘まで行ったのは、先日行く予定でいたのに行きそびれたからでもあり、買いたいものがあったからでもあり、そして牛タン定食を食べたかったからでもあります。それがトップ画像。久しぶりの牛タンと麦とろご飯にテールスープも美味しかったです。
その後、書店で買い物などした後、娘の事務作業(?)のためカフェへ。テーブルが広く、あまり他の席のお客さんの目に触れない所——というわけで、これまた久しぶりに《珈琲店OB》に入りました。ログハウス風の内装で、コロナ禍前から座席同士が仕切られた半個室中心のお店です。実は入店したのは久しぶりどころか10年以上ぶりかもしれません。コロナ以後は(だと思いますが)店員さんとの接触はほぼなく、注文もタブレット方式に変わっていました。娘はホットのカフェオレを頼み、自分はちょっと高いと思いつつ、アイスカフェオレを頼んだのですが、それで届いたのがこれ!

…………形状はボウル(bowl)と言うか、むしろボール(ball)と言うべきか。ゆうに子供用ハンドボールくらいの大きさはあり、抱えるようにして飲みましたが、結局底の方に少し残ってしまいました。久しぶり過ぎて油断していましたが、ここはそういうお店でした。コメダ珈琲が東京に進出して話題になるずっと前から……
なお、向こう側に写っている人のことは気になさいませぬように

娘の作業が一段落し、お店も混んできたため、いったん外に出ました。大量の冷たいドリンクで体も冷えましたし。その後は別の建物や駅前の店で、お惣菜やお弁当、明日の朝用のパンなど買って、自分の最寄駅に戻りました。
そこで今度は《サイゼリヤ》に入り、おつまみ的なものをちびちび食べながら、娘は作業の続きを。自分は単なる付き添いです。その作業もとりあえずできるところまで片付いたので、自分はその後スーパーで買い物をして、駅前で娘と別れ、家路に着きました。帰宅した頃には4時を回っていました。
洗濯物を取り込み、一休みした後、例によって『孤独のグルメ』再放送をお供に、買って帰った《梅の花》弁当などで夕食にしました。疲れて晩ごはんを作る気力もないだろうと予測してお弁当やサラダ等を買っておいて良かったです。
食後はまた休みつつ本を読み、シャワーして、NHKのドラマ『大奥』に備えます。
赤面疱瘡が江戸市中にも広まり。小石川養生所も野戦病院状態に。特効薬になるかもとの期待をかけて進吉が持ち帰った「猿の胆」が投与され、当初は効果があるように見えたが結局は敗北する。責任を感じる吉宗、そして進吉こと水野。
このあたり原作にはないエピソードということですが、原作発表時には現実化すると思われなかった「パンデミックの時代」を、どうしても描いておきたかったのでしょうね。ドラマオリジナルと言えば、杉下と水野の感動の再会もオリジナルだということですが、これには逼迫した状況の中でもなごみました。
その後、進吉から書庫内に西洋の薬草を記した書物があると教えられた吉宗は、異国の書物の受け入れ及び男子に限り蘭学を学ぶことを許可する。ここは史実に則った話です。その少し前、赤面で命を落とした者の遺体を検分したいという小川笙船からの申し入れもあり、それらがそののちの医学薬学の進歩に繋がることも暗示されます。
ほどなくして江戸の赤面疱瘡はいったん落ち着く。それから7年後。吉宗の娘たちもそれぞれ成長していた。
美しく利発な次女・宗武に対し、長女の家重は言語障害に加えて排尿障害もあり、思うに任せぬ苛立ちを酒色で紛らわせていた。その有様は老中筆頭の松平乗邑が家重廃嫡と宗武擁立を吉宗に迫るほどであった。小姓頭の大岡忠光など数少ない理解者もいるが、加納久道の推挙により、吉宗の小姓を務めていた龍(たつ)という若い娘が、家重側仕えの小姓に任命される。
様々な障害ゆえに知的障害も疑われていた家重だが、将棋の相手を務めた龍は、実は家重が頭の切れる人物であることに気づく。むしろその知性ゆえに、思ったことを言葉で表現できぬ身を嘆き、母にはとうてい及ばぬ(と思い込んでいる)自分自身に絶望しているのだと。主君の苦悩に涙し忠誠を誓う、心優しく聡明な龍。彼女こそ後の田沼意次である——ということまでは、今回はまだ語られないのですが。
忠誠と言えば、加納久道の少女時代から変わることなき吉宗(信)に対する忠誠も語られる。なおも宗武擁立を主張する乗邑に対し久道は、次の将軍を指名する権限は将軍一人のものであり、そこに口を挟んで嫡子以外を擁立しようなどと図ることは謀叛であると一喝する。
その久道の「将軍の器」についての助言に加え、家重は自らを生きる価値もないとまで思いつめていると龍から聞かされた吉宗は、娘の許へと赴き、将軍の重い責務を説いた上で、「役立たずだから死にたいと思うなら、人の役に立つことで生きてみよ」と、長女を後継ぎと定める。娘を抱きしめる母の胸で、声を上げて泣く家重——
今回、家重を演じた三浦透子さんが本当に素晴らしかったし凄かったです。初登場の「ボンクラ」な表情の作り方と言い、一歩間違えたら実際にそういう障害のある人を愚弄し、何らかの差別を助長しかねないところですが、その陰の悲しみや絶望、そして孤独が表現されて、龍ちゃんと共に涙しました。思いが通じた母娘の抱擁にも。
次回は吉宗編の、そして第1期の最終回。秋からの第2期で、赤面疱瘡治療から幕末までが描かれることになるようです。