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『彼が二度愛したS』DVD

2009-04-25 23:51:41 | HJ出演作品レビュー
彼が二度愛したS [DVD]

Happinet(SB)(D)

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昨日アマゾンより届きました。ヒュー・ジャックマン製作・出演、ユアン・マクレガー主演『彼が二度愛したS』DVDです。
劇場公開時の感想及びこの作品の何とも困った点については、当ブログのここでさんざん書いたので繰り返しません。

特典はメイキング、未公開シーン、別エンディング、日本版予告編。
未公開シーンはジョナサンとワイアットの「トイレでの出会い」なんですが……まあ、なくて良かったな、と思いました。
別エンディングというのは、エンディングそれ自体だけではなくて、そこに到る終盤の展開も本編とは異なるのです。つまり、ワイアットは「S」に撃たれたりせずに姿をくらまし、ジョナサンとSは再会することなく、そしてジョナサンはひとり新天地で生きていくこととなります。
これについては、あれだけ悪いヤツが報いを受けることなく生き延びるのもどんなものか、というわけで、劇場公開版ではああなったということでしょうか。どっちにしても、ジョナサンくんがこの先どんな名前でどうやって暮らしていくつもりなのかは気になるところです。

メイキングを観て判ったことが一つ。マーセル・ランゲネッガー監督はこれが初監督作品ということですが、撮影監督のダンテ・スピノッティは大ベテランだったんですね。特に『ラスト・オブ・モヒカン』『ヒート』そして新作『Public Enemies』に到るまで、マイケル・マン監督と組んでの傑作は注目すべきところ(PEは公開前ですが)。他に『LAコンフィデンシャル』などもあり、サスペンス系作品での「絵」づくりを買われての起用だったのでしょう。
『S』も内容はさておき 映像は綺麗だなあと思いましたが、それは大部分スピノッティ氏の功績だったかも知れません。
実は、ヒュー・ジャックマン主演『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の撮影監督もこの人でした。これは『レッド・ドラゴン』のブレット・ラトナー監督との縁でしょうか。そして、今回はヒューとの縁で『S』に引っ張って来られたのかも。
脚本選びには疑問が残るものの、キャスティングとスピノッティ氏の起用については、ヒューの(と言うかSEEDプロダクションの?)プロデュースもまずまず成功だったと言えそうです。
スピノッティ氏には、今後ナルニア国物語シリーズ最新作『朝びらき丸東の海へ』も控えているそうで、期待が高まります。

日本語吹替版はちらっと観た(聴いた)だけですが、主演3人の声優さんは以下の通り。

ヒュー・ジャックマン:山路和弘
ユアン・マクレガー:平田広明
ミシェル・ウィリアムズ:高橋理恵子

殆どヒューのフィックス声優である山路さんですが、今回は『ソードフィッシュ』のガブリエルを思い出してしまいました。役柄のせいもあるし、ガブリエル(ジョン・トラボルタ)の吹替えも山路さんだったからかも知れませんが。

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